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【24卒大学生】就活はいつから始めるべき?開始時期とやるべきことを徹底解説

就活はいつから始めるべきなのか、悩んでいませんか?
「なるべくならば就活なんてしたくないけど、人よりも遅く始めるのはイヤ!」
「自分だけがスタートに遅れてしまうのは絶対に避けたい…」
上記のように考える方も多いはず。だからこそ「就活はいつから始めるべきなのか」をしっかりと把握したいですよね。
そこで今回の記事では、就活はいつから始めるべきなのか「明確な時期」をお答えします!
就活が始まったらどうすれば何をすればいいのか、そして就活の期間を短くするためには何をすればいいのか、といった知識も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

いつから就職活動を始めるべき?

さっそく「いつから就活を始めるべきなのか」をお答えしましょう。
現在における就活は、政府が定めた就活スケジュール(いわゆる「就活ルール」)に沿って、採用情報の解禁や面接選考開始の時期が決められています。

政府は2022年春に入社する現在大学2年生の就職活動時期を定める「就活ルール」について、従来通り採用面接の開始を大学4年の6月とする方針を決めた。現状維持を求める企業が多いことに配慮する。これまで21年春入社までは現状維持が決まっていた。30日午後に経団連や大学の関係者を交えた会議で、22年春についての方針を確認した。

政府は21年春に卒業予定の学生の就職・採用活動について、広報活動を大学3年の3月から、採用選考活動は大学4年の6月からとする日程の順守を経済界に求めている。22年春に卒業する今の大学2年生についても、同様の日程の維持を求める方針だ。

日本経済新聞電子版『「就活ルール」維持、22年春入社も6月から 政府方針』

このように政府は「大学4年6月に選考開始」とスケジュールを組んでいます。つまり政府が決めたルールとしては「就活は大学4年の6月から開始」というわけですね。しかし、実情は全然違います。
「リクナビ」を運営する株式会社リクルートの調査によると、多くの学生が選考が始まる4年生の6月までに内々定を得ています。

1社以上から内々定が出た経験を持つ大学4年生 392人に「初めて内々定が出た時期」を尋ねてみました。この結果、最も多かったのは「大学4年生6月」で27.8%。次に「大学4年生5月」(24.2%)、「大学4年生7月」(14.8%)が続きました。

リクナビ「初めて内々定が出た時期はいつですか?」

政府が定めたものは絶対的なルールではなく、多くの企業がこの時期より前に優秀な大学生に内々定を出していることがわかります。どの企業も、優秀な大学生や潜在的に有用な人材をできるだけ早く獲得したいと考えているのでしょう。
つまり、大学生の就職活動には公式なルールがありますが「実情は全く異なる」というわけですね。

就活は大学3年の3月から

では就職活動の本格的なスタートは、いつからすればいいのでしょうか。企業向けの人事情報を提供する大手サイト「@人事」にて行われた、以下のアンケート結果が参考になります。

いつから就職活動を始めるか尋ねる質問では、「3年生になったら」が30.4%、「3年生の6月(7月)」が26.1%となった。2つの回答を合わせると、半数以上が3年生の早い時期から就職活動をする予定だと分かった。
現行のルールで就職活動をする20年卒は、3年生からインターンシップに参加して企業研究を始め、企業説明会や面接に備えるケースが多い。21年卒は今のところ就活ルール廃止の実態がつかめていないため、就職活動の開始時期も20年卒と同じように考えているのではないか。また、すでに2年から就職活動を始めている人もわずかに見られたほか、「何も決めていない」の回答もあった。

@人事「いつから就職活動する? 」
いつから就活するか

このデータから「大多数の大学生は大学3年の4~6月頃に就活を始めた」ことがわかります。詳しくは後述しますが、多くの企業がインターンシップを実施する夏の前に、自己分析と企業分析を済ませておきたい、という思惑なのでしょう。
「いつ就職活動を始めればいいのか?」という質問に対するベストな答えはありませんが、どうしても働きたい業界や企業がある大学生は、早い段階から動いておいて損はないです。

就活が始まったらやらなくてはいけないこと

「就活をいつから始めればいいのかわかった!だけど、何から手をつけていいのかわからない…」と思っている方は多いのではないでしょうか。就職活動が始まると、その間に達成しなければならないことがたくさんあります。就職活動を効率的に行い、早い段階で内定を得たいのであれば、「これからやること」を整理して計画的にこなしていく必要があります。就活でやるべきことを「実践する順番」で挙げますと、以下の通りです。

  1. 就活に必要な基礎知識を付ける
  2. 自己分析を行う
  3. 業界研究を行う
  4. 会社説明会に参加する
  5. インターンシップに参加する
  6. OB・OGと交流する
  7. エントリーシートを作成する
  8. エントリーする
  9. 適性検査を受ける
  10. 面接を受ける

それぞれどんなことをしなければならないのか、紹介していきましょう。

就活に必要基礎知識を付ける

すべてのスケジュールを成功させるために、しっかりとした「準備」をしておきましょう。準備とは、自己分析など(詳しくは後述)だけではありません。面接時のビジネスマナーを学ぶことや、採用時の服装を準備することも重要な就職活動の準備です。
なお、アルバイトをしている人は、就職活動中のシフト調整を忘れずに行い、就職活動に専念できる時間を確保しましょう。

自己分析を行う

「自己分析」とは、これまで自分がやってきたこと、考えてきたことを第三者的な視点で分析し、自分の強みや特徴、思考の傾向、将来の展望などを詳細に分析することです。
明確な自己分析を行えば、面接時に言語化しやすくなり、面接官の興味を引くようなエピソードを魅力的に語れるようになりますよ。

タイトルの文字と、背景にはインタビューした際の記念写真 自己分析、迷走し始めてない?悩める就活生に贈る第三の自己分析「KJ法」~23卒が22卒に聞いてみたvol3 私立文系から生命保険業界へ~

業界研究を行う

社会には数え切れないほどの業界があるため、各業界への理解を深め、「自分がどの業界で働きたいか 」を明確にする必要があります。まずは様々な業界の情報を集め、興味のあるなしに関わらず、セミナーやイベントに参加することから始めましょう。
業界知識を身につけることで、これまで興味のなかった業界で働いてみたいと思うようになるかもしれません。
その後、自分が特に興味のある業界を絞り込み、それぞれを深く掘り下げていきましょう。
業界研究は、自分の将来を決める第一歩と言っても過言ではないので、気を抜かずに興味のある業界を徹底的に調べてみてください。

【24卒就活】業界・企業研究の具体的方法

会社説明会に参加する

「会社説明会」とは、企業が大学生に事業内容や経営理念を説明し、企業広報を行うイベントです。自分が行きたい会社や、仕事を絞り込むための重要な情報をたくさん提供してくれるので、時間が許す限り多くの会社説明会に参加した方がいいですね。

ちなみに、企業説明会には企業が自社の会場で行う単独説明会と、異業種の複数の企業が行う合同説明会の2種類がありますが、昨今では新型コロナの影響もあり、どちらもオンラインで行われることが多くなりました。

インターンシップに参加する

インターンシップとは、企業が大学生を受け入れ、一定期間仕事を体験してもらうプログラムのことです。夏に開催されるのが一般的ですね。志望する企業の仕事内容や職場の雰囲気を直接見て、企業の情報を得ることができる貴重な機会になります。
ちなみに、大学生がインターンシップに参加するのは3年生の6月頃が多いですが、実は1年生から始めることも可能です。
大学1年生から参加可能なインターンシップ先を紹介するサイトもありますので、ぜひ使ってみてください。

参考 1.2年生歓迎のインターン・インターンシップ募集一覧Infraインターン

OB・OGと交流する

企業で働く大学のOB・OGに生の声や就職活動の経験を聞いてみるのも一つの手です。企業の志望動機をよりフィットさせるための最高の資料となります。しかし、希望する企業・業界に勤めるOB・OGを見つけるのは少々難易度が高いです。ゼミやサークルのOBに聞いたり、就職課のリストで探したりなど、泥臭い方法で手配することになります。

エントリーシートを作成する

「エントリーシート」とは、就職活動の際に、企業に提出する応募書類のひとつです。企業が経歴、学歴、性格、志望動機などをチェックするのが目的です。
たとえ優秀で志の高い大学生であっても、エントリーシートの内容が悪ければ、選考対象から外されることもあります。会社への情熱を全力で表現し、人を惹きつける内容を作りましょう。

エントリーする

「エントリー」とは、選考を受けたい会社に応募すること。多くの場合、企業が用意したオンライン窓口で応募します。(このときにエントリーシートが必要になります)
企業によっては、一定の応募者数に達した時点で応募を締め切る場合もあるので、志望企業の募集開始時期を確認し、募集が始まったらすぐに応募するようにしましょう。

適性検査を受ける

昨今の就職活動では、書類選考に続いて「適性検査」と呼ばれるテストが行われます。各社で展開しているテストの種類や形式が異なりますので注意が必要です。以下の記事に、適性検査の形式がまとめられているので、事前にチェックしておきましょう。

適性検査とは?SPI、GAB、玉手箱の違いを解説!

適性検査は国語、数学などの基礎的な問題、一般常識問題や時事問題、性格検査と呼ばれるテストなどがあります。これらのテストでは、それほど難しい問題は多くありませんが、「解くスピード」が重要であり、準備ができていなければ十分なスコアを得ることは難しいでしょう。事前準備を行い、悪いスコアを出さないようにしておいてください。

面接を受ける

適性検査が終わると、面接が始まります。職種や業界によっては面接が数回行われることもあり、人事部長から代表取締役まで、さまざまな立場の社員と話をすることになります。
形式としては、1対1のインタビュー、グループインタビュー、パネルディスカッションなど、さまざまな方法で行われます。どのような面接でも好印象をもってもらうべく、前もって練習しておくことが必要不可欠です。

就職活動期間を短縮するにはどうすればいい?

ここまでは「就職活動が始まったら一体何をすればいいのか」を紹介しました。「思った以上にやるべきことがめちゃくちゃある・・」と霹靂した方も多いのではないでしょうか。
これらのことを複数の企業に行い、自分が納得いく会社の内定を勝ち取るまで行うため、就職活動にはかなりの時間がかかります。就職活動に疲れて足を止めてしまう人もいるかもしれません。

では、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。具体的には以下の通りです。

  1. 「企業選びの優先順位」を決める
  2. 業界ごとの採用スケジュールを知る

それぞれの内容について、詳しく紹介していきましょう。

「企業選びの優先順位」を決める

意味もなく就活を長引かせないためにも、就職先を決めるための「優先順位」を作っておきましょう。「この企業に内定をもらったら、就活を終える」「企業選びの際には、勤務地を優先させる」など、条件を設定すれば、就職活動へのモチベーションや取り組みを維持することができます
また、逆算して「どの企業から優先させればいいのか」と考えるようになるので、サボったり怠けたりすることが少なくなるはず。

業界ごとの採用スケジュールを知る

外資系企業やマスコミなど、業界によっては非常に早くから選考が行われています。

大手志望なのにベンチャー、メーカー志望なのにテレビ局を受ける? 〜22卒学生のジョブ型就活〜 【街角就活体験記#2】

そうした業界に興味があれば、受験してみるといいでしょう。実際に選考を受けてみることで、自己分析にもなります。そして、企業と自分とのマッチングを深掘りしていけば、何の業界にだけチャレンジしていけば良いのかがわかるはず。アプローチしていく業界が絞り込めたら、後は邁進していくだけです。

「いつから就活始めるべき?」と悩む方へ

以上、今回は「就活はいつから始めるべきなのか」を解説してきました。結論としては、大学3年の3月からとされていますが、実際にはそれよりも早く始める人が多いです。ESや面接などは、繰り返し経験するほどコツがつかめます。早くから始めておくことで余裕をもって本選考に挑むことができるようになるはずです。

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