街角キャリアラボ学生ライターのりんちゃんです!今回は2023年卒就活ラボの技術職内定者で座談会をしまして、理系学生の就活について語りました!座談会は私と同じ工学系の学科で気の知れた仲間2人と本音で就活のことを語っています。そして全員学部生で大手技術職への内定をしています!その点含めて、なぜその技術職を選んだのかしっかりお伝えしていこうと思います!
就活ラボは積極的に参加していると本質的な就活ができますのでおすすめですよ!
今回座談会に参加してくれた23卒就活ラボ理系学部生の簡単なプロフィールです!
りんちゃん 航空会社 技術系総合職/座談会のスタッフ
Sさん 自動車メーカー 技術系総合職
Nさん 総合電機メーカー スマホ開発の技術職
座談会は6月上旬に行いました。24卒のみなさんに興味を持ってもらえることをトピックに取り上げましたので、ぜひ読んで頂けたら幸いです!
なぜその会社に行こうと思ったのか
Sさん「私は祖父母の介護の経験から介護に関わるモビリティに関わりたいと思って、自動車と介護に関わる仕事ができる企業に就職を決めた。」
Nさん「学生時代は宇宙エレベータの機体フレームや機構などの機械設計をしたりプロダクトデザインの勉強をしたりしてきた。3年の6月頃の時点でスマートフォン関係の仕事がしたいと決めていたよ。スマホのように電車とかでもみんなが持っていて、きれいなデザインのものを一年単位とか短いスパンで設計できることがしたいと思っていたからこの企業へ行こうと思ったよ。」
りんちゃん「自分も大学では回路とソフトウエアの設計をしてきて、特に安全なシステムを作るという点はこだわってやっていた。就職先では航空機整備をメインにやるんだけど、航空会社は安全あってのもの。研究で培った安全への意識と技術を活かして、好きな航空機のそばで働けると思って、この企業に決めた!」
自分の研究と企業のやっていることって違うよね?理系特有のお悩み
りんちゃん「自分は安全を絡めて研究と仕事を結びつけていたけど、みんなは研究のことを就職活動で企業に対してどう話していた?」
Nさん「確かにスマホの開発メカ設計は全然違う。宇宙エレベータの設計では見た目のデザイン性にこだわってきて、誰かがそれを見てどう思うかという部分にはお金をかけて良いじゃないかと考えて設計をしていたよ。」
Nさん「だからそういう意味では、デザイン性と性能を兼ね揃えた設計がきっと良いんだっていうことを実際に作ったものを伝えながら、ここにこだわりがあるんだ!っていう価値観を伝えていたかな。実際に就職する企業も製品へのデザインについてもすごく重視していたから。」
Sさん「自分も研究そのものが活かせるとは思ってなくて。ただ、チームで何か作ったり完成までのマネジメントをしたりすることは身につけてきたから、会社でもチームで活動すると思うし、その点は活かして行けると思う。」
就活始めたときから内々定決まるまで志望先はどう変わっていった?
Sさん「自分は本選考までに色々な業界を見ていたよ。例えば、メーカー、介護、金融とか。ただ介護に関わる自動車メーカーにたどり着いたのは、自己分析をきちんとした影響だと思う。自己分析していったことで、介護とものづくりをしたいと思うようになった。そこから業界を調べていくうちに、介護ベッドとかもあるのを知って、最終的に自動車メーカーの介護カーをやることに決めたよ。」
Nさん「私はものづくりの設計とデザインを考えることが好きで、性能も兼ね揃えていてデザイン性も良いものをずっと作りたいと思っていた。そう思う中で、機械を設計する上でデザインが重視されるものってなんだろうって考えたの。車のデザインとかもあるけどそれはデザイナーの仕事で、スマホだったらメカの人がデザインに関わることができるから、スマホの開発を選んだ。それに加えて、1年単位で新しいスマホを開発できるし、小さなものを作れるところも自分のやりたいこととマッチしていると思ったよ。」
りんちゃん「自分はずっと何をやりたいのかわからなかったから、Sと同じでいろんな業界を見ていた。自分のやったことがよく反映されるとともに人の生活を支える仕事で、そのとき好きだったプログラミングと合わせて考えた結果としてSIerと3年の夏の頃は考えていたけど、なにか違うなって思っていたんだ。
そしていろいろ受けているうちにインフラ業界も価値観にマッチしているなと気づいた。そこから2月に航空業界が採用再開を発表して、航空機整備も自分の整備した機体がお客さんを乗せて飛ぶっていう点が縁の下の力持ちというところとマッチしているなと思って、航空業界の中でも整備を希望したよ。」
りんちゃん「とにかく行きなさいって思ってる。自分のやりたいことがその会社でできるのか確かめるっていう意味でも行ったほうが良いかな。例えば、航空業界でも航空機を整備する会社、空港でお客さんを案内している会社、機内食を作る会社と一つの会社ではなく、別々になっていることがあって、その会社でやりたいことができるか見極めるためにインターンには行ったほうが良いと思うかな。」
Nさん「日程の長いインターンには行ったほうが良いと思う。本当にやりたいことなら行っちゃえば嫌でも仕事内容分かるし、逆にこの仕事はできないのかってその場で分かる。結局説明会とか採用ホームページ見ても会社のことは一部しかわからないからね。」
Sさん「自分の行く企業はそれなりに有名だけど、これからやりたい介護カーの開発って会社の事業の中では自動車と比べてあまり知られてない分野だと思う。例えばOB会とか直接社員に聞くと知らなかったことが知れるし、ここならやりたいことができるって気づくきっかけになるから、行ったほうが良いよ。」
24卒に向けてのアドバイス!
Sさん「夏のインターンとか始まってくると思うけど、なにか参加したら毎回誰かに話すと良いと思う。家族でも友達でも。『こういうことをやったんだよね』と話していくうちに、あれは良かったな、これは嫌だなってわかってくる。そうすると嫌な事だったら同じことは繰り返さなくなるし、やりたいこともどんどん明確になってくると思う。あとやりたいことって見つけるのは大変かもしれないけど、やりたくないことは結構明確だったりするから、それを含めて考えると良い就活ができると思うよ!」
Nさん「この時期とか来年の3月に、早く内定決まった人が周りにいると焦ると思うんです。ちゃんと就活している人ほど思うはず。でも焦る必要はなくて、Sとかはだんだんやりたいことが決まっていって、結果としてやりたいことが実現できる企業に内定をもらえる人もいる。それを焦ってきちんとした目標も無く片っ端からインターンとか受けちゃうと、就活やった感が自分の中に出ちゃって、ある程度経つと「あれ自分何も得てないな」っていう状況になっちゃう。だから自分で業界業種何やりたいか考えておくと、身になる夏のインターンになるんじゃないかなって思います!」
りんちゃん「いろんな企業を見ることかな。Nさんも言っていたけど片っ端から受けるのは良くないよ。自分自身いろんな事に興味持つ性格だから、この業界で良いのかなとかすごく考えちゃう。事実、上場企業だけでも3800社くらいあって、これをやりたいと思える企業を探すのは当然大変。地道ではあるけど、自己分析しながら自分ならこの仕事良いんじゃないかなって考え続けるしかない。それを続けていくと自分の場合やっと2月になって航空業界だ!ってなった。今頃から進めると1年くらい就活するわけで、全力で続けることはできないから、程よく1day行ったり企業調べしたりして就活とほどよく付き合って進めて行けばいい結果にはなると思います!」
まとめ
今回は私とお友達2人で理系内定者座談会をしてきました!24卒のみなさんに興味を持ってもらえるトピックを取り上げてお話しましたが、参考になれば幸いです!
この3人は同じものづくりを大学でしてきていますが、それぞれが違う業界職種に進んでいきます。理系だからこの業界、その研究ならこの仕事というものは無く、自分の価値観や「やりたいこと」と照らしあらせて就活をしてほしいと座談会をして思いました!
最後に、就活ラボ、ぜひ参加してみてください!24卒のみなさんが良い就活、キャリアを歩めますように!ありがとうございました!