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【大学生】コロナ禍でも留学に行く具体的な方法

皆様こんにちは!街角キャリアラボの学生ライター、ゆりです。
これまで、タバコを初めて吸ってみたり、垢抜けに挑戦してみたり、苦手なブラックコーヒーを飲んでみたりと、企画をやることが多かったのですが、今回は初めて、自分のことについて書いてみようと思います。というのも私、この夏から1年間休学をして、カナダへ留学をすることになっていて。コロナ禍での留学に至るまでの流れやモチベーション、具体的な方法など、自分の留学計画の経緯の全てを、お話したいと思います。

そもそもなぜ留学に行きたかったのか

まず、そもそも私がなぜ留学に行こうと思っていたのかお話しします。「大学生になったら留学したいな」と思い始めたのは、中学生のころでした。カナダの親せきの家で2週間ほどホームステイをさせてもらったことがきっかけです。

そこでの経験を通して、海外への興味が湧き、英語を話すことの魅力に気づくことができました。それ以来、留学生や外国人の先生に話しかけたり、オンライン英会話をしたりといろいろな手段を駆使して、高校生までに日常会話がなんとなく出来るようになりました。

しかし、飽きっぽい私は、日常会話がなんとなく伝わるようになった途端に向上心が落ちてしまい、これ以上国内で英会話を上達させるのは無理だと諦めてしまいました。

「海外で、無理やりにでも英語を勉強する環境で自分を追い込まないと、これ以上の上達は見込めないな」と、あまりよくない諦め方をして、高校生のころには、「大学生になったら一年くらい留学する!」と決めていました。それは親にも相談をしていて、ありがたいことに応援してもらえることになりました。大学受験では、留学プログラムが充実している国際関係の学部に進学しました。

つまり、大学一年生時点での私の留学目的は、英会話の上達。一年くらい海外に行けば、少しは上達するのでは?という安易な考えからでした。

延期に延期を重ねた交換留学

交換留学とは、大学間で契約をして、学生同士を一定期間、文字通り「交換」する留学形態のことです。自分の大学の学費を払い続けるのみで良いので、かかるのは渡航費と現地での生活費のみ。値段を抑えた留学ができます。大学に入る前から留学することは決めていたので、大学の交換留学の募集があった時、すぐに応募しました。一年生の6月に応募をすると、二年生の夏から留学をすることが出来ます。

目的は英会話の上達だったので、英語圏か、そうでなくても英語で開講している大学の中から第五希望まで出し、第五希望であるアメリカの片田舎にある大学への留学が決まりました。大学の提携校はアメリカが圧倒的に多く、特に興味はなかったけれどアメリカの大学に多く希望を出していました。寮の手配をしたり履修を組んだりして、いよいよ留学が現実的になり、希望と不安が心の中を浸食し始めたころ…

新型コロナウイルスが猛威をふるい始めました。

そのあとは、半年ごとに延期、延期…気づいたら三年生の春になっていました。約1年半もコロナ禍が続いています。延期している留学も、今にも中止の連絡が入りそう。留学に行けない可能性が高くなってきたけれど、どうしても留学はしたい。そんな思いから、大学三年生の春に私費留学(個人契約の留学のこと)の検討を始めました。

留学したい

コロナ禍で留学に対する考えの変化

大学の交換留学が無理そうなので、自力で外部から留学先を探すことにしましたが、「そもそも留学に行くべきなのか?」という葛藤や、「外部から探すにしても、選択肢が多すぎて選びきれない」という問題にぶち当たりました。そこで、これまであまり考えたことのなかった、「留学で何を得たいのか?」「留学の意味とは?」という問いを考え直すことにしました。

コロナ禍や大学での学びを通し、自分の中で多少の考え方の変化がありました。例えば、アメリカでなく他の国に行ってみたいなという思いが出てきたり。留学することの醍醐味は、別の文化の中で生活することによる新しい価値観を取り入れることではという考えが芽生えたり。コロナ禍の一年半で、留学に対して考えの変化がありました。

先ほど、自力で留学先を探す際に、国や学校などの選択肢が多すぎて困ったと書きましたが、選択肢を絞るには、留学の目的を今一度考え直す必要があったのです。

考えた挙句、留学での目的を
・英語の上達
・新しい価値観をとりいれる(=多くの留学生や地元の人に触れる)

に絞り、留学先を考えることにしました。その具体的な方法については、次にお話したいと思います。

具体的に留学先を探した手順

前の段落でお話した「英語の上達」「新しい価値観をとりいれる」という留学の目的に加え、より現実的に留学先を絞るため、自分なりに次の4つの条件を設けました。

  • 自分の実力に見合っていること
  • 予算が許すこと
  • 就活の早期開始に間に合うこと
  • コロナ禍でも受け入れてくれるかつ、比較的安全と考えられる国であること

上記の条件を頭に置きながら、私がどんな留学を選択したのか一緒に見ていきましょう。

実力に見合う留学形態の探し方

私が調べた範囲で、留学における一般的な選択肢を次の4つに分類しました。下へ行くほど難易度は高くなるよう表記してあります。まずは、この4つの中で、私の実力に見合うのはどれなのか?ということを考えます。

  • 語学学校
  • 専門学校(College)への留学
  • 大学(University)への留学
  • ワーキングホリデー

語学留学は、そもそも英語の文法から不安がある学生が行くものです。さらに専門学校(ここではCollege とする)と大学(ここではUniversity とする)では、必要とされるTOEFLの点数が違く、大学のほうが高く設定されていることが多いです。ワーキングホリデーは、お金を貰って働くのですから当然、さらに高い英語力が求められることになります。

英語のレベルに関して、私の場合、TOEFLが74点。語学学校に行くとしたら少し物足りなく感じるかも知れないが、大学への留学には80点以上必要であと一歩、足りないくらいです。

ちなみに大学間の交換留学と個人的に契約する大学への留学は、求められる英語力が違うことが多いです。同じTOEFLの点数でも、交換留学は受け入れてもらえるが私費留学では受け入れてもらえないということが起きます。私の大学の場合、交換留学には最低TOEFL60点で行くことができました。有名大学を志望する場合のみ、それが70、80時に90と上がります。最低60点で海外の大学に留学出来るというのは、私費留学と比べるとハードルが低いものです。

また、もう一つ注意しておきたいのが、日本でいう専門学校と、海外でいう専門学校(College)は少し違うということです。私が渡航するカナダの話になってしまいますが、日本よりも大学(University)への進学率は低く、最終学歴に専門学校を選ぶ人も多いです。CollegeからUniversityへの編入も可能ですし、転職前のキャリアアップのためにCollege を利用する人もいます。日本の教育の常識を海外にあてはめてはいけないというのはどの国にもいえることです。

ここまでの情報を踏まえて自分の英語の実力と照らし合わせると、個人契約での大学留学とワーホリは選択肢から消去されます。語学学校か専門学校への留学が現実的というとこまで絞られました。

現地の留学エージェントを頼って情報収集

ここまで絞ったのは、自分だけの力ではありません。例えば、海外の特定の大学で必要とされる英語力を色々調べるのに英語のサイトを訪れましたが、正直言って英語が頭に入ってこないのでGoogle翻訳使いまくりでした。笑

Google翻訳以外でかなりお世話になったのが、現地の留学エージェントの方々でした。留学エージェントって怪しいイメージありませんか?私はあります。自分でやれることなのにやたらとお金を取られるイメージ。最初は半信半疑で頼り始めました。色々な記事を読んで、どのエージェントさんなら信頼できるのか探っていましたし、様々なエージェントさんを比較検討しました。それでも、今は沢山頼らせて頂いていて、私費留学する人にはぜひ利用して欲しいなと思います。

「無料」とつく留学エージェントさんは旅行会社のHISのような業務形態で、顧客側はむしろ安く学校と契約できるとのこと。(HISを利用すると、通常のホテルの価格より安くなったりしますよね。これは、HISがホテル側から利益を得ているからだというのと同じ理屈だと思います)そのエージェントさんに相談してみると、自分ではたどり着かなかっただろうなという情報に行きつくことができ、今のところ利用して良かったと感じています。個人的に設けたエージェントの判断基準は、口コミの良さと、情報提供をしっかりとおこなっているか否かです。

現地のエージェント

例えば、私がお世話になっている「マイルストーンカナダ」さんは、YouTubeチャンネルやTwitterなどで、現地のコロナ状況等を常に更新しています。HPも見るだけでビザを自分で全て発行できるようになっています。また、現地のスタッフさんとLINEをつなぎ、留学に関して調べていても分からないことを相談してくださったり、時には電話で話を聞いてくださり、大変助かりました。

留学エージェントの利用は、日本人のコミュニティに参加できるという利点もあります。エージェントのもとには、私と同じように留学準備を進めている不特定多数の日本人の状況が集まってきます。他の人はどのくらいでビザが降りているのかなどを、簡単に知ることができることもメリットです。
本当にステマではないのですが、お世話になっているカナダの留学エージェントであるマイルストーンカナダさんには今のところ大きな不満もなく、大変満足して利用させて頂いています。

私が最終的にCo-op留学を選んだ理由

カナダにしかない留学プログラム「Co-opプログラム」。専門学校での学習と、就労体験が一体化したカリキュラムとなっています。私は最終的に、このプログラムに参加することにしました。メリットに感じたのが、次の4つです。

  • 最初に設定した留学する理由や、自分のレベルに合っている
  • 個人契約のカナダ留学にしては安く抑えられる
  • 柔軟なスケジュールにより就活の開始にも間に合わせることができる
  • カナダが、コロナでも比較的安全かつ受け入れてくれる国である

【理由1】留学する理由と自分のレベルとマッチしている

もともとの留学の予定はアメリカの大学への留学でしたから、コロナのせいで留学の内容が変わることに対し、最初は少し抵抗がありました。一年生で大学から募集があった当時は別の選択肢を考えずに脳死で大学への留学を決めていましたが、コロナで留学が白紙になったことで一から留学を組みなおすことになりました。

留学の選択肢に専門学校や語学学校という選択肢が出てきて「なぜ留学をするんだっけ?」と考えたときに、「英語力の向上」と「新しい価値観を取り入れること」と結論づけたので、とくにアカデミックな場所での学びは必要ではないと考えました。海外で生活することが出来て、人々との関わりがありさえすれば目的は達成できる。そのことが、大学への留学以外への選択肢を選ぶことを後押ししてくれました。

【理由2】カナダ留学にしては安く抑えられる

カナダの場合、学費が日本では信じられないほど高いです…Co-op留学も、実際の授業を受けるのは4か月間なのに学費が85万円…大学なら年間で300万円ほどかかることも。日本の相場とあまりに違くて最初は見間違いかと思いました。後半の4か月は賃金付きの就労体験があったり、授業がある期間でも、現地でのアルバイトが許されていることは、なるべくお金を抑えたい私にとっては魅力的でした。大学を通さない私費留学だとどうしても学費が吊り上がっていきます。少しでも値段を抑えられるようにすることが大事ですよね。

【理由3】就活の開始に間に合わせることができる

留学するに当たって悩ましいのが、就活の問題です。私は大学三年生なのですが、就活のために休学をして留学をします。23卒が24卒になります。帰国したら、夏のインターン選考がはじまる5月までには帰ってきたいと思っています。留学を決める際に、私の行こうとしている専門学校は半年、8か月、1年と選択肢が多いのがよかったです。1年間だと夏のインターンの選考に間に合わないからです。なんとか、就活に間に合うよう留学の選択肢を探してきました。

【理由4】コロナでも比較的安全かつ受け入れてくれる国

本当は北欧に行ってみたかったのですが、コロナの状況が芳しくなく、断念しました。オーストラリアも英語圏でコロナの感染者数も少なく良いかなと考えたのですが、海外からの人を受け入れていないことや厳しいロックダウンにより、コロナの感染者を低く抑えている国だったので、こちらも断念。そんな中、カナダは当時、世界で二番目にワクチン接種が早い上に、外国からの人の受け入れにも比較的積極的という政策方針でした。また、私が行くバンクーバーという都市は治安が良いことでも知られています。

留学

最後に、案外大事なこと

ここに書いた留学を決めるまでの課程は、あくまで一例です。人の数だけ、留学の形があると思います。また、私の調べ方が甘くて、本当の最善策には出来てないかも知れません。もっと安くて、実りのある選択肢があったかもしれない。実際に行ってみたら、労働環境が悪かったとか、ホストファミリーと相性が悪かったとか、いろいろと問題があるかもしれません。でも自分的に考え抜いてその時に分かる最善と考えられる選択ができたなら、とりあえずはそれでよいと思っています。予測できない問題は考えても仕方がないので。

留学は実行できるだけでレアです。私の学部は本来留学をする人が多いのですが、コロナのせいで辞めてしまう人ばかりでした。そこの行動力があっただけでもえらい!と自分で自分のことを鼓舞しながら、出発に向けて準備を進めています。
これを参考に留学しようかなと言う人、今からでも遅くないです!ぜひ私の記事を参考に、留学を考えてみて欲しいです。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

他にも、垢抜けに挑戦してみたり、人生で初めてタバコを吸ってみたレポをしたりもしているので、良かったら読んでみてくださいね♪

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