現役大学生が考えてみた人生設計

こんにちは!街角キャリアラボ学生ライターのいくみです。

今回取り上げるテーマは人生設計、又の名をライフプラン、もしくはライフデザインとも。「いつまでにこんな経験をしたい」「30歳までに家庭を築きたい」「定年退職までに1億円を貯蓄したい」のような希望を落とし込んだものです。

人生設計ってなんだか壮大に聞こえて、大学生とは縁がなさそうなテーマですが、社会人生活がすぐ目の前にある大学生にとっては、実は意外と身近な話題。就職活動でもキャリアプランなんかは聞かれますし…。ということで、今回は人生設計について考えてみようと思います。

大学生が自分の人生に抱きがちな不安って?人生設計を大学生の間に立ててみる意義

大学って高校までの生活とはずいぶん変わりますよね。履修計画のように、自分で決めなきゃいけないことが高校よりも格段に多く、自分の決断一つで将来の選択肢が広がったり狭まったり…ということを肌で感じることが多いのではないでしょうか。

そんな環境下で不安を感じる大学生も多いようです。日本学生支援機構の調査によれば、大学生(昼間部)の悩みとして最も多いのは「希望の就職先や進学先に行けるか」で、3分の2以上の学生が不安に感じているそう。続いて「卒業後にやりたいことが見つからない」という不安を持つ学生が約4割いました。

さて、そんな不安を持つ大学生にとって、人生設計はどう役に立つのでしょうか。まず、やりたいことがある人にとっては、それを達成するためにすべきことや必要な資源が分かるというメリットがあるでしょう。

必要な資源としては物資もそうですが、資金や人脈なども分かり、どんなタイミングでどの程度必要なのかが予測できるようになると思います。やりたい・叶えたいという気持ちを実現に向けた行動に昇華する手助けを、人生設計がしてくれるというわけですね。

では、やりたいことが見つからないという大学生にとってはどんなメリットがあるでしょうか。例えば、あえて自分の人生設計を仮に作ってみることで、今後の大学生活を流れるままに過ごすのではなく、目的意識を持って過ごすきっかけになると思います。また、就活を控えているのであれば、仮のプランがあることでどんな企業/職種にアプローチするのかを考える助けになると思います。

人生設計ってどんなことを重視して立てたらいいの?

では、人生設計はどのように立てれば良いのでしょうか。ここで有名人の人生設計を参考に見てみましょう。

ご紹介するのは、メジャーリーグ(MLB)で活躍する大谷翔平選手の人生設計。以前、高校時代に書かれた人生目標シートが、テレビ番組で紹介されました。その概要と実際の人生との比較がこちら。

設計通りの人生とはいかないようですね。ただ、特にMLB移籍後に、「MLB史上初」「MLBの日本人選手初」「日本人最多」など、さまざまな記録を残していることが分かります。

大谷選手の人生設計を見てみると、「ローテーション入り」「16勝」「サイ・ヤング賞」など、細やかに目標(理想とする状態)が設定されています。よく小学生の卒業作文とかで見かける「MLBでの活躍」とは、目標の解像度の高さが違いますよね。明確な目標を立てることで、どんな準備が必要かがより具体的に考えられ、結果として先述の記録に繋がっているのではないでしょうか。

初めての人生設計、立ててみた

ここからは、有名人の人生設計にちょっと触発された筆者が、自分自身の人生設計を立ててみようと思います。

筆者は人事職としてキャリアを歩みたいという思考なので、仕事面を中心に立ててみました。私生活面では、結婚や出産については強い願望がないので今回は考慮に入れず、自分が興味を持っている資格の取得と親の介護などについてをプロットしてみました。その結果がこちらです。ちなみに退職年齢は65歳よりも高くなる可能性があると思いますが、ここでは65歳にしています。

筆者自身が学生時代に祖父母の介護の状況を見ていたこともあり、一番興味があったのが親の介護。大体いつ頃から介護が本格化するのかを考えたのちに、仕事のことについて考えました。

仕事については、どんな場所で、どんな仕事に何年ほど従事したいかを考えました。人事の仕事なんて本当にたくさんあるはずですし、1つのポジションで複数の業務領域を担当することなんてざらにあると思うんですが、ちょっと簡潔になるように、特に注力したい分野を選んでみました。なお、あんまり転職願望は強くないので、今回は考慮していません。

さて、実際に人生設計を立ててみて、やりたいことをいつやるのかということをきちんと考える良い機会だなと感じました。というのも、今までは親の介護が必要になったらその時頑張ろうとしか考えていなかったのですが、「親の介護が本格化する前に、海外で仕事がしたいならそれを叶えるべきだな」とか、「実家とは遠い本社でも勤務したいけど、勤務のタイミングは考えものだな」など、いろんな選択のタイミングについて人生設計を通じて考えることができたからです。

ただ、仕事面についてはあくまで願望で、会社側の事情によって叶えられることが変わっていくと思います。まあそうなったら、人生設計には書いていませんが転職もありですね。ですが、私生活の資格については、特に自分の努力量で時期が変わっていくと考えます。

私は今までいろんな資格をただ脳内に並べただけで、いつ取るのかを気にしたことはなかったのですが、この人生設計作りを通して、「このタイミングで就いている仕事に活かすためには、この資格を先にとっておこう」などと、優先順位を考えることができました。

さらに、過去の報道から老後2000万円貯めておこうかなとなんとなく考えた筆者は、「40年で2000万円…、1年で50万円…、1ヶ月3-4 万円+ボーナスでなんとかなるかも」と、貯金のことについて、少しは現実的に考えられるようになりました。投資と節約、頑張るか〜!

まとめ

今回は人生設計について考えてみましたがいかがでしたでしょうか。大学生は特に、就活や大学院進学の準備などで、将来について向きあう時間が多くあると思います。

将来やりたいことが決まっている人もそうでない人も、一度人生設計を作ってみて、今後の人生の動力にしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

日本学生支援機構「平成30年度学生生活調査結果」

FNNプライムオンライン「25歳で世界最速175km/h? 大谷選手が高3の時に書いた“人生設計メモ”」

週刊ベースボールONLINE「大谷翔平 選手データ」

David Adler「These are the rule changes for 2020 season: Modifications include new 3-batter minimum rule, active roster limits」

スポーツ報知「大谷翔平、2度の自打球直後に3戦ぶりの32号 日本人最多アーチ松井秀喜さんの31本超え」

日刊スポーツ「大谷翔平「二刀流」で球宴出場 史上初、DH部門に続き投手部門でも選出」

日刊スポーツ「大谷翔平ホームランダービー出場公表、日本人メジャー選手で初!