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【22卒就活】業界・企業研究の具体的方法

この記事ではビジネスの基本的な考え方、捉え方について解説していきます。

学生の大半は、ビジネスという概念についてよく理解できていません。まあ、やったことないから仕方ないのかもしれませんが、ビジネスの仕組みが理解できないと仕事内容が理解できず、仕事理解ができていないと具体的な志望動機が書けないものです。

専門用語を使わず、なるべくわかりやすい解説を心がけますので、業界企業研究の第一歩としてお役立てください!

このコラムで伝えたい事
ビジネスや企業の基本的な見方が具体的に分かる

*動画でも解説しています!

“事業内容”ではなく”ビジネスモデル”で考えよう

就活生は企業研究をする際に、就活サイトなどで企業の”事業概要”などを参照します。事業内容がざっと書かれているコーナーですね。これはこれで参考にはなると思うのですが、そこで書かれているのはあくまで「企業がやっていること」です。

実はここを読むだけではその企業のことをちゃんと理解できているとは言えません。民間企業の場合は「ビジネス」をやっているわけなのですが、多くの場合、”事業内容”と”ビジネスモデル”は異なることが多いものです。

例えばこんな感じです。

アメリカのtwitter社の事業概要とビジネスモデルをシンプルに示したものです。どうでしょう。「事業概要」より「ビジネスモデル」の方が具体的ですよね。

ビジネスモデルとは「儲かる仕組み」のことです。「どうやってお金を稼いでいるか」です。この視点を持つと、皆さんがよく知っている企業でも全く別の姿が見えてくるはずです。

Twitterの例は「知ってる企業のイメージをビジネスモデルに置き換えた」例ですが、次はどうでしょう?

CMでもよく見かける大手企業の場合にありがちなのですが、我々が思っている企業の姿と実態が全く異なる例です。日立といえば「冷蔵庫やクーラー」といった白物家電のイメージが強いかもしれませんが、実際に家庭用電化製品は、日立売上全体の5%しかありません。それなのに就活生の多くは「日立=グローバルなメーカー」というイメージで志望し「日本のメーカーの製品を世界中に届けたい」などと志望動機を語るわけです。間違っちゃいないけど、その領域の売上って5%ですからね・・・、ということなわけです。

このように、「やっていること」と「ビジネスモデル」は大きく違うし、企業の本質に迫ろうと思ったら「ビジネスモデル」で見なければならないのです。

ビジネスモデルをとらえる基本フレームワーク

さて、ではビジネスモデルはどう捉えればいいのでしょうか?財務諸表とかIR資料とかそういう難しいものをいきなり読み始めると、多分挫折します。

そうじゃなくて、もっと単純に「構造」「仕組み」を捉えられるようになりましょう。僕がお勧めしているのはこの三つのキーワードで業界や企業のビジネスをとらえることです。まずはざっと概略をご説明しますね。

商材

そのビジネスが扱っている”もの、””サービス”。有形商材と無形商材に分かれる。有形商材は見たまんまなのでわかりやすいが、わかりづらいのが無形商材。

顧客

何らかのニーズや課題があり、対価を払って商材を買う”人”、”組織”。一般消費者、個人を相手にするビジネスを「B to C」、法人・組織を相手にすることを「B to B」という。

特徴

企業固有の戦略や強み、特徴のこと。同じビジネスモデルの中でも1社1社異なる。

具体的に考えて解像度を上げていこう

ここではもう少し具体的にこのフレームワークを噛み砕いていきます。まずは”商材”と”顧客”から見ていきましょう。

商材も顧客も、重要なのは具体的に考えて解像度を上げていくことです。

例えば「商材」についてですが、上のTwitterの例で考えた場合「広告」じゃまだまだ解像度が低いです。

これではテレビや新聞などの広告との違いがわからない。「ユーザの嗜好に合わせたターゲティング広告」というところまで解像度を上げていくと「データの解析が必要」ということまでわかってきます。

「広告の無駄打ちが減り、効率的な運用が期待できるから、顧客企業からしたら広告出稿のメリットが高まりそう」というビジネス上の強みまで想像することができますね。

つまりTwitterのビジネスモデルでは「データの密度」が重要になる。それを実現するためにエンジニアやデータアナリストが必要、という職種の理解につながります。

「顧客」も同様。「twitterの場合はB to Bだから顧客は企業」で終わったら全然ダメ。解像度がガバガバすぎます。

では”どんな企業”か?Twitterと相性の良い商品、サービスを扱っている企業が対象と考えられるでしょう。

例えば、おそらくですがエレベーター製造会社はTwitterに広告を出さないでしょう(例えば、ですよ)。Twitterヘビーユーザーと想定される10代〜30代の消費者むけにビジネスを展開している企業が相手になるのでは、と推察されますね。

このように、具体的に考えて解像度を上げていく。そうすると企業のビジネスモデルをより深く理解していくことができるはずです。最初は難しいかもしれませんが、この視点でビジネスを考えていれば、自然に慣れてくるはずです。

1社1社の「特徴」は企業沿革を見てみよう

「商材」と「顧客」は同じ業界ならだいたい同じです。つまりTwitterが属する「SNS業界」でいけばfacebookもtiktokもYoutubeもビジネスモデルはほぼ同じです。

ただ、もちろんその中で1社1社戦略や強み弱みが少しずつ異なってきます。それを見ていくのが”特徴”です。

”特徴”の捉え方は色々あるのですが、個人的にお勧めなのはその企業の沿革、成り立ちを見てみることです。

沿革はどこまで情報公開されているか企業によって様々ですが、これまでの歴史や創業者のビジョン、想いなどその企業が辿ってきた道を探ってみてください。

この時に、ただ単に記事などを流し読みしているようではダメ。「どうしてこれはこうなっているんだろう」と頭の中に常に「?」を灯して企業情報に接することが重要です。

特に業界の中でも1位の企業の場合。「1位かーすごいなー」じゃなくて「どうして1位になれたんだろう」と考える。

例えば国内の総合旅行代理店の中で圧倒的1位のJTB。彼らは何故1位なのか?

沿革を紐解いていくと、彼らはもともと日本交通公社という国の事業が民営化してできた組織であることがわかります。だから生まれた瞬間から政府系や国内大企業に強固なネットワークがあるわけです。

皆さんが高校時代に体験した修学旅行。実はJTBは国内の中で圧倒的シェアを誇っているのですが、これももともとJTBが国だから。国内の教育機関は文部科学省につながっていますからね。

このようにJTBは国とのつながりが深く、東京五輪なども旅行分野はJTBがかなりの影響力を持っています。ここまでわかってくると、JTBの社風ってなんとなく想像できませんか?そう、堅いし真面目な感じな訳です(良くも悪くもね)。

このように、沿革・歴史を辿ってみてください。その企業が何故こんな戦略をとっているのか、どうしてこんなに強いのかなどがわかってくると思いますし、そこで働く社員の雰囲気も想像できるようになってきます。

社風はちゃんとOBOG訪問などで確かめた方がいいとは思いますが、事前の予習としてここまで深掘りして考えられれば、全く違うOBOG訪問ができると思います。

いかがでしたでしょうか。このフレームワークで企業・ビジネスを見ることができれば、かなり多くの深く広い情報を得ることができます。難しいかもしれませんが、是非挑戦してみてください!


*動画でも解説しています!

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