「学歴マウント」って経験したことあります?
相手よりも上のポジションをとって、優位性を自慢したがる、いわゆるマウントは学歴に限らず色々ありますよね。
「学歴、大学名に対して自慢したがる人なんているの?!」って思われるかもしれないですが、就活を始めてから実感するようになりました。
残念ながらいます。が、そんな人に伝えたい。学歴、肩書きにこだわっていて恥ずかしくないのか、と。もちろん、努力で手に入れた肩書ではあるでしょう。しかし、実はそうでもないこともあるのです。
今回の記事は、学歴マウントを取りたがる人だけでなく、学歴マウントを取られて困っている人が一歩踏み出すきっかけになったら嬉しいです。
学歴マウントは就活でも存在する?!それは避けられないのか…
学歴マウントは、就活を始めてからよく遭遇するようになりました。正確には、就活というよりも、大学外での活動が増えたからかもしれません。
大学外で活動し始めたのは、大学2年の春頃。様々なイベントに足を運びました。そのようなイベントでは、いわゆる「意識高い」と呼ばれるような学生が、放課後の時間を使って集まっていました。なので当然と言えば当然なのですが、立派な大学名の学生が多い傾向。
そうした中で薄々と感じる学歴マウント。最初のきっかけは自己紹介の時でした。一対一で自己紹介をしている中で、大学名を私が出してから急に愛想が悪くなり(私の思いこみかもしれないですが…)会話というよりも私が一方的に質問する状態になってしまいました。会話をする気がないというか、私に興味が無いんだと悟りましたよね。
もしかしたら、体調が悪かったとか、事情はあるのかもしれないですが、一人二人ではないです。けっこう同じような人いるんです…。
私は大学に関係なく交友関係を広めたいと思いイベントに参加しているので、学歴マウントを取ってくる人は残念でなりません。
といっても、くよくよしてても仕方ないので、なるべく自分の大学名は出さず、聞かれたら答えるスタンスで最後に言うようにしています。そしたら、○○さんすごいね→○○大学すごいと思ってもらえるからです。そう思ってもらえたら私の勝ちですね笑
イベントでは名札に大学名と名前を書くところも多いです。
社会情勢の影響で、オンラインに就活が移行してから、学歴マウントは減るかなと思いましたが、結局名前のところに「名前_大学名」と書くところが多いので同じという…。(大学名で把握したい狙いはわかるけど…)
就活イベントで多発?!学歴マウントあるある
最近で一番衝撃だったのは、オンラインの就活イベントでの学歴マウント。
大規模の就活イベントの最中に、講師から質問を二人で考えるようにと、ブレイクアウトルームにランダムで振り分けられました。私の相手は男性でした。
そして、初対面の男性はルームに入るなりこういったのです。
「大学どこ?」と。
まあ、ここまではよくあることなので、私は丁寧に場所を付け加えて大学の説明をしました。(会話のきっかけになるように)
しかし、相手はそれを無視し、何の反応もせずに講師からの質問の回答を答え始めました。
「自分から大学名聞いといて無視?」「しかも自分は名前も大学名も名乗ってないですけど、誰なんですか?」
そんな悶々とした思いを抱えながら、自分から相手に大学名を聞くのは相手の思うツボなので無視しましたが…。
名前よりも大学名を聞いてくる人は、大学名でその人を判断しているのでしょうか。無意識にそういう質問をしているのかもしれないですが、マナーとして自分の大学名は名乗る、もしくは相手の回答に反応するくらいはして欲しいですね。
私は、半年以上Twitterを運用していますが、TwitterのDMでも聞かれます。真剣な進路の相談に乗って欲しいという方にはお答えしますが、「大学どこ?」ってだけ質問する人はどうなのかなと思ってしまいますね。
学歴マウントを取りたくなる人って?
学歴マウントを取りたくなる人ってどんなことを思っているのだろう?なんて考えてみたのですが、私たちは気づかぬうちに色々なマウントを取っているのかもしれないなと思いました。性別、身長、体重、、人それぞれ言われたら嫌なことは違いますね。
聞いた相手がどのように思うのかを改めて考えて、気づかぬうちにマウントを取っていないか、気を付けて発言したいですね(自戒も含めて)
学歴ってぜんぶ自分のものだと思ってる?
学歴マウントを取っている人に聞きたいのですが、「学歴」って全部自分のモノ、自分が努力したおかげだと思っていますか?
「そんなの当たり前じゃん。努力したから得た学歴なんだよ」と思っている人も多いのではないでしょうか。
ここまで学歴マウントに対して発信してきて、私は学歴がないことを嘆いてるのではなく、学歴を得られない環境にいる人もいることを考えて欲しいのです。
学歴は本人の努力に関係なく、親の経済力や周りの環境に影響されるんです。努力ではどうにもならない、様々な事情がある中で、学歴を使ってマウントを取るのはどうなのかなと思ってしまいます。
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私の経験から、勉強はすべてカネがかかる!
この話は完全に私の経験談ですので、参考程度に聞いて欲しいです。しかし、こうした悩みを持っている方は少なくてもいるはずです。
私も、前までは勉強は努力次第だと思って勉強していました。小学校、中学校の勉強に関しては、本人の努力でどうにかなるかなと思います。しかし、小学生の時から薄々感じてはいましたが、勉強をするのにお金をかけている人も多いですよね。
小学校低学年から進研ゼミのチャレンジを受講している人は多いし、高学年からは塾へ行って受験勉強をする人も増え始める。中学生になるとさらにそれを実感しました。偏差値はある程度まで独学で伸ばせるんですが、それ以上上げるのに苦戦しました。受験直前に学習塾に活かせていただいたことで、偏差値が10上がったという経験をきっかけに、勉強はお金が必要であることを実感しました。
勉強の内容はわかっても、それを最大限活かすためには、お金を投資して、客観的な人の指導が必要なんですよね。進学校と呼ばれる高校に進学してからは、さらに塾へ通っている割合は高まりました。良い大学に行くために、高額な予備校代を払う。当然のことかもしれないけど、その代金を払えない人はどうすればいいのか。当時流行っていたスタディプラスで低額な学習はできても、高額な予備校には敵いません。なにが違うか、もうわかりますか?
あなたは、大学に行くまでに、どれだけ教育投資されてきましたか?
教材費、予備校代、、
多くの人は頼っているはずです。
ここまで聞いても、学歴はすべて自分のモノだと言い切れますか?
就活も、結局受験と同じ
学歴は投資されたらその分、影響があると思っていたのですが、これは就活でも結局同じなんですよね…。就活イベントに出席すると案内される有料セミナーのお知らせとか。それが悪いとかじゃないけど、就活でもお金がある人が良い質の就活講座を受けているんだなって。
学歴マウントに負けず、自分を高めることで開ける道
学歴マウントは、正直、もう古いと思います。もちろん、就活において学歴フィルターは存在するし、努力して大学に入学することは否定しません。しかし、受験の勉強ができること=仕事ができるとは限らないからです。私は様々な団体で学歴の高い方と一緒に活動してきましたが、結局は自分のスキル次第ということです。
2020年6月1日のITmediaの記事によると、
との見出し。
これからさらに働き方も変わってくる中で、会社に依存しない働き方が増えてくると思います。そのため、肩書きでは測れない個人の力が重要になってくるのではと思うのです。
また、環境に恵まれなかったら、努力できるところで勝負すればいい。今はSNSもこれだけ発展していて、誰でも発信できる世の中、逆転のチャンスは他にもあります。学歴や環境のせいにするのも、もうやめましょう。そういった肩書きに囚われず、自分を高めていくことで新たな道が開けるはずです。