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「百聞は一見に如かず」中国留学を通して得た視点と留学の意味

皆さんは「百聞は一見に如かず」という言葉を一度は聞いたことがあるでしょうか?「百回も聞くより、一度実際に自分の目で見る方がよくわかる」といった意味のことわざです。

なぜ、私がこのようなことわざをテーマにしたかというと、私自身が中国へ留学に行った際に、このことわざを痛感したからです。

今回は、中国に対する偏見から実際に留学で得た視点、そして留学の意味について考えていきましょう。

中国に対する偏見

正直、今まで中国に対してあまり良いイメージは持っていませんでした。父が中国に対して批判を言っているのを小さいころから聞かされていただけでなく、メディアの影響も大きいのではないかと思います。

日本に住んでいると中国に対する良い情報って耳にすることって少ないように感じます。たとえばマンホールに子供が落ちたとか、中国で起きた事故の映像とか、爆買いをしている人の情報などを見ていると、中国は「危ない、過激な人が多い」といったマイナスのイメージを持ってしまうのも無理ないのかなと思います。しかし、こうした日本のメディアで中国に対する良い情報が流れていないことに気づいたのも留学に行ってからで、今まで20年近く生きてきて、中国に対する知らず知らずのうちに芽生えていた偏見に気づいていませんでした。

中国を好きになるきっかけ

それほどまで偏見を持っていたのに留学?と思う方もいるかもしれませんが、高校生の時に出会った友達が中学出身だったのがきっかけで中国の良さに気づきました。

中国人の全員がニュースに流れるような人ではなく、情報はごく一部であるということを友達を通して知り、それならば自分の目で実際に確かめてみたい!と思ったのです。

中国に限らず、同じように知らず知らずのうちに持っている偏見がある方もいるのではないでしょうか…持ってしまうのはしょうがないことですが、そのまま他人の情報に流されずに私は中国の良さに気づくことができて良かったなと思っています。

「ハタチの一歩」で無料で留学へ

留学に行きたい!とは思ったものの、大学の補助金が出るとはいえ安い出費ではありません。グローバル化に力を入れている大学だったので周りは留学に行く人が多く、留学費用が用意できない自分に落ち込みました。

それでも、日本にいて出来ることを頑張ろうと決意し、授業では2年間、留学に行く人と一緒にみっちり中国語を勉強し、中国語検定にも挑戦しました。

その後、大学2年生の春に「ハタチの一歩 ⁻20歳 初めての海外体験プロジェクト」という観光庁主催の海外体験を無料で提供するプロジェクトを知り、応募してみたところ見事当選。全国で200名の枠だったのでかなり倍率は高かったらしいですが、今までコツコツと中国語の勉強を続けていたからこそ、当選できたのだと思います。

百聞は一見に如かずを実感

5日間、ツアー形式で上海や杭州の各地を回りました。交通マナーや食文化の違いには驚きましたが、日本と文化が違うのは当たり前のことです。それを日本人が批判するのは少し違う。そして、現地の学生と西湖の周辺を2時間ウォーキングするイベントがあり、日本語と中国語を駆使して会話を楽しんでいた時、中国の方の人懐こい行動が印象的でした。まるで親友のように腕を組んだり、愛情表現があって日本では味わえない人の良さを実感。そして買い物の際に慣れない中国語を使っていると、優しく応対してくださった人も。今まで感じることができなかった中国の人柄の良さに気づきました。

また、以前から気になっていた、中国では子供がよく狭いところに挟まるのかといった質問などをしてみると、「そんなことは滅多になく、そういったニュースが日本で流れているのは恥ずかしい!」と話していました。

日本で見ていた中国の姿は、一部分でしかない、とまさに百聞は一見に如かずを実感した体験です。

留学の意味

グローバル化を推進している大学に入り、留学に行くことが凄いみたいな風潮をひしひしと感じていました。最初は私もその流れに乗ろうと必死でしたが、留学の意味についてしっかりと考えて留学に行っている人は一体どれくらいいるのでしょうか?

留学から帰ってきた人の感想の多くは、「もっと語学の勉強、日本の勉強をしておけばよかった」という意見が多いそうです。

確かに海外に行くという経験そのものが価値のあることだと思いますが、目的を持った留学でなければ何も収穫を得ることはできず、ただの旅行になってしまいます。

今年は新型コロナウイルスの影響で留学をできる状況ではありませんが、今の期間に留学に行く意味をしっかりと考えて、悲嘆しているのではなく今の環境でできることを積み重ねることでいつか道が開けるのではないかと思います。私もいつかのために、日々勉強を惜しまずに励んでいます。

私たちが普段受け取っている情報はすべて正しいとは限りません。インターネットが発達している現代だからこそ、重要なことわざなのではないかと思います。