fbpx

就活の時点でのやりがいってどこまで追い求めるべき?社会人になる前に考えてみた

こんにちは!街角キャリアラボの学生ライター、せりです。現在、私は大学4年生で就職まであと3ヶ月。配属先も決まり、内定先と連絡を取ることも増えてきていよいよだなぁと感じています。

せり
せり

配属先は予想外だったけれど、そんなに家から遠くなかったので一安心

ちなみにこの時期の大学4年生が何をしているのか、25卒や26卒の皆さんにお伝えしておくと(あくまで私の場合ですが)、かなり楽しく遊んでいます。

私の大学は卒論が12月上旬に提出なので、終わってしまえばあとは自由。卒論提出したあとは、すぐに2泊3日の韓国旅行に行き、その3日後には友達と外苑前のクリスマスマーケットにお出かけしてお泊まり会、その次の日には別の友達とクリスマスパーティーと、卒論提出前とは180度違う生活を送っています。

せり
せり

ちなみに2月3月も旅行の予定を詰めているので半分くらいは東京にいません。楽しみすぎる

ただ、年明けに7時間くらいの口頭試問があるので年末年始はスライド作りです。4年生、自由とはいえ油断大敵。バランスを取りながらも、楽しく過ごせるのが理想ですね。

やりがいってどこまで追い求めるもの?

前置きは置いておいて。先日、新卒1年目の友人と遊んでいたときにこんな相談を受けました。

「仕事辞めたいけれど、何が向いているか分からない」

彼女は介護系の会社の企画職。大学卒業後、九州から上京して現在の会社で働いています。彼女の話は以下の内容でした。

  • 大学で特別支援教育について学んでいたけれど教員は自分のライフスタイルに合わないと思ったので就職した。ただ、就活時点での仕事のイメージと実際の業務内容にギャップがあって続けるのがきつい
  • 自分がやりたいと思っていた営業のポジションが社内に用意されていないから、社長の鞄持ちになる可能性が高い。でも社長の直下にいるのは体力的にかなりハードそう
  • そもそも自分に営業が合うかも分からない。なんで上京したのかも分からなくなってきている

正直、社会人でもなんでもない私には最適なアドバイスは思いつきません。それでも話を聞く中で、1つの疑問が頭に残りました。

せり
せり

就活時点でのやりがいってどこまで追い求めるべきなんだろう…

他の新卒1年目はどう考えている?

複数人の新卒1年目の友人にやりがいについて聞いてみると、いろいろな答えが返ってきました。

自分の夢のためなら他のことは別に犠牲にしても良いと思っているから、仕事にはやりがいを求めている。かなりハードだし給料も高くはないけれど満足している」

「人間関係の良さとか働きやすさとかも魅力的だけど、結局やりがいを感じられないと20年も30年も働き続けるのは難しいと思うからやりがいを感じられるかは大事」

一方、やりがいよりも働きやすさを重視する声もありました。

女性の場合、結婚や出産でライフスタイルがガラッと変わる瞬間があって、それはそんなに先のことじゃない可能性も高い。現実的に働きやすさに目を向けた方が生きやすいと思う」

人間関係とか職場の雰囲気が最悪だとやりがいすら感じなくなるから、働きやすさは大事」

どちらの意見にも納得できる部分はあります。私は大学2年生で足を骨折して1ヶ月どこにも行けなかったときに、「身体が動くときにやりたいことやらないと後悔する!」と思って興味の赴くままに挑戦し続けるようになったこともあり、やりがいを求めることには賛成派。ただ、20代後半くらいのお姉さん世代と話していると、やりがいだけでは精神・体力的に厳しいのかなと思うこともあります。

もちろんやりがいと働きやすさの両方を追求できるのが理想ですから、就活中の25卒や26卒の方にはどちらも追い求めることをおすすめします。ただ、やりがいは自分の興味関心に合わせて変容するものだし、就活時点でのイメージと実際に働いたときでギャップがある可能性も高いので、結構難しいなと思っていて。

そもそも仕事が合わなければ転職すれば良いと言う意見もありますが、実際、そう簡単にできるとは限りません。一人暮らしをしているなら生活費を稼ぐ必要がありますし、転職活動の対策をする時間も不可欠。

失業保険が受給されるのは、新卒から雇用保険に加入したとしても1年経ってからです。仕事をすることが人生の全てではないけれど、とくに若いうちは生きていくための手段になることが多いので、「働きたくないから今日でやめる」は現実的に厳しい部分もあるでしょう。

結局、やりがいってどれくらい重視すれば良いの?

個人的には、働きやすさについては十分にリサーチしておくことが大事で、やりがいについては大きく外していなければ良いのかなというのが現状の結論です。

実は、「年間休日日数が入社前に聞いていた話と違った」という話は意外とよく聞きます。

また、同期がいない会社やフルリモートの会社だと、気軽に話せる人が周りにいなくて孤立しているような気持ちになるという意見も聞きました。自分にとっての働きやすさとは何かを含めて、その辺りは就活時点でしっかり見定めておきたいところですね。

一方、やりがいについては難しいところです。大学生と社会人では考えが変わるだろうし、その期間で会社の状況も変化するでしょう。となると、自分が絶対嫌だと思うことには踏み入れないようにするのが安全なのかなと思います。もちろん、組織に属している限り100%思い通りにはならないでしょうが。

せり
せり

じゃあ、やりがいで失敗しないためにはどうすれば良いの?

記事を読んでいる方の中にはこのような疑問を持つ方もいると思います。そんな人たちに解決策の1つとしておすすめしたいのが自己分析です。人によっては(過去の私とか)甘くみがちな自己分析ですが、その効果を感じるのって就活時点よりもその後なんじゃないかなと思うんです。

実際、冒頭で紹介した私の友人は、周りがみんな学校の先生を目指す中での就活だったため、進め方が分からず自己分析もしていなかったとのこと。そのため、今になって初めて自分の適性を見極め直すために自己分析に取り組み始めていると言っていました。

せり
せり

私の場合ですが、自己分析は、「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」や「メモの魔力」などの書籍で進めました!売り上げ30万部を突破している有名な本なので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

やりがいを追い求めるなら十分な根拠を持って

「入社したらイメージと違った」

その原因は会社にもあるのかもしれませんが、自分のリサーチ不足とも考えられます。また、自分の適性を知らないまま「営業がやりたい」「マーケティングに興味がある」と臨み、取り組んでみたときにこれじゃない感に悩まされることもあるようです。

もちろん、新卒で入った会社が人生の全てではないとは思いませんが、できる対策を怠って後悔してしまうのはもったいないのかなと思います。

私自身、まだ社会人ではないので入社してからどう感じるかは分かりません。ただ、自己分析で悩んだ期間があったからこそ、自分の向き・不向きを考慮して行動できるようになりつつあるかなと思います。

この記事を読んでいる25卒・26卒の皆さんには、自己分析を行うことで、やりがいも働きやすさもしっかり追い求めて欲しいです。