エントリーシートってどうやって書くの?まだ全然慣れてなくてどこから始めればいいかわからない・・・。
このページではエントリーシートを書く際の基本的な注意点、ポイントをまとめています。エントリーシートのすべての基本になるので、チェックしてみてください。
まずはこれらをよく押さえてから書き始めて欲しいなと思います。
他記事やYoutube解説動画もありますので合わせてご確認ください!
【自己PR・ガクチカ・志望動機】エントリーシートの書き方で通過率が上がるポイント
企業の採用選考スケジュールって大体同じなので、エントリーシートの締め切りも同時期に集中しがちです。ピークになるとほぼ毎日、色んな企業のエントリーシートの締め切りが迫ってくる感じ。
そうなるとどうしても「締め切りに間に合わせる」事に必死になってしまって、そもそも何でエントリーシートを書いているのか忘れがちになってしまいます。目的と手段が逆になっちゃうという、日本人あるある現象ですね。
言わずもがなですが、受かるためにエントリーシート書いてるはずなので就活生の皆さんはエントリーシートを出す事を目的とせず、「どうすれば通過できるか」を意識してほしい。
で、多くの企業にとってエントリーシートは一次選考であり、大量の応募者の中から面接に呼ぶ学生を選ぶためのステップとして機能します。
皆さんは何千、何万という応募者のエントリーシートから「この学生、次回の面接に呼んでみようかなあ」と企業に思わせないといけない。その点をお忘れなく。
ではどうすればいいのでしょうか?
どうすれば他の学生の中から自分の事を選んでもらえるか。要は他の学生と差別化をしていく必要があります。
でも圧倒的多くの学生は就職サイトなどがやっている対策マニュアルに沿って書いてくるため、内容は非常に似たり寄ったりです。
みんなが見ているサイト通りにやったら他の人と被るし、他の人と同じ事やってて受かると思ってるんでしょうかねえ・・・。
で、どうすれば他の学生と差別化できるかというと答えはシンプルで「自分の事を書く」。それに尽きます。あなたのことはあなたにしか書けない。このシンプルかつ強力な大原則を忘れないでください。そして自分のことをちゃんと言語化できるようになるためには自己分析が必須です。
この話って、就活生にとっては永遠のテーマでしょうね。
2019年11月9日のNewsPIcksの記事内では三井物産の人事が「全部は読んでない」と明言してます。でも、僕がサポートしていた大手企業たちは全部読んでます。つまり、企業によって様々という事でしょう。
多いのは、エントリーシート と同じタイミングで受験させる適性検査の結果でスクリーニングをするケース。適性検査の結果が良い学生から順番に読んでいったり、逆に結果が悪い学生は読まなかったり。
あと最近だとAIによる優先度スクリーニングもあります。要は、AIが「優秀と思われる学生群」を導き出してその中から優先的に読んでいく、というもの。
でもね、結局出さなきゃ始まらない。「本当に読むの?」とか訝しむ前に、自分のやるべき事をやりましょう。
まずはこちらのエントリーシート例をご覧ください。実際に就活生が書いたガクチカの例です。
私は大学生活の中で、サークル活動を特に頑張ってきました。
私の所属するサークルは、人数が少ないサークルなので、一人一人との関わりが深くなるため、人との接し方、気配りなどを学んできました。
この後、この学生がいかに周囲との関係性を重んじてきたかの話が続くんですが、皆さんこれを読んでどう思いますか?
面接ならともかく、エントリーシートは対面していないので、不明点があっても直接質問をすることができません。そういうシチュエーションだという事をしっかり意識して書いて欲しいんです。何が言いたいかと言うと、企業にあなたの事を具体的にイメージしやすいように書いてくれ、と言う事なんです。
で、この学生の例に戻ります。どうでしょう、この学生がどんな活動をしてきたかイメージできますか?できないと思うんですよね。何故かというと、この学生が何のサークルをやってきたのか全くわからないからです。書いてないですからね、この人。
これ、実は意外とあるあるで、「サークルで」とか「バイトで」とか「留学の時に」などという言葉を使いがちなんです、就活生って。勝手知ったる友達と会話してる感覚なんでしょうかね。
当然ながら企業はこの学生の事を知らないので、何のサークルなのかわかりません。飲みサーなのか国際交流サークルなのかによって全然イメージ違いますからね。
あと「人数が少ない」と書いてますがこれもよくわかりませんね。3人なのか10人なのか。人によって「少ない」の定義も異なってくるはずなので、「自分のことを知らない相手がイメージしやすい」ことを念頭にエントリーシートは書いてください。
相手は自分のことを何も知らない、という大前提の視点をお忘れなく。
さて、いくつか細かい注意点をお知らせしていきます。
制限文字量の8割は埋めろ!
本サイトの志望動機の記事に書いたのですが、企業はエントリーシートで学生の志望度を測っているケースが多いです。つまり「本当にやる気があるかどうか」ですね。
で、例えば100文字以内で書く欄に30文字しか書いていなかったら企業はどう思うと思いますか?「この人、やる気ないのかな・・・」と思っちゃいますよね。
多く書けばいいってもんじゃありませんが、目安として制限文字数の8割は埋める事を意識してみてください。
である・ですます調は統一しよう!
学生の多くは日本語に慣れていないのだが、これはビジネスマンを目指すはずの就活ではダメなのです。
さあこの文章、どうですかね。である調とですます調が混在してるのわかりますか?日本語、下手そうですよね。頭悪そうですよね。頭悪そうな学生をわざわざ面接に呼びたい!と思うと思いますか?(上の文章、もちろんわざとこうしたんですよ、念の為)
誤字脱字は100%防げる!読み直せ!
誤字脱字はみっともないです、はっきりいって。まあ人間なのでミスはあるでしょう。たまにあるのは仕方ないと思うんです(僕も正直あると思います・・・)。
ただ、同じエントリーシート一枚の中に何度も誤字脱字があったら「この学生は頭悪そうだなあ」と思っちゃいます。さっきと同様ですが、そういう学生をわざわざ通そうとは思わないですよね。
で、誤字脱字は100%防げるんですよ。どうするかって、単純です。読み返すんですよ。読み返せば自分の誤字脱字は100%防げます。逆に、何度も誤字脱字が出てくるってことは読み返してないってことですよ。
志望度高い企業へのエントリーシートで読み返さないって、あると思います??
いかがでしたでしょうか。これらの基本的な事を押さえた上で、別ページの自己PRや志望動機の書き方をご参照ください!