こんにちは!街角キャリアラボの学生ライター、せりです。
突然ですが、皆さんはバンジージャンプを飛んでみたいと思ったことはありますか?
私は大学生の間にずーっとやってみたいと思っていて、1年生の頃は大学の友達と「バンジーを飛ぼう」というLINEグループを作っていたくらい。ただ、コロナや他の予定でなかなか行けず。
大学4年生になって、やっぱり飛びたいと思ったので、高校の同級生と2人で挑戦してきました!ということで今回は、バンジージャンプのリアルレポを紹介します。
バンジー飛べば人生で怖いものがなくなると思ってた
タイトル通りですが、私がバンジーを飛びたいと思った理由は、バンジー飛べば人生で怖いものがなくなると思ったから。結構単純ですね。一緒に行った友達も、「死ぬまでに1回はやりたいよね」とのこと。
そんなわけで、2人で行く日を決めたら、電車やバンジージャンプの予約をします。バンジージャンプができる場所は、よく言えば自然豊か、本音を言うと交通の便が悪すぎるので、車を使わない場合は念入りにチェックしておきましょう。
帰りが間に合わない場合は、泊まりも検討した方が良いかもしれないです…
また、靴は飛ぶときに落ちてしまうことがあるそうなので、しっかりと靴紐が結べるものを選ぶのがおすすめ。女子はスカートやワンピースを避けましょう。
私はワンピースの下にジャージを履きました!
いざ、現地へ
向かったのは、茨城県の常陸太田市の竜神バンジー。日本で2番目に高いとされるバンジージャンプで、100mの高さを誇ります。
高すぎて実感が沸かない。そして普通に寒かった…
竜神大吊橋がジャンプ台となっていて、歩行部分の下にバンジースペースが設けられている形です。平日に行きましたが、観光客や地元の方々などがたくさんいらっしゃってとても賑やか。ちなみに地元の人はとてもフレンドリーで、「近くに綺麗な滝があるんだよ」「バスは3時間に1本しかないから気をつけてね」などたくさん話してくれました。
11時に到着したけれど、飛ぶのは12時からだったので一旦お昼ご飯を食べることに。竜神大吊橋のすぐ隣にある、「レストラン森の風」に行きました。
ラーメンや定食などがありますが、有名なのは蕎麦みたいです
蕎麦とラーメンは一緒に茹でているということで、蕎麦アレルギーの私は麺類を食べられず。もつ煮込み定食を選びましたが、友達が食べていたお餅入りのラーメンが美味しそうでした。
そして食後、バンジージャンプの受付へ。受付はポップな音楽がガンガンにかかっているログハウスで、ワイルドな見た目のお兄さんたちが4〜5人いました。
予約の確認をし、契約書の内容をチェックします。バンジージャンプは自己責任のアクティビティで、万が一のリスクがあることから、必ず契約書にサインをしなければなりません。
注意事項や保険などさまざまな内容がありましたが、契約書の一番最後に書かれていた「ジャンプ台に立ってからクレームを言うのは、ボクシングのリング上で殴られて文句を言うようなものです」的な文章が個人的にツボでした。
契約書までワイルド!
料金として17,000円を支払い、フルハーネスを付けます。その後、体重を計測してジャンプ台へ。ちなみに私たちのときは他に6人のジャンパーがいたのですが、全員TikTokerらしく、インスタライブをしてました。
やっぱりバンジーって動画の企画になりやすいんですね。
対応してくれたお兄さんに、バンジーを飛びに来る人の理由を聞いてみると、メジャーなのは結婚式のムービー撮影らしいです。
ジャンプ台に立つと一気に現実感が湧いてくる
フルハーネスをつけて橋を歩いていても、正直そこまで緊張せず。移動中もお兄さんたちが明るく話しかけてくれたり、橋を歩いている人たちに「頑張ってね!」と応援してもらえたりしたこともあり、普通に楽しみだなという感じ。
ただ、いざジャンプ台に到着すると一気に緊張感が増し始めるように。足元はネットだから下がよく見えるし、もちろん窓はないし、風も強い(気がする)し。フルハーネスで身体の重心が若干前になっているから、しっかり踏ん張っていないと落ちそうでビビりまくる私と友人。
どっちが先に飛ぶかをじゃんけんで決め、こんなときだけしっかり勝利する私がトップバッターに。ハーネスの固定を確認し、眼前に広がる森を眺めながら、深呼吸をします。
冷静なように見えていたようですが、内心は「怖い!無理!帰りたい!」でした
ちなみにバンジーを途中でリタイアする人はあまりいないようですが、ここで腰が抜けて飛べなくなることもあるみたいです。その場合、返金はされないので相当の覚悟をしておく必要があります。
「ジャンプしたら、頭から飛び込んでくださいね」と準備をしてくれているお兄さんがアドバイス。怪我のリスクを減らすための安全な飛び方なんだそう。他にも、飛んだあとに足に巻いているテープを外して引き上げの準備をする方法や身体の動かし方なども、念入りにレクチャーされます。
ただ、怖くて何も頭に入ってきませんでした!
そしていよいよカウントダウン。カメラを構えているお兄さんとスマホで動画を撮っている友達にピースして、「5、4、3、2、1。バンジー!」
お兄さんのカウントダウンに合わせてジャンプ。身体がふわっと浮いたと思ったら、頭から急速に落ちていきます。体感4秒くらい。100mって意外と長い。
飛んでいる間、目を開けられなかったのが心残りです…
一度着地したので目を開けると、真下の綺麗な川が見えました。そしてそのままバウンド。
このときは目を開けられたので、紅葉や川などの景色を満喫できて大満足。
バウンドは1回だけなので、2回目が来るタイミングで足のテープを剥がします。ここで私はやり方を忘れてしまっていたので、上からお兄さんに指示されながら進めることに。
なんとか引き上げてもらって、友達にバトンタッチ。友達も緊張していましたが、カウントダウンに合わせてあっさりジャンプ。スマホで様子を撮っていたのですが、一度飛んでしまえばあとはずっと楽しそうでした。ちなみに一度飛ぶとジャンプ台にいることが全く怖くなくなり、私も身を乗り出して様子を眺めていました。慣れってすごい。
無事に引き上げられた友達も、「楽しかった」と満面の笑み。飛ぶ瞬間は怖いけれど、飛び終わったらとっても楽しいバンジー体験でした。
2人で「来年は日本一のバンジーがある岐阜に行きたい!」って盛り上がってました!
飛んだらヒーロー扱いされる
飛び終えたら、2人で記念撮影して移動します。ここで、橋に戻った瞬間、知らないおじさんが「飛んでいるの見ていたよ!凄かったね」と駆け寄ってきました。びっくりしていると、近くにいた人たちにも拍手され、気分はまるで窮地を救ったヒーローのよう。
飛ぶのに夢中で気づかなかったけれど、結構多くの人に見られていたみたいです…!
その後、なぜか話しかけてきたおじさんと握手を交わして3人で記念写真を撮ったり、その娘さんにもう一度友達と2人で記念写真を撮ってもらったりしながらログハウスへ。ちなみにおじさんは北海道から来ていたらしく、コロナぶりの家族旅行だったらしいです。素敵。
ログハウスで無事に飛んだことを讃える賞状を受け取り、ハーネスを外してもらいます。もらった賞状は、次回飛ぶときや他の地域のバンジーを飛ぶときの割引クーポンになるとのこと。
その後、茨城の名物っぽいシャーベットを食べたり、私たちのあとに飛んだTiktokerたちの様子を見たりして、バスで水戸に戻りました。
バンジーチャレンジ大成功!
結論、バンジーはすごく楽しかったです。飛ぶ瞬間は頭が真っ白になるくらい怖いけれど、そのあとは開放感と達成感が胸いっぱいに広がります。
もちろん、飛べなくても返金なしですし、怪我や事故は自己責任なので、安易におすすめできるものではありません。
ただ、人生で1回はやってみたいと思っているのなら、勇気を持ってジャンプ台に上がってみても良いのかなと思います。
人生で怖いものがなくなったかは分からないけれど、確実に度胸はついた気がします!