こんにちは!大学3年生のりんちゃんです。
題名にもある通り、わたくしはゴリゴリの理系大学生です。私がいるキャンパスは、理工学部だけで男が多く女の子が少ない環境で、機械・電気・情報と日々勉強しております。
これから就活がどんどん忙しくなる中で、理系としてのキャリアや職種について考えておくのは大事だと思っているところで、特に就職するか大学院に進学するかという悩みは、理系大学生の誰しもが考えたことだと思います。
この記事では、理系の職種とキャリアについて8人の社会人へのインタビューを交えて解説していきます!
就活か大学院か迷っている理系同志にはぜひ最後まで読もらえたら嬉しいです!
理系職種まとめ
理系だからこそできる職種にはどのようなものがあるのでしょうか。全てではありませんが、主要な理系職種を改めて整理してご紹介します。その職種についている社会人の一言コメント付きです。
1.研究開発
研究開発は、言わずとしれた理系の職種です。研究・開発は、新しい製品や技術を生み出す仕事と言えるでしょう。企業での研究開発は、数年や数十年後に使われる製品のために事実や法則を調べて、そこから新技術を生み出すのが仕事といえます。
「自分の成長とそれに伴う環境次第で、文字通り世界最先端の知を日々感じることができます。会社や地域といった枠を越えて業界や国単位でプロジェクトがあり、一定の基準のもと平等にチャンスがあります。」
「自分でテーマに対して探求していけることは魅力的です!」
最先端技術で探求できるのは魅力的ですね!
2.設計
製品の設計やそれをつくるための機械の設計を行うのが仕事です。研究開発が生み出した技術を組み合わせて今までにない製品を生み出すのが設計の仕事といえるでしょう。
また、完成までに立案や試作品製作、テストと設計そのもの以外にも仕事があります。
3.生産・製造技術
私が職種を考えるなかで見落としていた部分だったのが生産です。ベルトコンベアでどんどん車が組み上がっていく様子を動画で見たことある人は多いと思います。
企業は設計だけではなく、実際に製品をコストや効率をよく考えて製造する必要があります。市場の需要予測と工場の生産能力を鑑みながら、無駄がなく最大の効果を発揮することが求められます。その生産ラインの製造と管理をするのが、生産の仕事です。
「工場のデジタルツインを使って改善施策を検討する部署に配属しています。業務ではシステム設計・開発とデータ分析をしており、大学で学んだアルゴリズムや統計の知識を応用する機会があり、面白い環境にいると感じています。」
4.品質管理
製品の品質向上や生産の安定を目指すのが仕事です。品質の悪い商品が世の中に出回ってしまうと、お客様の信頼を損ね、企業イメージに大きなマイナス影響を及ぼすことになってしまいます。また製品によっては小さなミスが最悪人の生死を左右するような事故を招き、企業としての信用や経営の基盤を危うくしかねません。そういった意味では、誰かの生活を守っている仕事なのかもしれません。
5.技術営業
医療機器などの専門性が高い製品や船や飛行機、機械は専門家しかわからない製品の素晴らしさがあります。実際に研究に取り組んでいる方も自分にしかわからないその研究の魅力があると思います。その魅力を専門でない相手方にわかりやすく説明して、プレゼンするのが理系の営業職。営業と言われると文系職種と思われるかもしれませんが、専門的な知識を持つ必要がある営業はその技術に明るい人がやらないといけません。そこで登場するのが理系の技術営業なのです。
「お客様のこれがしたい!を寄り添いながら実装することで、仕事の意義を実感できます」
お客様の要望に答える仕事は、自分でやっている実感が得られてやりがいがありそうです!
理系としてのキャリア~学部卒か院卒か~
ここでは、学部卒として就職するか、院に進むかで悩む人に向けて社会人の方に一言いただきました。
「社会人になってから博士号を得ることもできるし、逆に大学院卒業前に就職するひともいます。選択は自由です。何か面白そうだ、もっと深めたいと思ったら、その時点で、就職する方がいいのか、大学院に進んだ方がいいのか、自ずと答えは出ると思います。」
「基礎的な研究をしている研究室であったため、早く企業に入り世の中に役立つ技術やサービスを提供したいと考えていたため、学部卒で入社しました。」
「突き詰めたい研究内容があったから。大学院での教員や同級生との高度な議論はかけがえないです。また、自分でテーマを決め、考えを論文でまとめきる力は、正解がない仕事と向き合う日々の現在でも役に立っています。」
「大学院では、研究費を使って高額な機器を使えて、優秀な人材と交流できるというメリットがあります。一方、博士では本格的に結果を残さなくてはいけないので自分には難しかったです。もし新しい科学技術を考える事にワクワクするような人であれば、修士に進学する事自体はおすすめです。」
目の前にあることを夢中で取り組む!
今回のアンケートを通して、「目の前にあることに夢中で取り組もう」と思いました。
だいたい理系3年生くらいになると1,2年生で学んだ基礎がこの時期の専門科目を通じて点と点で結ばれて「あのとき勉強したことはここで役立つのか!」と面白くなってくる頃合いだと思います。そういう面白さを感じると、この勉強や研究を続けていきたい気持ちも生まれてくるものです。同時に就活をしていると働いてみたい気持ちも湧いてきます。
社会人の一言を読んでみると、学部卒だから院卒だから有利不利というのは無いように思います。有利不利がないからこそまずは今取り組んでいる就活と研究を精一杯取り組んでいきたいです。そうすれば、自ずと就職するか院に進むか決まってくるのではないだろうかと考えました。 社会人の声も踏まえて書いていきましたが、いかがだったでしょうか?理系にとって誰もが思う悩みですが、自分にとって良い選択をしましょう!