リモートワークという新たな働き方が普及した2020年。「会社に縛られない働き方」「自分で稼ぐスキルをつける」と聞くことも増えたのではないでしょうか。
その中でも特に、プログラミング学習に関してはよく耳にしますよね。Youtubeの広告でも多く見られます。
「自分は何もしていないけど大丈夫なんだろうか」「大学生のうちにプログラミングを習得すべきだろうか」こう思う人も多いでしょう。
結論からいいますと、大学生はプログラミングを学ぶべきです。今回は、上記の悩みを抱える大学生に向けて、プログラミングを学ぶべき理由と得られるメリットを解説します。
大学生がプログラミングを学ぶべき理由は3つあります。
1つ目は就職に有利になるからです。就活ではポテンシャルを見きわめて採用されます。
プログラミングを習得して、エンジニアのインターンやアルバイトをした経験があれば、高く評価されるでしょう。
社会人に必要な業務スキルを入社前に身につけていれば、周囲に差をつけられます。
2つ目は学習時間を確保できるからです。プログラミングは、学んでから実際のサービスを作れるようになるまで、600時間以上かかるといわれています。
社会人になれば、時間の捻出は難しくなります。仮に1日2時間確保できたとしても、実際にサービスを作るスキルを手に入れるまで1年はかかります。時間を作りにくい社会人として働きながら、プログラミング学習を続けるのは、とても厳しいといえるでしょう。
時間の面でも、プログラミングを学ぶなら大学生のうちが最適です。
3つ目は将来性が高いからです。経済産業省のレポートによると、システムエンジニアなどのIT人材は、需要が高まり続けているのに対し、供給は減少傾向です。2030年には、約60万人のIT人材が不足するといわれています。
現代では、あらゆるサービスがインターネットと繋がっています。プログラミング言語を用いてシステムを開発するエンジニアの需要は高まっており、プログラミング習得者の将来性も高いでしょう。
「そもそも、プログラミングを勉強してどんなメリットがあるの?」
こう思ったことはありませんか?
何かを新しく始めるならば、メリットを知った上で取り組みたいですよね。ここでは、プログラミングを通じて得られるメリットを3つ紹介します。
1つ目は稼げることです。プログラミングのスキルを習得すれば、飲食店スタッフや塾講師など、バイト代以上のお金を稼ぐことが可能です。
スキルを活かせる場に、エンジニアとしてのアルバイトやインターンシップがあります。専門性が求められるため、アルバイトでは時給1200円~2000円と、一般的な時給に比べ高いです。
またインターンシップでは、お金を貰いながらプログラミングを学べます。エンジニアとしてのインターンシップは、プログラミングを学びたい方にとってもってこいの環境といえるでしょう。
2つ目はプログラミング以外のスキルも身につくことです。プログラミング学習は、タイピング力や論理的思考力、忍耐力の向上に繋がります。
プログラムでエラーが出た際は「なぜエラーが発生したのか」「どうすれば解決できるのか」を考えて対処します。この過程で「なぜ?」を考えて論理的に解決する力や、解決するまで様々な方法を試す忍耐力が身につくのです。
論理的思考力や忍耐力は、社会人として求められる力でもあります。プログラミングを通じて、社会に出てから必要な力を習得できるでしょう。
3つ目は働き方の選択肢が増えることです。プログラミングを学び、開発現場で経験を積んだ後、フリーランスとして独立する選択肢も考えられます。
近年は働き方もさまざまで、時間や場所にとらわれず自由な働き方をする人が増えています。プログラミングを学ぶことはフリーランスとして働く手段となる上に、人生の選択肢を増やすことにも繋がるでしょう。
プログラミングには、さまざまな言語があります。そのため「どの言語から学べばいいのかわからない」と思う方も多いでしょう。
ここでは、プログラミング初心者が手を出しやすい3つの言語と、どんな方におすすめなのかを紹介します。
1つ目は「Python」です。Pythonは、シンプルなコードでありながら高度な技術を扱える、人気のプログラミング言語です。Webアプリケーションや機械学習まで、幅広く開発できます。代表的なWebアプリケーションは、instagramやYoutubeがあります。
また、今注目されている人工知能の分野で活用される言語です。そのため将来は、Pythonを使える人材の価値が高まっていくでしょう。「将来はAIなどの大規模なシステム開発に携わりたい」という大学生におすすめです。
2つ目は「Ruby」です。Rubyは「プログラミングを楽しむ」を目的に作られた言語で、シンプルなコードが特徴です。参考書も多く出版されているため、プログラミング初心者におすすめの言語といえるでしょう。
また、日本のスタートアップ企業やベンチャー企業で、評判のあるプログラミング言語となっています。手軽にWebサービスの開発もできるため「サービス開発で起業したい」「ベンチャーへの就職を考えている」という大学生におすすめです。
3つ目は「PHP」です。PHPは、Webアプリケーションの開発に用いられ、SNSやブログ、ショッピングサイトを作ることができます。
また、世界の3割のサイトが「WordPress」というソフトウェアによって作られています。このソフトウェアを開発した言語がPHPです。つまりPHPを習得すれば、世界的に規模の大きいWordPressでの仕事を受注できます。具体的には、WordPress上でWebサイトの構築ができるのです。
ちなみに、PHPの習得難易度は低いといわれています。PHPを用いて、Webサイト制作の仕事を個人で受注できるため「フリーランスとして働きたい」「リモートで仕事するスタイルがいい」という大学生におすすめです。
大学生は時間を確保できるとはいえ、独学で学ぶには限界があります。プログラミング独学者は、8割が挫折するといわれているほどです。
ここでは独学で学ぶ際のリアルな話でもある、挫折する2つの理由とその対策について解説します。
1つ目はプログラミングの学習難易度が高いことです。主な学習内容は、習得したプログラミング言語を組み立て、システムを開発していくこと。しかし、プログラミング言語を学ぶ時点で「見たことのない文字がならんでいる」「何が書かれているのかわからない」と嫌ってしまう人が多いです。
また、プログラムの組み立て方が人によって違うことも学習難易度の高さに関係します。勉強中にわからないところをネットで調べても「サイトごとで書かれている内容が違う」と混乱してしまうからです。
難しさへの対策は、プログラミングを学んでいる友達を作ることです。周りに相談できる人を作ることにより、1人で悩み続けることなく学習できます。
また、初心者向けの学習サイトである「progate」を利用するのもいいでしょう。難易度ごとに学習できるので、プログラミング初心者にとって継続しやすいサイトです。
2つ目はモチベーションが続かないことです。
大学生であればサークルやバイト仲間など、何かしらのグループに属している人がほとんどだと思います。
その中に、プログラミングを学んでいる人はいるでしょうか?おそらくいない人がほとんどでしょう。
友達が楽しそうに遊んでいたりお酒を飲んでいたりすると、友達の環境の方が羨ましく見えてしまうもの。だんだんと疎外感を感じるようになり、プログラミングの学習をやめてしまう人が多いのです。
対策としては、プログラミング学習者のいる環境に身を置くことです。周りに同じ学習者がいることで、互いに切磋琢磨したりアドバイスをもらえたりします。
受験の際に、予備校や塾に行って仲間と勉強するのと同じです。プログラミングを学習する際も、一緒に学べる人がいる環境に身を置きましょう。仲間がいる環境に身を置くのは、挫折することなく継続することに繋がります。
今回は、プログラミングを学ぶメリットや学ぶ上でのリアル、その対策について解説しました。内容が難しく挫折する人も多いプログラミング学習ですが、学ぶメリットは多いです。
プログラミングを学んだからといって、必ず稼げるようにはなりません。しかしプログラミングを学べば、将来の選択肢が増えることは間違いないでしょう。
ぜひこの機会に、プログラミング学習を1度検討してみてはいかがでしょうか。
https://tech-camp.in/note/technology/55724/
https://blog.geek-salon.com/articles/95
https://liskul.com/programming-school-college-student-57986
https://z-college.com/uni-programming/
https://programming-school-hikaku.jp/column/unistudent-programming-myself
https://programming-school-hikaku.jp/column/unistudent-programming-language
https://memorandumrail.com/college-student-programming/#index_id6