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学生解体新書 vol.2 就活にまじめに向き合いすぎないで

みなさんこんにちは。学生ライターのいんげん和尚です。

今回は「学生解体新書~社会人にはこう見える~」というテーマで社会人の方々へのインタビューをお届けしたいと思います。社会人だからみえる今の学生の特徴など、興味深いお話が盛りだくさんです!これからの学生生活やキャリア選択のご参考になればと思います。vol.1記事はこちら!

そんなインタビュー企画の第2弾では、福岡のとある大学のキャリアセンターに勤めていらっしゃるデニさんにお話を伺いました!

各大学にはキャリアセンターという学生のキャリア支援部署があり、みなさんの力になってくれることをご存じでしたか?

正直、私の大学にもキャリアセンターがあることを認知していませんでしたが、みなさんの身近にいるキャリアセンタースタッフの方からは、学生はどのようにみえているのでしょうか?

そもそもキャリアセンターって?

インタビューを受けるデニさん

ーー早速なのですが、キャリアセンターってどんな機関なんですか?恥ずかしながら存在すら知りませんでした…

デニさん:そうですよね。キャリアセンターの知名度が低いのは事実だと思います。キャリアセンターというのは基本的にどの大学にもある部署で各大学の学生のキャリア支援活動をしています。

ーー具体的にはどのような活動をなさっているのでしょうか?

デニさん:主に3つの活動をしています。一つ目は、個人面談です。具体的には就活の模擬面接や学生からの相談受付などをしています。2つ目は、無料の求人紹介です。企業から大学に届く採用情報などの求人情報をまとめています。ハローワークと同じようなものだと考えてもらってかまいません。3つ目が、講座です。大手キャリア会社さんが開催されているようなES講座などに近い講座を企画・開催しています。

ーーなるほど!学生のキャリアに関して全般的に支援してくださっている印象ですね。2つ目の求人紹介は、どのような求人があるのですか?

デニさん:実際に企業さんからの採用求人を多く扱っています。しかもその件数もとても多いです。うちの大学は全校で1000人くらいしかいないのですが、求人は2000件ほどあります。これは大学にもよると思いますが、うちの大学の場合は地方の中小企業が直接大学にオファーしてるケースが多いです。そのほかにも、インターン求人も扱っていますね。

ーー2000件!!一人当たり2件も求人が来てるんですね。実際にキャリアセンターの求人で就職する人はどのくらいいるんですか?

デニさん:実際に就職する人となると1割以下とかなり少なくなってしまいます。大学キャリアセンターへの求人も学生さんに活用されきっていないのが現状です。

ーーどうして学生さんにキャリアセンターを活用してもらえていないのでしょう?

デニさん:一番大きな理由は認知度の低さです。基本的にはどの大学にもあるキャリアセンターですが、上手い広報ができていないのに加え、ネットに「就活に困ったらキャリアセンターに行こう」などという情報がありません。このような現状だと、就活の際に学生さんが大手キャリアサイトに頼るのも仕方ないのかなと感じいています。

「答え」を探してしまうまじめな学生たち

はてな

ーーデニさんから見た、今の学生たちの印象を教えてください。

デニさん:今の大学生は、情報量の増加によって情報に溺れてしまいがちなように感じます。誰もがスマホを持つようになったことで、各自が様々な情報に瞬時にアクセスできるようになりました。ネット上の情報には正しいものもあれば、間違ったデマの情報もたくさんあります。これらの正誤を判断するリテラシーがないと、情報に溺れることになってしまっています。

ーーなるほど。多くの情報をうまく利用できるかどうかで差がついてしまうわけですね。

デニさん:ただ、面白いことに、就活に真摯に向き合っている学生さんほど情報に溺れてしまう傾向にあるように感じています。というのも、真面目な学生さんはネットの中に「答え」を探してしまうんです。本来「答え」がないはずの就活において、です。ネットの情報はあくまで参考にして、自分にあった道を自分で探すのが良い就活なのではないかと思います。

ーー他に就活がうまくいかない学生の共通点などはありますか?

デニさん:「答え」を探すとはまた違った理由で、真面目な学生さんほど就活に悩んでしまっている印象があります。理由は、真面目な学生さんは生活が就活中心になりすぎることにあると思います。

就活に意識を集中させたいがために、大学3年でバイト・サークルをやめました、というような学生さんがいます。そういった方達は、実際の面接の際に話すことは「二年生までの経験」になってしまいます。

一方で、部活に打ち込んだりしている就活を意識しすぎていない学生さんほど、面接では直近の部活やバイトでの「鮮度の良い経験」を話せます。どちらの言葉に説得力があるかは言わずもがなですよね。

ーー確かに。就活に対して気構えすぎるのも良くないということですね。ちなみに性格は就活の結果に関係してくるのでしょうか?

デニさん:あまり関係がないように思います。もちろん、話すのが苦手ということによってグループディスカッションなど選考において多少の得手不得手は出てくると思いますが、最終的な結果に大きく影響しているようには感じません。

また、これも単なる傾向ですが男女によって考え方に違いはでます。男子は「お金を稼ぎたい」などフワッと考えていることが多いですが、女子の方が就職・結婚など現実的に将来を考えているように感じます。どちらが就活に有利ということもないと思いますが。

特に低学年の学生さんにもキャリアセンターを利用して欲しい

にこにこ

ーーキャリアセンターはどのような学生に利用して欲しいのでしょうか?

デニ:もちろん就活に直面している3年生以上の学生さんにも利用して欲しいですが、1.2年生の皆さんに積極的に利用して欲しいです。キャリアセンターでは、就活講座だけではなく、「働く」ことについて考えてもらうような講演も用意しています。低学年のうちから将来について目を向けて大学生活を有効に過ごしてほしいです。

ーーキャリアセンターに低学年の生徒がわざわざ行くのはハードルが高い気がします。

デニさん:そうかもしれません。ですが、そのハードルを少しでも下げるように私たちも努力しています。例えば、私はあえてかしこまらないことで学生たちにとっての「近所の兄ちゃん」のような存在であろうと思っています。

ーー馴染みやすくすることで低学年の学生でも気軽に話せる環境を作るわけですね。

デニ:そうです。あえてスーツで出勤しない、あえてかしこまった口調にしない、キャリアセンターを学生に開かれたレイアウトにするなど、慣れてもらいやすい環境づくりを行っています。これが最終的には、家庭での悩みや学生生活での悩みなど、漠然とした悩みを相談してもらえる場所になることにつながれば良いなと思っています。ES対策、グループディスカッション練習だけではなく、気軽に悩みを相談・話をしに来ることができる頼れるキャリアセンターでありたいです。

ーーデニさん、ありがとうございました!!

いかがだったでしょうか?

・各大学のキャリアセンターは手厚く大学生のキャリア支援活動を行なっており、有効活用すべき!

・真面目な学生ほど、答えを求めて就活の際に良くないサイクルに陥ってしまう危険性がある

・就活生だけでなく、少しキャリアについて考える低学年の学生にもキャリアセンターは門を開いている!

などなど貴重なお話を伺うことができました。

キャリアに困った際は、皆さんの大学のキャリアセンターを頼ってみてはいかがでしょうか?

それでは!