こんにちは!都内大学に通う22卒就活ラボ生のあんです。私は大学3年生の5月頃から就活を始め、4年生の6月中旬にある会社の内々定を承諾して就活を終えました。振り返るとすごく長かったなというのが一番の印象です。笑
そのなかで最後には複数業界の大手10社から内々定を頂き、素材系メーカー会社に行くことに決めました。
どうして複数業界から内々定をもらえたのか、そもそもどうして複数業界受けていたのか、最後はどう決断したのか、今回はそういったお話ができたらと思います。
10社と聞くと正直、もらいすぎ、受けすぎじゃないかと感じられると思います。この点に関して、私自身も反省点が多くあり、この記事を読む皆さんには10社の内々定をもらえたわけ、つまり「選考のコツ」を持ち帰っていただき、10社の内々定をいただくまで就活を終えることができなかったという悪い面を反面教師にしていただきたいと思います。
まず、10社の内々定をいただくに至るまで私が何をしていたのかを皆さんにシェアしていきたいと思います。
10社内内定をもらえるまで私がしたこと
回数を圧倒的に重ねた
私は、夏のインターシップで初めて就活の面接というものを受けました。最初はすごく緊張しましたし、自分の言葉で伝えることの難しさを痛感しました。
特に私は、話すことに苦手意識があったため、これは練習が必要だ!と思い、秋頃から大学や就活ラボの面接練習に毎週参加していました。このおかげで志望度の高い企業の本選考を受ける頃には、面接に苦手意識は持たなくなり、面接で落ちることも少なくなりました。
就職活動の面接には、一種の「型」があると思っています。この型は、普段の日常会話で私たちが使うことはありません。そのため最初はできなくて当たり前です。端的な伝え方、論理的な話し方といった面接ならではの「型」を、いかに自分のものにできるかが大事だと思います。これには経験あるのみです。
企業のことを調べまくる
面接は準備が9割を占めると思います。
面接では、①自分とその会社が合っているか、②どれだけその会社に入りたいか(志望度)、の主に二つに分けて評価されます。
②の志望度を図るため、面接官は学生がどれだけその会社の理解をしているかをあらゆる質問で確認しています。(私の場合は、具体的にその会社でやりたいこと、キャリアステップを聞かれることが多かったです。)答えには正解や不正解はなく、自分が会社について知っている情報を取り出して伝えられれば大丈夫です。ただ、そのためにはその会社への知識が求められるので私は積極的に説明会に参加したり、ネットで企業に関するニュースを仕入れていました。
また①のマッチ度に関しても、無理に合わせる必要は全くありませんが、準備によってある程度のマッチ度を伝えることができます。私は、OBOG訪問や説明会で実際に社員の人が言っていた単語を用いたり、そこで感じた会社の雰囲気に合わせるようにしていました。
OBOG訪問は積極的に
私は50人近くOBOG訪問を行いました。冬頃まで幅広い業界の人にお話を伺っていました。その方がどういう働き方をしているのか、やりがいに感じたこと、大変だったことなどを伺い、自己分析で導き出した自分のやりたいこと、大切にしたいことと合っているか確認するようにしていました。
選考が近づいてくる3月4月あたりは、気になる職種、会社に絞ってお話を伺っていました。特に選考を受ける会社の場合は、その会社で働いている人がどういう意識で働いているか、またどういうキャリアパスを歩んでいるかを確認すると、面接でその会社への視点に合わせられて大変良かったと思っています。
ちなみに私はマッチャー、ビズリーチ・キャンパス、大学のOBOG訪問リストなどを使っていました。
とにかく色んな人を頼った
特にオンラインでの就活が主流になる今、一人で就活に取り組む時間が増えていると思います。そのため、視野が狭くならないように今まで以上に色んな人と話すことを意識していました。(3.のOBOG訪問も含め。)久しぶりに大学の先輩に連絡してみたり、就活ラボに参加したり、OBOG訪問アプリを多用したり、大学のキャリア支援サービスを使って相談したり…。こう振り返ると、本当に色んな人に支えられて、いただけた内定だと思います。
いつも以上に積極的に動くことを意識することで、今まで知らなかった会社に出会えたり、新しく興味のあることが出てきたり、働くことへの考え方が変化したり、この一年で自分自身も大きく成長できたと思っています。就職活動では「会社を決める」だけでなく、自分の将来や生き方を考えるきっかけにもなりますので、いろんな人やサービスに頼り自分の視野を広げることをおすすめします。
長くなってしまいましたが、複数業界から内々定をいただけたのは、以上のような行動の結果だと振り返って思います。これらはガクチカや自己PRの凄さや内容に関係なく、自分の行動次第で積み重ねられるものです。是非、参考にしていただけたら嬉しいです。
10社内内定をいただくまで就活を終えられなかった理由
次にお話するのは、「どうして10社内々定をいただくまで就活を終えられなかったか」です。
一番の原因は、選考が解禁される3月の時点で企業選びの軸が定まっていなかったからだと思います。夏頃から就職活動を初め、同時に自己分析も始めました。市販の本を買い、項目に答えながら自分の好きなこと、大切にしたいこと、将来なりたい姿を考えていきました。しかし、私はそこでずっと抱えていた悩みがありました。それは、「やりたいことが分からなかった」ことです。周りの友人には、秋冬の時点で「金融に決めた」、「外資系がいい」と断言している人もいましたが、私はどの会社や業界を見ても、「あ、ここいいな」と思ってしまうタイプでした。昔から、どの環境に置かれても楽しめるタイプ、悪く言えば自分のこだわりがないタイプで、そういった性格も関係していたのかもしれません。
自己分析と企業研究で、ある程度業界を絞ることができましたが、それでも就活解禁された3月には6業界にエントリーシートを出しました。何をしたいのか自問自答する日々に疲れた私は、まだ内定も出ていない会社で悩むのはやめて、受けて通ったところにいけばいいという考えに切り替えました。(現実逃避です笑)
実際3月に入ると、エントリーシートの怒涛の〆切りに追われ、自分に向き合う時間は全くありませんでした。その間にも本選考の面接経験は積まれていったため、その意味では多くの会社を受けて良かったのかもしれません。しかし、その結果10社から内々定をいただき、最後の決断に大変悩むことになりました。
私がもう一度就職活動をするとしたら?
では、もう一度就職活動に戻るならどうするか、
やりたいことだけを考えるのではなく、ありたい姿(現実的な部分)も考える
最初は、やりたいこと(Doing)、つまり仕事内容や働き方ばかり重視していました。そこで、これもいい、これもやりたいという悪循環に陥っていました。しかし、実際に内々定が出た時点で私が一番気になったのが、給料や福利厚生、勤務地です。
これは、将来のありたい姿(Being:例えば、旅行に行けるくらいお金の余裕が欲しい。転勤なく東京で暮らしたい等)であり、この点の軸を決めておくことで、もっと効率的に企業を絞れたのではないかと思っています。
最初からそこを一番に見る必要はないと思いますが、やりたいことは分からなくなった場合は「ありたい姿」を一度考えてみてください。皆さんにもきっと譲れない条件があり、少し考えやすくなると思います。
自分が何をしたいのか優先順位を決める
私は最後の決める段階で、評価軸とそれぞれの優先順位を表にまとめ決めていきました。 こちらの記事 からダウンロードできるエクセルファイルを活用し、内定先を比較していったのです。
この評価軸を洗い出すうえで大切になるのが、自己分析です。夏から行っていましたが、まだ甘かった部分もあり、3月のエントリーシートを出す時点で明確な軸を決められていませんでした。これを早くに決めていれば、企業選びももう少し楽だったと思います。
自分が何を大切にしたいのか、どういう人生を歩みたいのか、そのために企業にそのような条件を求めるのか、早くから自己分析をして整理しておくことをおすすめします。
最後に
長くなりましたが、私が陥ったように「自分が何をやりたいか分からない」、「どの会社もよく見える」と悩む人も多いのではないかと思います。悩むのは決して悪いことではなく、悩んだうえで納得した答えを出した人こそ、後悔しない就職活動になると思います。そのうえで、私の反省点などを参考にしていただけたら幸いです。
就活は大変なことばかりではありません。そこまで気を重くせず、自分の将来を楽しくするんだ!というスタンスで向き合ってみてください。そのなかで気になる会社がだんだんと自分のなかではっきりしてきたら、それは素晴らしいことだと思います。
それでも大変な時は、私もそうしたように色んな人を頼ってみてください。応援しています!