fbpx

理系院生卒業の私が文系マーケ職就職を選んだ理由【街角就活体験記#5】

みなさんこんにちは!22卒就活ラボ生のkanaです。
私は今年の3月にヘルスケア系企業に企画・マーケティング職で内定を頂きました。

少し自己紹介をさせて頂くと、私は大学院修士2年で応用生命科学を専攻しています。
私の学部はほぼ全ての人が、大学院で身に付けた専門知識や実験技術が活かせる研究・開発職を志望していました(研究室と就活の両立について以前書いたのでこちらをぜひご覧ください!)。

今回は、このような環境の中で私が企画・マーケティング職を志望した理由や、実際どのように企業を探していったのかをお話していこうと思います。

私の個人的な話が多く申し訳ないのですが、自分に合う業界・職種・企業の見つけ方の一例として見て頂けると幸いです!

今回ご紹介する方法は理系・文系関係なく使えると思うので、ぜひ最後までご覧ください!

自分がしたい事を見つける

就活を始めるにあたって、まず自分がしたい事を見つける必要があると思っています。
まず初めに、私が企画・マーケティングをしたいと思った経緯についてお話します。

私は元々予防医学に興味があり、高校時代の夢は「疾病予防効果のある食品成分を発見すること」だったので、その研究ができる現在の大学に入学しました。
その後無事に希望の研究室で希望の実験テーマを扱うこととなり、大学入学前から抱いていた夢に大きく近づきました。

しかし、研究室で数多くの論文を読んだり自主的に予防医学について調べたりするなかで、今の日本の予防医学は、①既にある研究結果が人々に届いていないこと②研究結果を知ったとしても実際行動には移していないこと、この2つが主な課題なのではと感じるようになりました。それに伴って私の夢も変わり、これからは「予防医学の普及」を目指したいと強く思うようになりました。

日本の課題と自分の興味分野の移り変わりに気づいた私は、志望職種を「新しく見つけ出す」研究職から「情報を人々に広める・人々の行動変容を促す」ことができる企画・マーケ職へと変更し就活を始めました。街角キャリアラボのマーケティング講座に参加したり、マーケティングというものを学び始めたのです。

このように私はたまたま夢ができたためそれを元に就活を行いましたが、夢が無い・自分には何が向いているか分からないという方も多いと思います。

夢

やりたいことを見つけるための、自己分析の具体的な方法

自分がしたい事を見つけるためには自己分析が必須です。ここで私も実践したオススメの方法をお伝えします。

①自分の人生の事柄を詳細に書き出す

まず一つ目の方法。今まで自分の人生で起こった事柄を詳細に書き出してみましょう。どんなやり方でも構いませんが、質問に答える形式で行うのがオススメです。私が実際使っていたのは「絶対内定」「メモの魔力」という2冊の本です。
ポイントは、忘れていた過去の記憶も全部呼び起せるよう、じっくり時間をかけて行うことです。大量の質問があってかなり大変な作業ですが、これをすることで自分の特長が分かってきます。

例えば「自分はこういう事に喜びを感じる傾向があるのか・・・!」など多くの気づきがあるはずです。

②アプリや他者視点で自分の長所を知る

もう一つ、自分がしたいことを見つけるのにオススメの方法があります。
それは、自分の長所を知ることです。これは自分自身では探しにくいので友達や家族に聞くことをオススメします。マイナビのアプリに他己分析ツールがあったので私はそれを使っていました。

また個人的には「ストレングスファインダー」という本がとてもおすすめです。今までなんとなく感じていた自分の強みを分かりやすく言語化してくれるので、面接などでも役立ちました。

私は「自分のしたいこと」は最初からあったのですが、これらの作業を一通り終えて自分がいかに自分の事を理解できていなかったのかを思い知りました。みなさんも20年近く生きてきて長所がない・興味のあるものが無い、なんてことは絶対ないと思います。たぶん、まだ自分の事を知らないだけです。ぜひ今お話ししたことを実践して、自分のしたいことを見つけてみてください!

自分がしたいことに合う業界・職種・企業を見つける

自分がしたい事が見つかれば、次はそれに合う業界・職種・企業探しです。

先程私自身の話の中で、研究職から企画・マーケ職に変更したとサラっと言いましたが、最初からこの職種に絞って就活できていたわけではありません。お恥ずかしいことに、当時の私は大学で学んできたバイオサイエンス分野以外の知識が全くなく、マーケティングは未知の世界でした。そのため、そもそも企画・マーケ職で本当に自分のしたいことができるのかも全く分かりませんでした。

そこで私は先ほど出てきた「情報を人々に広める・人々の行動変容を促す」という軸に少しでも近い事業を行っている企業を探し、インターンに参加してみました。

①企業を探す

まず企業の探し方ですが、私は合同説明会を一番活用していました。このような場では自分が興味のある企業を中心に見てしまいがちです。

しかし私は、自分とは関係なさそうな業界も全て話を聞きに行っていました。
全く今まで興味のなかった業界でも、説明会を聞くと意外と自分の軸に当てはまる事業を行っている企業に出会えます。

私の場合この方法で、経営コンサルティング・シンクタンク・広告・PR・生命保険・商業ディベロッパーなどが自分の軸に近いことが分かり、一気に選択肢が増えました。

選択肢

②インターンに参加して感想を書き溜める

そして実際インターンに参加した後、毎回A4 1,2枚程の感想を書いていました。具体的な職種内容・どういう所が楽しかった(楽しくなかった)のか、なぜそう思うのかを書いていきます。これを繰り返すことで、先程の自己分析で得られた自分がしたい事・自分に向いているものの解像度が上がってきます

私の場合この作業によって、ヘルスケア事業、非事業会社ではなく事業会社、大企業よりベンチャー企業、が向いていると知ることができました!

③職種について勉強してみる

これは私みたいに、今まで全く関わりの無かった分野に興味を持ち始めた人向けですが、本や勉強会などでその職種について少し学んでみるのもいいと思います。説明会やインターンなどの短時間では分からない仕事内容を詳しく知れるので、自分に向いているかどうかを評価しやすくなります。

私は自己分析の結果、新規事業に興味があることが分かったので、大学主催のビジネスコンテストや新規事業立案イベントに参加してみました。実際に行うことでイメージが付きやすく、自分に向いていると確信を持つことができました。

今まで無知だったマーケティング、コンサルティングや広告業界などは本でも調べてみました。本屋さんに行くとそれそれの業界・職種を詳しく説明してくれている本がたくさん売っているので、これらを活用するのもオススメです。

おわりに

いかがだったでしょうか?最初に自己分析を入念に行い、その後もインターンや面接を行う度に自己の理解を深めていく。私はこうして自分に合っている業界・職種・企業を見つけました。

もし自己分析の途中で将来の夢が見つかれば、そこから逆算して今すべき事を仕事にすれば良いですが、もし夢が見つからなくても、とりあえず今の自分が少しでも興味のあること・自分の強みを活かせる仕事をファーストキャリアにしてみて良いと私は思います。(まだ働いた事がないので説得力に欠けますが・・・)

正直何が一番自分に合っているかなんて入社して実際働いてみないと分からないです。ただ、もし入社後やっぱり違ったとなっても、自分の事を深く理解してしっかり考えて選んだ事だから後悔はしないはずだし、当時の自己分析を元に素早く自分の道を修正して次に進めると思います。

そのため、自分をきちんと知ることさえできたら、あとはそんなに気負わず就活を進めていってもいいのではないでしょうか!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

\ SHARE! /