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マッキンゼー流「空・雨・傘」の思考法とは

最も手軽なビジネスコラムシリーズの時間です。今日もまったりと意識高いワードを味わっていきましょう。

さて皆さん、世界最大のコンサルティングファーム、マッキンゼーカンパニーって知ってますか?
日本でも大前研一氏や南場智子氏をはじめ、多くの著名人を輩出している、ビジネス界のスーパーエリート集団です。

日本でも入社するのに最難関企業の一つと言えるでしょう。マッキンゼー出身とか言われようもんなら「わー頭が超いい人だー」と僕なんかは思っちゃいます。

で、そのマッキンゼーの教えに「空・雨・傘」という言葉があります。僕もこの考え方はすごく好きで、僭越ながら日々取り入れようと悪戦苦闘しています。と言うことで、今回はこの考え方をご紹介したいなと。

安心してください。街角キャリアラボでは難しい専門用語は使いません!

このコラムで分かる事

マッキンゼーの基本的思考術の一つが誰でもわかるようになる

どんな考え方か

例えばあなたが朝、学校や会社に出かける時、玄関を出てを見上げたとしましょう。
そうしたら、曇り空になっている、と。
とすると、あなたはどう思いますか?

が降るかもしれない」と思いますよね。
するとあなたはどういう行動をとりますか?

おそらく、を持っていくはずじゃないかなと。

「空雨傘」とは、つまり「少し先の将来を見据えて今の行動を決めなさい」という考え方なのです。

今の常識は、少し後に崩れる

これ、もちろん、すべてのことに当てはまるわけではないと思います。特に日常生活、プライベートな領域においては劇的な変化はそうそうあるものではないですしね。

ただビジネスの世界、キャリアの世界では我々は変化の激しい時代に生きています。

今売れている商品、今隆盛を極めている会社は未来永劫続くでしょうか。決してそんなことはない事は皆さんもご存知の通り。

例えば今後加速度的にイノベーションが起こっていくであろう自動車業界で、「おしゃれな自動車を作ろう!」なんて呑気な考え方をしている人はほとんどいないでしょう。それよりもEVや自動運転、もしくはカーシェアリングなどの、やがてくるであろう新しいビジネスに向かって各社切磋琢磨しているはずです。

他社が始めてからでは、もう遅いんですね、今の時代は。

例えばどこかの会社が実名制SNSを新たに始めたら勝てるでしょうか。おそらくかなり難しいでしょう。

始めた時はまだ世間から求められていなくても、潜在的にニーズがあるならば、少し先に時流を作ることができるのです。そして先行者優位として、市場をリードできるわけです。

だから僕たちは、少し先の未来を見据えた上で、今の行動を決めなくてはならないのです。

実践するのは大変かもしれません!

ただ、この思考方法を「実践」するのはとても難しいものです。何故なら、私たちはどうしても「今」という時間軸の中で生きているからですね。将来的な事ばかりを考えていて、明日食べるお金がなかったらどうしようもないですからね。

だから僕たちは「今」どうするか、「今」何を思うか、「今」売れるものは何か。目先の事象を優先してしまいがちなのです。

僕は思うのですが、このあたりがイノベーションを起こせるか起こせないかの境目な気がします。目先の状況に流されてしまうか、それとも今は辛くても「少し先を信じて」日銭を他の手段で稼ぎながら来るべき時に備えて力を蓄えチャンスをうかがい続ける。

それができるためには「ビジョン」が必要だし、「パッション」も重要です。

そしてそれは、とても孤独で辛い作業。だからベンチャーは誰を船に乗せるかが大事で、同じ方向を向いて同じ熱量を持って漕ぎ出せる仲間が必要だし、そんな船に乗って突進しようとするベンチャーを投資家は応援するのですね。

雨が降らないように、もしくは雨が降ってきても自分だけは傘を持っているように、その時を待って、今を生きていけるといいなあと、僕はのんびりと考えています(それじゃダメなんだろうけど)。

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