この連載コラムでは”ロジカルシンキング”について書いていきます。
さてさて皆さん、”ロジカルシンキング”、つまり論理的思考力ってお持ちですか?論理的に考えるのは苦手・・・と思っている人も多いんじゃないでしょうか。
実はこんな記事を書いておきながらですが、僕はロジカルなタイプじゃありません。どちらかというと感覚で物事を進めていくタイプです。ただそれだけでは通じないので、ロジックで補強していく、というやり方です。
感覚で始めて、論理で補強する。こんなやり方もあるのです。
・・・と、言い訳っぽい始め方をしてしまいましたが、連載一発目はロジカルシンキングの基本をお伝えしていきます。専門用語は、使いません!!
ロジカルシンキングの根本的な考え方が分かる
ロジカルシンキングという言葉は、ビジネススキルでは重要度が高いというかむしろ必ず出てくるレギュラースキルのような位置付けです。
多くの人がロジカルシンキングがないと悩み、ロジカルシンキングを身に付けたいと思っていますね。
ただ勘違いしてはいけないのは、ロジカルシンキングは何も万能なスキルではない、という事。
その特性と利用目的をしっかりとらえた上で、ロジカルシンキングを考えないと結局使い道が分からず、身についた事になりません。
というか、そういう事を考える事そのものがロジカルシンキングの基礎なので、ロジカルシンキングが苦手な人は、「何故ロジカルシンキングが必要なのか」を考えてみましょう!
人によって定義づけは異なるでしょうけど、ロジカルシンキングとは僕なりの解釈では「ものごとの因果関係を整理し、構造を理解する事」です。
ロジカルシンキングを身に付けたい人の発言をよくよく聞いていると、何故それが身に付けたいのかおそらく本人も分かっておらず、下手すると「ロジカルシンキングを身につけると説得力のあるアイデアが出る」と思っている節があります。
それは半分正解で、半分不正解。正確にいうとロジカルシンキングの役目は、物事を構造的に把握し課題を特定し、よりよいアイデアが出やすい下地を作る事であり、ロジカルシンキングをしているとよいアイデアが生まれるわけではありません。それは全く別の能力なのです。
ロジカルシンキングにはもう一つ、使い道があります。
それは、出て来たアイデアを相手にわかりやすく説明する事です。おそらく日常生活でよく目にするのはこのロジカルシンキング。
「あの人の話し方は説得力がある」「分かりやすい」というやつですね。
しかしこれも最初の役割の延長線で、どうして分かりやすく説明できるかというと、構造を理解しているからです。
つまり結局、ロジカルシンキングとは情報の整理と構造把握に尽きるんじゃないかなと。
という事で、今回はロジカルシンキングの基本的な使い道をお伝えしました。「アイデアを出す下地を作る」「出てきたアイデアをわかりやすく伝える」。
さて、ではどうやってこれを実現するのか?
それはまた次回!