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コロナ禍の大学生の現状

ある大学生の本音。コロナ禍でオンライン化進む大学生活の今…

2020年、新型コロナウイルスの影響で多くの方が身の回りの変化を感じた年だったのではないでしょうか。大学生の生活にもとても大きな変化がありました。ご存知の通り、大学生の多くはオンライン授業を受けています。

その中で、昨年の7月には「#大学生の日常も大事だ」というハッシュタグイベントがTwitterで起こり、話題になっていました。ニュースではあまり注目されない、オンライン授業のメリット、そして現在大学生が抱えている悩みや本音を、あくまで個人的な意見ですが発信させてください。

「#大学生の日常も大事だ」に思うこと

新型コロナウイルスが流行し、昨年の4月から授業は全てオンラインに。私は1年前、1月に大学に行った後、一度も行っていません。
7月頃になると、Twitterで「#大学生の日常も大事だ」というイベントがトレンドになっているのを見かけました。それまであまり注目されてこなかった、大学生のオンライン授業の問題点。
「大学生以外の学生は学校に行っているのに、大学生は家にずっと籠っていなければならないの?」「授業が雑で、課題が多すぎる」「友達ができない」…
確かに私も大学生なのでとても共感します。

1年以上ずっと家で作業しているし、友達と話す機会はとても減りました。
でも、だからといってオンライン授業が完全に悪いような風潮には疑問を持ちます。オンライン授業ではなく、対面授業の再開を!と意見を述べている方も多く見かけますが、それはあまりにも短絡的な思考なのではと思ってしまいます。

Twitterをみて、オンライン授業は完全悪なのか考える写真

オンライン授業って完全悪なの?

最近、よく言われるのが「オンライン授業、大変でしょう?」という言葉。
近所の人など周りの人からすると、オンライン授業=大変という印象が根付いているようです。本当にオンライン授業は大変なのでしょうか?ニュースなどを見ていると、オンライン授業が完全悪のように感じます。

正直言うと、オンライン授業はとても便利です。
あくまで個人的な意見ですが、オンライン授業になったことで、自由に使える”時間”や”お金”が増えました。大学まで自宅から通っていたので、その通学時間・交通費が無くなったこと。その分、勉強や他の活動の時間が増えました。そして、オンライン授業であればどこでも自由に受けることができるだけでなく、大学の机より広い部屋で対面の時よりも集中して勉強ができます。

オンライン授業だと勉強ができない、と言う人は対面授業の際は集中して全ての授業を受けていたのでしょうか?美大や理系の方は対面とオンライン授業では質が違うので例外です。
しかし、私が通っている私立文系大学では、前列で集中して授業を受けている学生はほんの一部です。他の学生は、後ろでスマホをいじったり、友達と話したり。

その光景を見ていたので、対面授業でもオンライン授業でも、勉強する人はする、遊ぶ人は遊ぶのではないかなと思います。

大学の本当の意味は?

オンライン授業が問題になってから、大学の意味について改めて考えるようになりました。

オンライン授業でも勉強はできます。理系の私立大学に通う友達も、むしろ通学時間が減って問題とじっくり向き合う時間が増えたので成績が良くなったと言っていました。

「#大学生の日常も大事だ」を発信し、対面授業を望む方々にとって大学とはどのような意味があるのでしょうか?
多分ですが、友達と一緒に過ごす時間を重要視しているように感じます。勉強というよりも今しか過ごせない青春を過ごしたいのかなと。私もその気持ちはとてもわかります。大学生活でしかできない、サークル活動、部活、イベント…すべてが出来ていません。大学へ通う理由は人それぞれです。
「人生の夏休み」と言われる大学生活を望んでいた方にとっては今の状況はとても辛いかもしれません。せめて、全てを対面授業に変えるのではなく、対面授業とオンライン授業の選択ができるようになるといいなと思います。
オンライン授業のメリットが少しでも見直されて、公平な視点で大学生の意見を見てほしいです。

大学の本当の意味を考えるにあたって大学の写真

これからの大学生に求められること

これからの大学生に求められることは、社会の変化に対応する柔軟性ではないでしょうか。
大学の授業がオンライン授業になったことは誰も予測不可能だったことです。

しかし、不満を漏らす人が多くいる一方で、黙々と今できることに挑戦をしている人もいました。私は自粛期間中に、学生団体を立ち上げました。メンバーは一度も直接顔合わせをしたことはありません。それでもzoomを使って毎週会議を重ね、立ち上げることができました。オンラインだからこその葛藤はもちろんありましたが、オンラインだからこそできることも多いはずです。

新型コロナウイルスの変化だけでなく、これからは様々な変化が訪れると思います。その中で活躍する人になるためには、変化に対してどう向き合うかが必要だと考えています。
今は辛いことも多いかもしれないですが、できることを少しずつ進めていきたいですね。