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【128人の就活生に聞いてみた!】誰に相談するべき?困った経験はある?

初めまして!ライターのせりと申します。大学4年生で、卒業後は外資系のIT企業でSIerとして働く予定です。

私は3月中旬に内定を頂いたので、24卒の中ではそこそこ早く就活を終わらせることができました。しかし、選考を受けていた当時は夜も眠れないほどに悩むこともたくさんありました。

「志望業界が定まらない」「面接でぎこちないと言われる」「そもそも将来やりたいことがない」などなど。きっとこの記事を読んでいる皆さんの中にも、同じような悩みを抱えている人がいるかもしれません。

自分だけでは答えを導き出せないときは、誰かに相談するのも一つの手です。しかし、「相談したけどかえって困ってしまった」という人もいると思います。解決の糸口が見つからず、就活に対するモチベーションが下がってしまうのはつらいですよね。

そこで今回は「就活の相談」をテーマに、23卒・24卒の街角キャリアラボ会員128名のリアルな声を集めました。就活の相談相手や相談して困った経験に関するリアルな声をまとめているので、これから就活を迎える人たちの参考になれば嬉しいです。

就活について相談したことがある?誰に相談していた? 

ここでは、就活相談の経験の有無と相談相手についてまとめました。

就活について相談した経験の有無

「就活について誰かに相談したことがある」と答えたのは全体の92%。128人中116人ですから、大半が誰かに意見を求めていることが分かります。

大学卒業を控えた時期のビッグイベントだからこそ、1つ1つの過程にプレッシャーを感じてしまいますよね。自己分析や業界選びをしているとき。入念に対策したはずのESや面接の結果が振るわなかったとき。「誰かに相談したい」と感じる瞬間は人それぞれでしょう。

必死に悩んでそれでも答えが見つからないときに、信頼できる誰かに相談することは素晴らしいことだと思います。もちろん、誰かに相談せずとも就活を進めることができるのも、同じくらい立派なことです。

自分が納得できる進路を選択する上で必要だと感じるのなら、就活について相談してみるもの良いですね。

就活の相談相手

就活について相談したいと思ったときに23卒・24卒の学生は誰に頼っていたのでしょうか。

ここでは、アンケートでの回答率が高かった、友人・家族・先輩・大学のキャリアセンター職員にスポットライトを当てて紹介したいと思います。

1. 友人

相談相手に友人を挙げていたのは全体の79%私自身も、サマーインターンの選考がスタートした頃から、キャンパスで就活に関する話題を耳にすることが増えた気がします。同じように就活に励んでいる友人だからこそ、良き相談相手になるのかもしれません。

ちなみに私は、大学でよく一緒にいた友人のほとんどが海外留学に行ってしまったので、就活の相談をしたことはありませんでした。ですが、友人の就活状況を聞いて焦るようなこともなかったので、個人的には良かったのかなと思います。

2. 家族

就活に限らず、悩みを抱えているときに家族に相談する人は多いのではないでしょうか。

幼少期の頃から自分を知っている家族に相談することで、自己分析や業界選びなどに関する良いアドバイスが得られるかもしれませんね。

私の親は就活の経験がないので、相談をしたことはありません。それでも、家族に「なんでその仕事を選んだの?」と聞いてみるのは、意外と面白かったです。

3. 先輩

近い時期に就活を終えている大学の先輩などに相談する人が多いのもイメージしやすいですね。大学によっては先輩が後輩の就活サポートを行う学生団体もあるため、就活生にとって身近な先輩は頼りやすい存在なのでしょう。

サマーインターン前までのESの添削や面接練習は、大学の先輩にお願いすることが多かったです。先輩も秋以降は卒論の執筆で忙しい時期を迎えるようですが、それまでは自由に過ごしている人も多いようです。勇気を出してお願いしてみるのも良いかもしれませんね。

4. 大学のキャリアセンター職員

私は学内で誰よりもキャリアセンターに通い詰めていたので(多分)、職員の方々には本当に頭が上がりません。

キャリアセンターでは、業界選びや進路相談からES添削・面接練習はもちろん、内定受諾に関する相談までお願いすることができます。就活サポートを長年しているので、就活状況の変化や志望業界の動向など、専門的な意見を聞くにはうってつけです。

ただ、職員の方々と価値観が合わない可能性もあるので、必ずしも頼る必要はないと思います。

就活相談で困った経験

相談したからといって、必ずしも悩みや疑問が解決するとは限りません。ここでは、就活について相談して困った経験について、23卒・24卒の声を解説します。

相談して困った経験がある人はどれくらいいるのか

就活について相談して困った経験が「ある」と答えたのは、全体の67%。半分以上の人が該当することから、就活の相談しても悩みが解決するとは言い切れないようです。

就活に限らずですが、相談をする際は解決策を提示してくれそうな相手を選ぶことが大切なのかもしれません。誰もが自分の望むアドバイスを与えてくれるとは限らないし、自分が相談することで帰って相手を困惑させてしまうこともあるのではないかと、個人的には思います。

相談相手や内容をよく見極め、相談したとしても、数ある意見の中の1つであると認識しておくべきでしょう。

誰に相談して困ったのか

困った相手としては、就活エージェントが首位に位置し、友人・学校のキャリアセンター職員が続きました。具体的なコメントは以下の通りです。

「就活エージェントの人に、『その企業はあなたにあってないよ』『受かる確率としては10%もないから受けない方がいい』と言われたことがあった。」

「キャリアセンター職員に面接練習をお願いした際に、他の人からされていたアドバイスを実践したらダメ出しを受けた。」

就活エージェントは、利用料金を払っている企業に学生を入社させるビジネス的な側面も持ち合わせているため、パーソナルな相談相手としては適さないのかもしれません。一方で彼らは就活のプロフェッショナルですので、業界の事情や選考の通過基準については一定の知見を備えているはずです。それでも、利用しているエージェントが合わないと感じる際は、距離を置くことも検討しましょう。

キャリアセンター職員はエージェントと異なり、利益を追求することはありません。しかし、職員の考え方が自分の価値観に合うとは限らないので、必要に応じて頼るくらいがちょうど良いでしょう。

友人が相談相手に適するかどうかは、互いの立場・状況によって変化すると思います。私も、自分が落ちた選考に友人が通過していたことを知り、複雑な気持ちになったことがありました。

何を相談して困ったのか

上位に挙げられたのは、就職活動の進め方とES・面接の対策です。以下のようなコメントを頂きました。

「就活の進め方について相談したときに、『今までの先輩が◯◯だったからあなたも大丈夫』と何の根拠も無しに言われ、不安に感じた。」

「学業の話をガクチカとして用意したら、『それは真面目に授業に出ている人ならみんなやっている』と言われた。」

特に就職活動の進め方については、開始時期や志望業界、ライフプランなどに影響されることも多いはずですよね。目指すキャリアの方向性は人それぞれだからこそ、相談相手が必ずしもベストアンサーを提供してくれるとは限らないのは理解しておく必要があるでしょう。

また、ES・面接については、重視される項目が業界や企業によって異なることもあります。自分が志望する業界や企業に詳しい人・就活事情を熟知している人にお願いすることをおすすめします。

就活相談をしない理由

23卒・24卒の先輩の中にも、就活相談をしなかった人は10%近くいます。彼らが相談をしなかった理由として、「相談相手がいない」「自己開示に抵抗がある」といった声が挙げられました。

23卒・24卒はコロナの影響で人との繋がりが少なくなりがちだった世代です。

私自身も2年間オンラインで過ごしていたため、大学の交友関係は決して広い方ではありません。そのような状況下だと、相談相手が思い浮かばなかったり、あまり深い話ができない人が多かったりするのは仕方がないことのようにも思えます。

身近に相談できる人がいない場合は、本やラジオを活用しても良いでしょう。就活やキャリアに関する本はたくさんありますし、ラジオは聞き手が理解しやすい話し方を学ぶのにうってつけです。

特に、楠木健さんの「好きなようにしてください たった1つの『仕事』の原則」は、就活生に読んでほしい本としておすすめしたいです。就活の先のキャリアを考えるきっかけにもなったので、機会があればぜひ手にとってみてください。

また、私は人前で話すことが大の苦手だったので、芸人さんや著名人のラジオを頻繁に聴いてトークの勉強をしていました。radikoなどのアプリを使えばいつでもラジオを聞くことができるので、同じような悩みを抱えている方は実践してみても良いかもしれません。

まとめ

今回は就活の相談についてまとめましたが、相談するもしないも、その人の自由のはず。相談したとしても、最後にどうするか決めるのは自分です。

思い描いたキャリアを実現するために、ベストな選択肢に向けて歩みを進めましょう。