皆さんこんにちは、調査兵団105期生の羽田です。心臓を捧げています。
先日、遂に最終回を迎えた進撃の巨人。最終回を迎える日は僕はお風呂でしっかりと体を清め、心を整えてからしっかりと結末を拝読いたしました。ラストの感想は書きませんが、本当に素晴らしい作品でした。
さて、僕は以前から進撃の巨人と日本の就活は似ているところがあるなと思っています。
と、いうわけで今日は進撃の巨人と就活生の共通点について書いていきたいと思います。
は?ふざけてんの?と思われるかもしれませんが、大真面目です。
就活にモヤモヤしてる方は是非ご覧ください。
その日、人類は思い出した
進撃の巨人の第一話は、壁に囲まれてる世界の中で平和に暮らす人類の前にある日突然超大型巨人が現れ、壁が破壊されて人々が蹂躙される悲劇が描かれます。
これ、似てませんか、就活に。ポイントは、壁の外に巨人がいるって事は人類は以前から知ってるってところで、巨人から身を守るために壁があるわけなんです。壁の外に巨人という脅威があるのはわかってるけど、壁があるから安心、と人々は平和に暮らしていたのですね。
ところが、ある日突然見たことないほど巨大な巨人が現れ、絶叫とともに人々は逃げ惑うわけです。
壁、そしてある日現れる巨人、というモチーフは就活に似てるな、と僕は思ってて。
どういうことかというと、就活があるって事は、大学生はみんな前からわかってたわけですよね。でも多くの学生はウォール一年生とウォール二年生という壁に囲まれてのんびり生きていた。
で、3年生になり、就活時期になると突然インターンやら就活解禁、という巨人が現れ、学生達は慌てふためくわけです。
どうでしょう、似てませんか。似てますよね。似てると言ってください。
調査兵団と長期インターン
進撃の巨人の主人公達は調査兵団と呼ばれる軍隊に所属しています。調査兵団は壁の外に敢えて出て、巨人の生態系について調査する役割を担っています。
しかし、巨人と相対するわけで、調査兵団の多くは巨人の餌食になっていく。それでも立ち向かっていくのが調査兵団。
でも、必死ぶっこいて戦うのに巨人に蹂躙され、何もできずに帰ってくる。そしてそんな調査兵団を街の人たちは「あいつら何やってんだ」みたいに陰口を叩くシーンも出てきます。
この調査兵団は、いわば大学1、2年生から長期インターンに勤しむ大学生ですね。社会、ビジネス、仕事という学生にとっては未知の世界に飛び込んでいく。でもこういう学生たちは「意識高すぎ」などと陰口叩かれます。まさに調査兵団。
でもね、僕は大学生は長期インターンはみんなやった方がいいと思っています。実際に企業のビジネスの中に身を置いて自分なりにもがいてみて欲しいのです。成果は出ないかもしれないけど、実際に試してやってみることで見えてくることってたくさんあるはずなのです。
長期インターンなんてやらなくたっていいし、壁の中で過ごす大学生活の方が楽しくて平和でしょう。その中であえて外に出ていくのはひょっとしたら愚かしいのかもしれない。何か成果を残すわけでもなく、「意識高いね〜」と言われてしまう。
でも、実際に就活が始まると長期インターンを経験している人とそうでない人とでは雲泥の差が出てくるもんです。だって、以前から戦ってきてるわけですからね。
ある日やってきた正体不明で巨大な「巨人」にオロオロと慌てふためくだけの人になるか、犠牲を払いながらも巨人に果敢に立ち向かっていく調査兵団になるか、あなたはどちらですか?
弊社では「CAREER ROOKIES」という1日完結型のイベントをやってます。実践経験を積みながら自分なりに成長していくことを目的としています。
いわば、調査兵団です。学年は様々、大学も様々。でもみんな想いは一緒。もし興味あればぜひ参加してみてください。心臓を捧げよ。
立ち向かっていく調査兵団がとにかくカッコいい
進撃の巨人の序盤はとにかく熱いバトル漫画です。正体不明な巨人に立ち向かうも次々と食われていく仲間達。恐怖に打ちのめされそうになりながらも決死の覚悟で立ち向かう主人公達調査兵団。
進撃の巨人は次々と登場人物が犠牲になっていきます。しかも割とあっさりと。ドラマティックに死ぬことが許されているキャラはほぼおらず、巨人という圧倒的な存在の前にあっさりと食われていきます。
これがね、かっこいいわけですよ。
調査兵団は、壁と巨人という自分たちを抑圧する概念に対して犠牲を出しながらも立ち向かっていく存在。
これはつまり、自分が抑圧されている、と感じている全ての人に向けた強いメッセージなのです。僕も前職の最後の方はとにかく自分が抑圧されている気持ちになっていたものです。
この辺りのことは以前、僕のnoteに書いてますのでぜひ読んでみてください。
調査兵団のバトルシーンはどれも胸が熱くなるのですが、ヒロインのミカサが恐怖に駆られながらも仲間と自らを鼓舞しながら巨人達に立ち向かっていくこのシーンは特に好きです。
そう、戦わなければ勝てない。就活も同じですね。企業が怖いかもしれない。落とされるのは嫌でしょう。でもね、やらないとダメなんですよ。戦わなければ勝てないし、社会の荒波に食われるだけなんです。
是非、調査兵団に自分を重ねて、恐怖に打ちのめされてきたらミカサの名言、「私は 強い」とつぶやいてみてください。
巨人の正体は実は…
ネタバレになるので詳しくは言いませんが、最初は熱いバトル漫画であり、謎が謎を呼ぶ物語が最高に面白い進撃の巨人ですが、中盤から全く違う物語になっていきます。
正体不明で恐怖の対象だった巨人達が実は…、という話です。物語の中盤以降はバトル漫画というよりはイデオロギーとイデオロギーの戦い、ヒューマンドラマになっていきます。
で、この中盤以降が進撃の巨人の本質なんですが、そのテーマが就活生にも当てはまるなあと。
僕ね、ずーっと思ってるんですが、企業だって同じ人間ですよ。社会人だって皆さんと同じように悩んだり失敗したりするんですよ。皆さんの敵じゃないんですよ。
面接の時に学生さんは緊張しますよね。緊張するのはべつにいいんですが、必要以上に企業を「自分より上の存在」だと思わないでください。企業は、一緒に働く仲間を探しているんです。対等なんです。だから、そんなに企業を怖がらないでほしいし、「企業はひどい!嘘ついてる!就活の仕組み狂ってる!」とか思わないでほしいんです。
企業と学生の関係性を変えたい。それが、僕の願いです。あ、長期インターン生募集してるのでもし一緒に頑張りたいという人いたら応募してみてください。全く整っていないカオスなような環境なので、自分なりに考えて動ける人じゃないと厳しいかもしれませんが。
進撃の巨人をまだ見ていない愚か者がまだ救われる方法
さて、進撃の巨人を見ていない人はこの世から駆逐されればいいと僕は思っているので、「私、まだ見てないんですよね〜」なんてほざいてる人はとっとと無垢の巨人に食われるか今すぐ壁の外に出てみてください。そんなあなたに、進撃の巨人の楽しみ方をご紹介します。
進撃の巨人の原作は漫画ですが、 はっきり言って絵はそんなに綺麗じゃないので初心者はアニメから入る事をお勧めします。アクションシーンは迫力あるし、物語もわかりやすいです。Amazonプライムなどの動画配信サービスで一話から全て見ることができます。
「忙しくて」とか言ってる人はスマホを眺める時間を30分止めてまず一話を見てください。そしたら続きが見たくなるはずです。時間なんて、作るもんですよ。誓ってもいいですが、あなたより絶対僕のほうが忙しいです。でも、進撃の巨人を見る時間は作りますからね。
できない言い訳を探すんじゃなくて、できる方法を探しましょう。
アニメファイナルシーズンに入ると、物語は一気に複雑になります。はっきり言って、何がなんだか分からなくなると思います。
そんなあなたにおすすめなのがYouTubeのタキチャンネル。「タキさん」なるメガネの男性が進撃の巨人について解説してくれる番組があるのですが、この人の解説はマジで神です。何者なんだタキさん。
注意してほしいのは、タキさんがやってるチャンネルは複数あり、漫画版のネタバレ含むチャンネルや動画もあります。その辺は「ネタバリあり」みたいにサムネ画像に書いてくれてますのでうっかりネタバレ見ないように気をつけてください。
さて、進撃の巨人は現在「ファイナルシーズン」として最終回に向かってNHKで放送されていたのですが、実はまだ完結していません。
原作は遂に先日最終回を迎えましたが、アニメの続きが放送されるのは2021年冬だそうです。
と、いうことはですね、2021年春時点ではまだ進撃の巨人未経験の皆さんも、アニメ最終回のお祭りにまだ間に合うってことですよ。
原作漫画の最後はここでは語りませんが、はっきりいって最高でした。あの圧巻の終盤がアニメでどう描かれるのか。僕は今から楽しみで仕方ありません。
ただ、あれはぜひネタバレじゃなくて自分の目で見てほしい。ということで、コミックスを買いましょう。アニメを見てどハマりしたあなたは、この続きが冬までなんて待てないはず。
アニメの続きなら29巻から買えばいいと思います。最終巻は34巻ですからわずか5冊、まあ約2,500円くらいはかかりますが、そんなお金をケチってるようではこの先の人生何も期待できません。あなたは進撃の巨人から何を学んだんですかって話です。心臓を捧げたんじゃないんですか?と。
いかがでしたでしょうか。あなたがもし、家畜のようにただ囲まれながら生きていたいならどうぞそのまま、せいぜい目の前の偽りの時間を楽しんでいてください。でも、いつの日か食われてしまいますけどね。
でももし、自分の人生を取り戻したい、自由が欲しい、と思うなら、是非進撃の巨人を読んでみてください。そして、戦いましょう。
そして最後まで読んだ方にはこの言葉を贈りたいと思います。
お前は、自由だ。
現場からは以上です。