こんにちは。学生ライターのはるです。昨年からのコロナウイルスの流行により、人と会えない・学校に行かずにオンライン授業…などと、これまでにも増してデジタル機器にお世話になる日々が続きますね。でも、長時間デジタル機器を使っていると疲れる…。そんなお悩みを抱えている大学生は多いのではないでしょうか?ということで今回は、デジタルに疲れたZ世代大学生に「デジタルデトックスのすゝめ」をお送りしたいと思います!
勘のいい方は既にお分かりの通り福沢諭吉の「学問のすゝめ」をパクらせていただく形で、「デジタルデトックスのすゝめ」と書いているわけですが、そもそも「デジタルデトックスってなんだよ!?」と思っている方もいらっしゃるはず。
「デトックス(detox)」という言葉は健康や美容の文脈で使われることが多く、「解毒」を意味するdetoxificationの略語です。そのまま訳すと、デジタルデトックス…デジタル解毒?というますます訳のわからない日本語になってしまうので、はじめにしっかり「デジタルデトックス」の定義を確かめておきましょう
【デジタルデトックスとは】
(DIGITAL DETOX JAPAN | デジタルデトックスジャパン 一般社団法人日本デジタルデトックス協会ホームページより抜粋)
デジタルデトックスとは、一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組みです。デジタルデトックスは、デジタルを完全に手放して生きよう、というものではありません。より健全にデジタルデバイスやインターネットと付き合っていくために行うものです。
簡単に言ってしまうと、「デジタル機器から少しだけ離れてストレス発散しようぜ!」という取り組みが「デジタルデトックス」というわけです。デジタル機器から来るストレスと言えば、ブルーライトや姿勢から来る「フィジカルなストレス」もありますがSNSの交友関係などを通じた「メンタル的なストレス」もあります。きっと多くの大学生のストレスになっているのは後者のような「SNS疲れ」ではないでしょうか?
SNS上でも周りに必要以上に気を使いすぎてしまっていたり、相手と自分を無意識下で比べていたり、無意識にSNSを開いて時間を無駄にしている自分に罪悪感を覚えてしまったり。まじめな人ほど、このような「SNS疲れ」に悩まされているのではないでしょうか?
こんな悩みがひとつでも当てはまってしまった、まじめな皆さん!そんな皆さんには特に「デジタルデトックス」をおすすめします。
SNS疲れをはじめとするデジタル機器によって、ストレスを感じている自覚はある。でも、デジタルデトックスって言われたって、デジタル機器がないと超不便な世の中。「一体どうすればいいの?」というのが本音だと思います。そこで、筆者が日々の生活に影響を及ぼしにくいデジタルデトックスを考えて実際にやってみました。参考にして頂けると嬉しいです。
はじめに、筆者周りのデジタル環境をご紹介します!
【所有デバイス】
・PC1台
用途:学校の課題やインターン、このライターのお仕事など。たまにストリーミングサービスで映画やドラマを見る。自宅か学校で使用。
・iPhone1台
用途:もっぱら連絡手段。その他プライベートのSNSを見たり、写真を撮ったりするのに使用。常に持ち歩いている。
【使っているSNS】
・Twitter
・Instagram
・Facebook
・LINE
日々PCとiPhoneにお世話になっており、皆さんもそうだと思いますがiPhoneに至っては、24時間側に置いています。なんという依存関係…。デジタルデトックスが必要なのは明らかです。
しかし、今回デジタルデトックスを試すにあたり、学校やインターン先からのメールなど重要な連絡を取り逃さないためには、すべてのデジタル機器と完全に距離をとるのはかなり難しかったというのがホントのところ。そこで、私は「SNS特化のデジタルデトックス」を実施しました。具体的には、上記に挙げたプライベートのTwitter、Instagram、Facebook、LINEを丸1日開かない・全通知OFFという日をつくりました!
自分の意志で使用制限するのは難しいという方には、スクリーンタイムでの設定(※iPhone)がおすすめ!スマホ自体の休止時間を設定したり、アプリを選択して使用時間を制限したりすることができます。
実際に「SNS特化のデジタルデトックス」をやってみてよかったことを4つご紹介します。
① 集中力が格段に違う
日々ピロンピロンという通知音にいちいち反応してしまい、何かしている最中でもSNS通知が来ると簡単に集中力を削がれていました。しかし、今回は通知を全部OFFにして丸1日アプリを開かないと決めたことで、集中力が格段に上がりました。
② 他人のことが気にならない、心が安定する
筆者は現役大学4年生の大学院進学志望組で絶賛進学準備中・勉強中なのですが、周りの同級生は就職が決まっていて学生最後の夏休みを謳歌しているのをSNSで見ると、ちょっと心が疲れることがありました。自分で決めた道だから仕方ないんですけどね…。頑張らなきゃいけないときや疲れているときは特に、他人と自分を比べてマイナス感情に左右されがちですが、SNSがないと他人の情報が入って来にくくなるので自分以外の誰かが気になることがなくなるし、心が安定します。
③ 「なにしていたのかわからない時間」がなくなる
SNSっておもしろいですよね。利用者が閲覧した投稿をもとに、興味のありそうなポストをおすすめに出してきたり、タイムラインに流してきたりします。その戦略にまんまと引っかかってしまい、アプリを開いたらあっという間に時間が経っていたなんてことはよくある話だと思います。そして「あれ、この時間一体わたしはなにをしていたんだ、、、」なんてことも。しかし、SNSから距離を置くことで、このような「なにをしていたのかわからない時間」がなくなります。
④視野が広がる
電車移動中はもっぱらSNSで時間を潰している筆者。電車内を見渡しても、乗客は私のように画面とにらめっこしている人がほとんどです。しかし、ここでデバイスをかばんにしまって窓の外を見てみると今までとはちがった景色が見えたり気づきを得られたりします。スマホの画面ばかり見てしまっている自分の視野の狭さに気づかされますよ!
上記の「やってみてよかったこと」からもわかるように①集中力が格段に違う③なにしていたのかわからない時間」がなくなるというメリットのおかげで、デジタルデトックスをすると今までSNSに費やしていた分の時間が自然と浮いてきます。そうすると、できることも増えていきます。今回の「SNS特化デジタルデトックス」によって生まれた時間で私ができたことを2つご紹介します!
①久々に好きな本が読めた!
小中学校のころは本が大好きだったのに、だんだんと勉強のために読まなきゃいけない本が増えてきて、なんとなく好きな本から離れてしまっていた自分がいました。しかし、今回時間が生まれたことで本棚に目を向けて好きな本を手にとるくらいの心の余裕ができて、久々に好きな本が読めました!
ちなみに、わたしが今興味津々で読んでいるのはブレイディみかこさんという方の本です。興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」
「ワイルドサイドをほっつき歩け~ハマータウンのおっさんたち~」
②部屋の大掃除ができた!
一人暮らしをしているのですが、日々の簡単な掃除はできても排水溝の掃除、テレビの裏の掃除、お風呂場の水アカ取りなどちょっと時間をとりそうな掃除って後回しにしがちです。しかし、時間にゆとりができたことで細かな掃除にも手が回るようになりました!部屋がきれいになることで、落ち着いた環境で集中して勉強ができるという好循環が生まれます。部屋もきれいになるし、勉強の集中力も上がるし、いいこと尽くしでした…。
今回は「デジタルデトックスのすゝめ」と題して、デジタル機器に日々お世話になっている皆さんが、生活に影響が少なく無理のない範囲でできるような「SNS特化デジタルデトックス」について体験談を交えてお伝えしました。デジタルデバイスに囲まれ、いつでもどこでも何でもできちゃう便利な世の中。でも、その便利さゆえのストレスももちろんあります。このようなストレスとうまく付き合っていくために、デジタルデトックスをうまく活用していきたいですね!
https://digitaldetox.jp/digitaldetox/参考資料
DIGITAL DETOX JAPAN | デジタルデトックスジャパン 一般社団法人日本デジタルデトックス協会ホームページ 「デジタルデトックスとは」