大学生の長期休みは暇?
こんにちは。学生ライターの野村と申します。新型コロナウイルスの影響をうけて、始業が延期となりました。キャンパスで授業をおこなうのか、オンラインでの授業となるのか、発表を待っているところです。
同じように、延期などをうけて春休みが延長になった大学生も多いと思います。不意に春休みが延長となったことで、暇を持て余していませんか?
試しに「大学生 長期休み」とGoogleの検索ボックスにいれてみると「大学生 長期休み 暇」と検索候補にでてきます。普段の長期休みですら暇に感じるのに、外出自粛が求められているこの期間はより一層暇に感じてしまいそうです。
この状況で、不意にできた時間を有意義に過ごすにはどうすればいいでしょうか?
大学生の長期休みを有意義に過ごすとは?
有意義に過ごす、とはどういうことでしょうか?ただ単にやることがあれば有意義、なのではなく「自分が納得できる時間を過ごす」ことが必要だと思っています。
例えば、だらだらと布団で動画やSNSを見て過ごす日があったとします。やることがなく、なんとなく動画やSNSをみて過ごした場合と、「今日は思いっきりだらだらする日!」と決めた場合では、自分の中での納得の度合いに差が出ると思います。
有意義に過ごす=自分の行動に納得して過ごすと言えるのではないでしょうか?
大学生の長期休みの過ごし方あるある
大学生は春休みや夏休みになにをしているのでしょうか?
大学生の長期休みについて、アンケート調査を行いました。
調査概要は以下の通りです。
- 調査日程:2020年3月25日(水)〜2020年3月30日(月)
- 有効回答数:48件(内訳:現役大学生42、卒業生6人)
- 告知/集計方法:SNSによる告知
回答数が十分ではないこと、また母集団の偏りもありますので、あくまで長期休みの過ごし方の例としてお読みください。
以下のグラフは、現役大学生の長期休みの過ごし方のアンケート結果をまとめたものです。
グラフ上で、インターンより上の項目に書いてあるものが選択肢として準備したもので、帰省以下はその他の回答結果をまとめたものです。
8割以上の人がバイトを回答に含めており、多数の人が普段の生活の延長としてバイトに取り組んでいることがわかります。また、長期休みというまとまった時間の中で旅行や資格のための勉強を集中的に取り組むという回答も多くみられました。
その他の回答数は、私の予想を上回るものでした。回答者の3割の方が、その他として項目をあげてくださいました。なお、グラフではその他欄に複数項目をあげていただいた場合、それぞれを1として数えているため実際の回答数とはずれがあります。
また、卒業生の場合は、バイトと旅行が4名で過半数を超えました。サークル・部活が3名、インターンが2名、免許合宿と資格のための勉強がそれぞれ1名となりました。
回答数が6名と少ないため、ここから傾向を読み取ることは難しいですが、回答された項目やその他の回答割合は現役大学生と比べて小さくなっています。時代の変化とともに、選択肢も増えてきていることがここから読み取れます。
「有意義な長期休み」の話にもどりますが、現役大学生・卒業生の回答のように「何をしていたか」を説明できる長期休みは行動に納得していることが多いため、有意義な長期休みだと言えるのではないでしょうか。
その一方、「何をしていたか」を説明するときに考え込んだり、迷ってしまう場合は、行動に納得できておらず有意義でないと感じることが多いです。
その場合、どのような過ごし方が多いのでしょうか?だらだらとスマホをみる、一日中寝ている、夜更かしして昼夜逆転などといった過ごし方ではないでしょうか?特に、新型コロナウイルスの影響を受けている現在はこのような生活に陥りがちです。
このような生活を繰り返す長期休みから抜け出し、有意義な長期休みにするにはどうすればいいか、私の過ごし方を例に、一緒に考えてみましょう。
大学生の長期休みを有意義に過ごすために筆者が取り組んでいること
私は、長期休みを有意義に過ごすために【軸を定めて行動する】ことを意識しています。ここでは、2020年の春休みを例にご紹介します。
2020年の春休みの前半は「ゼミで取り組んだ地方創生プロジェクトの報告会」後半は「ベンチャー企業での長期インターン」の2つを軸として考えていました。
「地方創生プロジェクトの報告会」においては、プロジェクトに関わってくださった皆様のためにも、そして来年につなげていくためにもより良いものにしたいという思いがありました。また、「ベンチャー企業での長期インターン」については、まとまった時間取り組める環境では、いままで以上にインターン先と私にとっていい結果をだせるチャンスだと考えていました。
このように、どちらも①自分が納得できる時間を過ごすことを満たしており、②「何をしていたか」を具体的に説明できるものでした。
ですが、世界的に猛威をふるう新型コロナウイルスなどの影響を受けて、長期インターン先で働くことが難しくなりました。
そこで、改めて長期休みの後半の軸を定めました。それは、「自炊をする」「自分と向き合う」「筋トレ」です。この3つにした理由は、前々からやろうとしていたがずっと先延ばしにしてしまっていたからです。どちらも①自分が納得できる時間を過ごすことを満たしており、②「何をしていたか」を具体的に説明できると考えています。
将来的に、この春休みの話題が出た時には「新型コロナの影響で思い通りにはいかなかったものの、後半を無駄にすることなく考えて行動できた、不意に伸びた休みも無駄にしなかった」と振り返ると思います。
新型コロナの影響もあり、できることはある程度制限されてしまうのは事実です。それを言い訳にせず、オンラインでできることや家でできることをやることは、有意義な時間を過ごすためには不可欠だと思います。
有意義に過ごす、というとハードルが高いように感じる学生はいると思いますし、私もその1人です。有意義な休みの使い方、というと留学やインターンを思い浮かべてしまいます。こういったものと比べると派手さは劣りますが、【軸を定めて行動する】ことは有意義に時間をつかっていると言えるのではないでしょうか?
長期休みを暇だと思っている大学生はぜひ、長期休みの軸を定めて行動してみてください。「暇だな」と思っても「そうだ〇〇に取り組もう」と思い、有意義な時間を過ごしたと感じるでしょう。行動した結果、違うなと感じたら別な軸を定めてみてください。そして、より有意義に過ごす方法を模索してみてください。
大学生の長期休みを無駄にしないために
今回の記事のポイントを3つにまとめます。
- 長期休みを有意義に過ごすとは、自分が納得できる時間を過ごすこと
- 何をしていたか」を説明できる時の多くは、有意義な時間を過ごしている
- 有意義に過ごすために、【軸を定めて行動する】という方法もある
大学生の長期休みは自由に使える時間が多いですが、何もせずにいると一瞬で過ぎ去ります。「千里の道も一歩から」です。明日から、と言わずに読み終わったらすぐに、「長期休みの軸」や「自分なりの有意義な長期休み」について考えてみてはいかがでしょう?
大学生の間に成長したい!という方に向けた記事もありますので、そちらも見てみてくださいね。