「大学生のうちにやるべきこと」はあるのだろうとはわかっている。けれど、「やりたいことがわからない。」「やっと就活が終わって時間はあるけど、まだ大学生のうちにやるべきことがあるの?」という人もいるかもしれません。
大学生は、社会人に比べると格段に自由にできる時間が多く、体力的にも充実している年齢です。大学生の間に考えたことや経験したことは、今後の社会人生活や人生にも大きな影響をもたらします。
今回は、何をするべきかわからない人や就活が終わって時間がある人に向けて、大学生のうちにやるべきことをご紹介します!
大学生のうちにやるべきこと
大学生のうちにやるべきこと、と特別に言われるには理由があります。それは、かつて大学生だった人々が「大学生のうちにやっておけばよかった」と思っていることが多くあるからです。
大学生は比較的自由にカリキュラムを選び、組み立てられるので時間を作りやすいといったメリットがあります。また、大学は専門的な設備が充実していることから、学習や研究にも適しています。自分とは異なる経験や環境、目的をもった多くの人と出会える貴重な時期でもります。
張り切りすぎず、ゆるい気持ちで始められそうなことはあるのでしょうか?
就活が終わったら、大学生の次のステージは社会人です。就活が終わった大学生は、まさに「社会人のタマゴ」と言えるタイミングでしょう。
殻を破って、社会人として大きく羽ばたくために大学生のうちにやっておくべきことには何があるのでしょうか?
「コロナ禍ではなにもできない」と感じている人もいるかもしれません。しかし、おうち時間にもできることはあります。
大学生でいられる期間は限られています。とりあえず、なんとなくといった動機でも良いので具体的に動いていくことをお勧めします。
大学生のうちにやるべきこと:やりたいことがわからない人編
「やりたいことがわからない」と感じている人は、身近にあるやってもいいと思うことから始めてみてましょう。張り切りすぎずゆるい気持ちで始めることがポイントです。
部活やサークル活動は、同じことに目標や興味のある人が集まるところです。
共通点が多い人とは打ち解けやすいうえに、一緒にいても楽しいことが多いです。しかも、学年や大学の枠を超えた人とのかかわりができます。部活やサークルで身に着けたスキルや経験は、自分のアピールポイントにもなりますし、自信にもつながります。
また、組織だって活動したり問題解決に取り組んだ経験は、社会人になってチームで働くときに役立ちます。
楽しいことだけでなく、苦しいことも一緒に乗り越える仲間は、より深く理解しあえるかけがえのない存在。やりたいことがわからなくても、仲間と一緒なら見つけられることもあります。
大学生のときにできた「同じ釜の飯を食った」仲間は、その後の人生においても支えとして続いていく関係になることが多いです。
映画は、ただストーリーを楽しむだけでなく、その作品にかかわる国の文化や歴史的背景にも自然と目が行きます。するとそこから、外国語への興味や、諸外国の文化や歴史にも関心が湧くこともあります。やりたいことがわからない、から、やりたいことが見えてくるかもしれません。
また、大学生ならではの特権と言って良いのが、身近に図書館があることです。大学の大きな図書館には、専門書以外にも多くの書物があり、しかも無料で借りることができます。図書館の本なら、合わないと思ったら読み切らなくても大丈夫。ベストセラーでなくても、気になる本を手に取ってみたら意外と面白かったということもあります。
映画や本は、他の世界への1つの扉になるだけでなく、人間関係づくりのはじめのきっかけにも役立ちます。
社会人になって、取引先の方と話をするときにの話題の1つになるかもしれません。やりたいことがわからなくても、大学生のうちに、話題の引き出しを増やしておくことはできます。
・アルバイト
・ボランティア
・講座
やりたいことがわからないなら、まずは外に出てみるというのも手です。
アルバイトやボランティアに挑戦してみるのもお勧めです。出会った人たちから新たな考え方を学んだり、業界の仕組みを知る機会にもなります。「苦手」と思い込んでいた仕事も、やってみたら「案外できた」となれば自己肯定感の向上にもつながります。
講座を受講すれば、自分と同じように「やりたいことがわからない」と考えている大学生や、悩みを抱えている人との出会いもあるかもしれません。経験豊かな講師や、実際にさまざまな業種で働く人の声を直に聞くこともできます。すると、自分の可能性に気づいたり、新たな自分を発見する機会にもなるでしょう。
自己投資は未来の自分への贈り物になります。
大学生のうちにやるべきこと:就活が終わって時間がある人編
社会人になると、自由な時間を作りにくくなることが多いです。就活が終わったら、時間を有効に使うことをお勧めします。ステップアップに繋がることをしたり、今ある交友関係をさらに深めるのも良いでしょう。
資格は社会人になったときに自分の武器になります。基本的に、資格は何であれ役に立ちます。自分の可能性を広げるという意味においても、とっておいて損はありません。
一般的に知られているTOEICなどの語学の資格とスキルは、持っていると仕事にも役立ちますし、プラベートでも活かせます。
運転免許は学科と技能の両方を身に着けていくため、取得には思っているより時間がかかります。時間に余裕のある大学生のうちに取得することをお勧めします。自動車学校には、大学生用の学割も用意されているところもあるため特にお得です。
また、秘書検定などの資格は、就職してすぐに使える電話対応や一般的な社会人のマナーを身に着けることができます。
他にもたくさんの資格がありますが、内定した会社の業種で活かせそうな資格をチェックしてみると良いかもしれません。
就活が終わって時間ができたら、旅行もお勧めです。大学生なら学割が使えるため、お得に旅することができます。また、特に海外旅行は、まとまった時間があるときにしか行けません。
街の雰囲気を感じたり、生活様式を目の当りにすると、自分の当たり前が当たり前でなかったことに気づきます。その土地のスーパーなどに足を運ぶと、暮らしが見えてくることがあります。同じ商品でも、自分の暮らしている地域と旅先とでは値段が違ったり、一般的なものとそうでないものが違ったり。
見えてくる違いは、ものの価値だけではありません。根底にある、人々の考え方の価値基準にも気づくでしょう。自分の視野も大きく広がり、ものの見方や受け止め方も変化します。
旅行では、戸惑うことやハラハラすることがあるかもしれません。それも旅の醍醐味。少し心細い1人旅も、旅先での出会いや親切な人のぬくもりを感じられる機会になります。
就活の緊張感から解き放たれたら、友情をさらに深めたり恋愛も楽しみましょう。
学生時代は、さまざまな背景を持つ人々との出会いの時でもあります。生まれ育った環境が全く違う人。現役で大学生になった人、浪人して大学生になった人、社会人を経験してから大学生になった人。
損得感情の関係ない純粋な友人関係は、社会人になってからでは作りにくくなると言われています。当然のことながら、社会人として働く中では、落ち込むことや悩むことがあります。そんな時、気持ちを打ち明けたり相談できる仲間がいるというのは、心強いものです。
恋愛は、友人関係とはまた違った人間関係です。
特別な1人に対して深い興味を持ち、相手の気持ちを考える。ちょっとしたしぐさや表情にドキドキしたり、考え込む体験は、他にはありません。
互いのことを深く知り、絆を結ぶことの難しさや尊さ、楽しさには想像を超える心の働きが伴います。
気持ちを伝えあう方法や、人との距離の測り方を自然と学ぶ機会にもなります。また、自分について知ることにもなるでしょう。
コロナ禍でもできる!大学生のうちにやるべきこと
新型コロナウイルス感染症の影響で、おうち時間が増えました。大学生のうちにやるべきことは、外でたくさんの人と一緒に行うことばかりではありません。おうち時間に1人でもできることはあります。
人にはそれぞれ好きなことがあります。それが、家で1人でできることなら最高です!まずは、その好きなことをとことん追求してみましょう。
例えば、アニメが好きだとします。
最近のアニメの中には、さまざまな社会問題を背景にして作られた作品が多くあります。ただ観て楽しむのも良いですが、とことん深堀りしてみてください。今まで考えたことのなかった問題に目を向けるきっかけになります。
好きなことばかりをやっているように見えても、そこに何らかの気づきや発見、考えが生まれると視野が広がります。また、気づきや考えを何らかの形で発信することで、コミュニティーが広がることも。
好きなことにとことん時間を費やすのも、大学生のうちにやるべきことです。
おうち時間だからこそ気を付けたいのが、生活のリズム。時間がある上に、家で過ごすとなるとつい夜更かししてしまったり、ダラダラと寝てしまうことも。意識的に身体を動かさないと、運動不足にもなりがちです。
また、大学生から社会人になった人が陥りがちなのが、生活のリズムの変化による体調不良。特に夜勤や変則的な勤務のある職場では、注意が必要です。大学生から社会人になると、環境だけでなく、生活自体も大きく変わります。
就活が終わった人は特に、健康管理だけはしっかりできるようにしておきましょう。
一人暮らしの人は、簡単に食事の用意ができるよう料理を勉強しておくのもお勧めです。コンビニやレトルトも悪くはないですが、栄養のバランスや飽きの来ない食事のレパートリーを増やしておくと役立ちます。さらに、節約になるというメリットも!
包丁やまな板を使わずに、10分くらいで作れる「ずぼら飯」や、食材のストック方法などもたくさんあります。
パソコンは就職した後、あらゆる場面で使用していくことになります。また、コロナ禍において「リモートワーク」が推奨され、パソコンのスキルは必須となってきました。
大学生のうちに、簡単な文字や文章を打ち込むだけでなく、表計算ソフトやプレゼンテーションソフトも使えるようにしておくことをお勧めします。
会社では、専用のソフトを使用していることがよくあります。そんな時、イチからパソコンの使い方を学んで専用のソフトまでとなると間に合いません。ある程度のパソコンのスキルがあれば、職場の業務を覚えることに集中できます。
行ってみたい場所やお店の情報をまとめ、友人にリモートでプレゼンテーションしてみるのも良いかもしれません。おうち時間に楽しみながらスキルを身に着けることができます。
まとめ
人生を考えると、大学生よりも社会人と言われる時間の方が圧倒的に長いです。まさに、大学生時代は、「人生の夏休み」とも言われる貴重な時間。
大学生のうちにやるべきこと、やっておいた方が良いことを充実させることで、後の人生もより豊かにすることができます。
焦らなくても大丈夫。動きを止めなければ、自分の中の何かは確実に変わります!
参考文献
・やらないと絶対に後悔する!就活が終わったらやるべきこと15選をご紹介
・大学生がやるべきこととは?就活に役立つ経験ってあるの?
・【就活が終わったあと入社までにすること】心得ておきたい注意点3つ
・大学生のうちにやるべきこと。今も将来も楽しむために。
・大学生がやるべきこと20選を解説!やるべきではないことも5つ紹介
・大学生がやるべきことは?学生時代にやって良かったこと14選!