こんにちは!大学生ライターのもんずです。
コロナ禍も落ち着き、留学を考える学生も増えてきました。
しかし留学に興味があっても、留学費用や日本を離れる期間の問題で長期留学が難しいと考える方も多いのではないでしょうか。
短期留学で語学学校って意味ある?
1ヶ月でどれくらい喋れるようになるの?
今回は、実際にカナダに1ヶ月間語学留学をした私がこういった疑問に答えます。
1ヶ月の語学学校で英語は上達するのか
結論、英語力(スピーキング力)を上げたいなら、1ヶ月の語学学校では不十分でしょう。
なぜなら、せっかく語学学校で学んだことも帰国したら忘れてしまうから。
なんとなく
留学した人=英語ペラペラ
ってイメージありませんか?
たしかに、留学は日本にいるよりはるかに英語が上達しやすい環境です。
でもそれは長期で通ったときの話。
一般的に、短期間でネイティブレベルになることは難しいと言われています。
私も実際に通ってみて、1ヶ月で英語が上達した感じはあまりしませんでした。
1ヶ月の滞在費用
カナダの1ヶ月滞在でかかった費用の内訳を紹介します↓
内訳 | 金額 | メモ |
---|---|---|
航空券(往復) | 約26万円 | ※夏期割増料金 早めの予約で18万円前後〜 |
滞在ビザ | 約700円 | |
語学学校の授業料(4週間) | 29万5,000円 | ※夏期割増料金 通常期は20万円〜 |
ホームステイ(1日2食/4週間) | 約10万円 | |
交通費(バス・電車) | 1万円 | |
観光費 | 6万円 | ※個人差あり 相場は5〜10万円程度 |
合計 | 72万5,700円 | 通常期は50〜60万円 |
私の場合、
- 渡航時期が夏だった
- 航空券の予約が遅かった(渡航の2ヶ月前)
などが重なり、予算+10万円くらいかかりました(泣)
「留学費用はできるだけ節約したい!」という方へ。
予算オーバーで痛い目を見た私の経験から、留学費用を抑えるためのポイントをまとめました↓
- 閑散期に渡航する
- 航空券はなるべく早く予約する(6ヶ月前がベスト)
- 外食や交際費を減らす
滞在費用には個人差ありますが、工夫すれば節約できる部分はたくさんあります!
私は実際に行ってみて、限られた費用の中で上手にやりくりするスキルも必要だなと痛感しました。
初心者は留学エージェントを利用しよう
留学するにあたって、エージェントの利用を考えている人も多いはず。
エージェント利用には手数料(数万円)がかかりますが、お金を払ってでもサポートをお願いする価値はあるでしょう。
現地で何かトラブルがあったとき(何もないことがほとんど)、まず頼れるのは現地を熟知したエージェントスタッフです。
安心感もケタ違い…
安心と安全には金をかけろ!!!
私は少し特殊なパターンですが、大手エージェントではなく個人事業主の方にサポートをお願いしました。
カナダ在住のAkaneさんという日本人の方です。
AkaneさんはYouTubeなどSNSを通して英語系コンテンツを発信しており、たまたま彼女の動画を見つけたのが最初の出会いでした。
日本人向けに無料で留学サポートをしていると知り、応募→サポートを受けることに。
LINEやビデオ通話でやりとりしながら、留学準備のコツから渡航、帰国までたくさんアドバイスをいただきました。
短期語学留学のメリット・デメリット
短期留学に行ってみて、実際に現地で感じたメリットやデメリットを紹介します!
実際に感じたメリット
私は、一般的な学校と比べて語学学校は友達を作りやすい環境だと思います。
語学学校の魅力は、国際交流をしたい留学生が各国から集まること。
なので自分だけではなく、周りの留学生たちもみんな「友達欲しいなー」って思っています。
コミュニケーション苦手だし、友達なんてできる自信ないなあ…
学校初日はこんな感じでした。でも、振り返ってみて友達づくりで不安になる必要はなかったなと。
語学学校はふつうの学校とちがい、コミュニケーションに特化した環境が整っています。
- 授業ではグループワーク、ペアワークなどクラスメイトと話せる機会が多い
- 放課後にはアクティビティが開催される
先生も生徒もフレンドリーな人が多く、気づいたら仲良くなっていたパターンがほとんどでした♪
語学学校は、先生や生徒と仲良くなれるのはもちろん、他国の文化を知るチャンスがゴロゴロ転がっています。
髪を週に1回しか洗わない…
馬肉を食べる文化がない…
料理を食べる時のマナー…
独特なお箸の持ち方…
学校に行くたびに知らない文化を学んでいたので、毎日が発見の連続です。
授業内容から脱線して、全然ちがう話題になることもよくありました。
今回の留学で1番の収穫は、英語を話す自分に自信がついたこと。
日本にいたら、日常生活で外国人と英語で話す機会なんてほとんどないし、何より失敗や恥をかくのがコワいものです。
伝わらなかったらどうしよう…英語話せないヤツって思われたくないな…
でも語学学校はまったく逆。
質より量!どんどん挑戦して失敗した分成長する!
という考え方なので、文法や発音ができなくてもあまり気にしません。
おかげさまでたった1ヶ月でも、英語に対するコンプレックスをなくすことができました。
実際に感じたデメリット
語学学校に通ってみて、実際に感じたデメリットを3つ紹介します。
基本的に、”英語力を上げるため”に短期で語学学校に通うのはおすすめしません。
短期では、学んだことも帰国したら忘れてしまうことがほとんどです。
英語は筋肉と同じで、使わなかったら衰えていくもの。だから帰国しても英語に触れることが大切よ!
それに英語力を伸ばす目的なら、オンライン英会話や英会話カフェなど、今はわざわざ留学しなくても英語力を十分のばせる環境がたくさんあります。
短期なら、語学学校は異文化交流や友達作りの場所として割り切った方がいいでしょう。
語学学校の国籍比率は、振り分けられるクラス・渡航時期によって変わるということを覚えておきましょう。
語学学校では、生徒のレベルに合った授業をするため、入学時のテスト結果でクラス分けを行います。
また観光シーズンでは留学生が急増するので、1クラスに半数以上の日本人がいるということも。
ここは日本か…?と勘違いしそうになります。
私がいた時期の学校は、体感3分の1が日本人でした。
英語をたくさん話したい、異文化交流したい人にとっては少しツライ環境かもしれません。
どうしても日本人の少ない環境がいい人は、学校を選ぶときに以下のポイントに注意しましょう。
- 渡航を閑散期にズラす
- 日本人比率が少ない学校を選ぶ
- 郊外にある学校を選ぶ
語学学校は週単位で通えるので、毎週新しい生徒さんが入ってきたり卒業したりと、入れ替わりが激しいのが特徴です。
もちろん、その分クラスメイトとの出会いや別れもたくさんあります。
今はSNSでいつでも連絡が取れる状態ですが、せっかく仲良くなったのに会えなくなるのは寂しいものです。
私の学校では、思い出として卒業する子へカナダ国旗に寄せ書きをするという、ステキな文化がありました。
まとめ|たとえ短期でも、語学学校は行く価値アリ!
この記事では、語学学校へ行く意味や魅力について、実際に行ってみた体験をもとにまとめました。
短期でも、語学学校に行く意味は大きいと思います。
学校で出会えた友達や先生、できた思い出は一生の宝物。
「行ってよかった!!!」のひとことです。
留学はツライことや思い通りにいかないことも多いですが、後から振り返ればすべて自分を豊かにしてくれる経験になります。
語学学校も、きっと留学生活を充実させてくれるひとつの選択肢になるはずです。