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22卒就活生が感じた”オンライン就活”の現状

新型コロナウイルスの影響で就活にも大きな影響が出ています。従来の就活スタイルでは考えられなかった「オンライン就活」なるものが浸透し、就活の常識が変わりつつある現在。私は22卒の就活生としてその現状を目の当たりにしています。

最初は戸惑いなどもありましたが、最近はオンライン就活が主流になってきている模様。今回は、22卒就活生から見た現在のオンライン就活の現状について、私が経験した範囲でお話ししようと思います。

オンライン就活とは

「オンライン就活」とはどのような就活のことを指すのでしょうか?

一般的には文字通りweb上で就職活動を進めていくことを指します。新型コロナウイルスが流行した影響で対面での就職活動が難しくなり、21卒からオンライン就活に方向転換を余儀なくされたという状況があります。しかし、新型コロナウイルスが流行する以前からオンラインでの就職活動を一部で取り入れていた企業などもあったそうです。

オンライン就活の具体的な内容は、合同説明会や企業説明会、座談会、セミナーといったイベントをweb上のツールを使って行うことがあります。私が経験したオンライン就活では、zoomやGooglemeetsなどのサービスを利用していたことが多かったです。普段であればビッグサイトなどで大規模に開催される合同説明会も、今年はオンライン上で開催されました。そのメリットやデメリットについては後で書きますが、今年はほとんどの合同説明会がオンラインで行われているようです。

また、企業の人事の方との面接もオンライン上で行われています。以前話題になったのが、オンライン面接での服装。オンライン面接で上半身しか映っていないと思い気を抜いていたら、下半身の服装について質問されてしまった!などといった失敗談をよく聞きました。オンライン就活に慣れていないために起こってしまった失敗談も数多くあるそうなので、気になる方は調べてみてください。

オンライン就活の現状

オンライン就活は就活生の間でも、企業の間でもかなり浸透してきていると個人的な実感としては感じています。

今年の初めの頃にオンライン就活が話題になりましたが、そのころは新しい環境に適応するのに必死だった方も多かったと思います。私もいきなり生活環境が変わって驚きましたが、それは皆さん同じなはず。慣れというのは凄いもので、半年ほど経った現在ではオンライン就活が当たり前に。むしろオンライン就活を行っていないイベントや説明会の方が珍しいくらいです。

22卒も引き続きオンライン就活が主流になっていくと思いますが、それ以降についてもオンライン就活が主流になっていくのではないかと感じています。なぜなら、オンライン就活はメリットが大きいからです。もちろんデメリットもありますが、オンライン就活は確実に

これからの時代に必要となってくるでしょう。

オンライン就活のメリット

オンライン就活のメリットとデメリットについて、22卒就活生の目線で書こうと思います。まずはメリットから。

・就活費用が不要に
個人的に一番大きなメリットは費用面だと思います。大学生になってから、「就活で10万円以上必要になるから今からバイトして貯金しないと!」と話している友達がいました。10万円必要になるかは個人によって違うと思いますが、交通費や宿泊費などを合わせると就活はお金がかかるものでした。
しかし、オンライン就活ではどうでしょうか?インターネット環境が整ってさえいれば、全国どこにいても企業の方とお話ができ、確実に費用は抑えられるようになりました。以前であれば合同説明会、企業の説明会にすべて足を運ぶとなると、いくらお金があっても足りない!という方もいたかもしれません。就活のためにバイトをするという方も多くいたと聞きます。
費用が抑えられることによって、時間的にもお金的にも余裕をもって就活に臨むことができます

・様々な企業と出会える
2つ目のメリットとして、オンラインで合同説明会などが開催されることによって今まで出会えなかった企業に出会うことができます。オンラインだからこそ気軽に興味がない企業の説明会にも参加してみようという気持ちにもなりますし、合同説明会でも様々な業界の企業が参加しているようです。

・イベントに集中して参加できる
合同説明会といったイベントがオンラインで開催されることで、以前よりも集中して参加できるようになりました。大きな会場で対面で開催される合同説明会では、後ろの席になってしまうと声がよく聞こえにくかったり、荷物の問題でメモを上手く取ることができなかったりした記憶があります。しかし、オンラインであれば自宅などリラックスした状況で参加できるだけでなく、メモなども取りやすい環境を自分でつくることができます。

オンライン就活デメリット

オンライン就活のデメリットについても。

・インターネット環境の整備
オンライン上で就職活動を行うのであれば、インターネット環境の整備は必須です。逆に言えば、インターネット環境が整備できないとオンラインで就活を進めることが難しくなってしまうという問題もあります。
また、インターネット環境が整備できたと思っていても、マンションなどで多くの方がインターネットを利用する時間になるとインターネットが遅くなってしまったり、周囲の環境によってもインターネットは影響を受けます。私の場合は、家の電子レンジを使用するとWi-Fiが遅くなってしまい、zoomの画面が止まってしまいます…オンライン就活を円滑に進めるためにも、インターネット環境の整備はとても重要だと実感しています。

・企業の雰囲気、オフィスがわからない?
よく友達の話題で上がるのが「オンライン就活によって企業の雰囲気やオフィスがわからないから難しい」とのこと。確かに対面よりも雰囲気やオフィスを判断するのは難しいと思いますが、実は私はそこまで深刻に感じていません。
オンライン就活が浸透する以前も、完璧に企業の雰囲気を知ることはできたのでしょうか?
そもそも雰囲気やオフィスを知ることで企業とのミスマッチを防げているのであれば、退職者は減っているはずだと私は思います。
その中でオンライン就活では、企業のどんな雰囲気が知りたいのかを細かく言語化することが必要だと思います。そしてオフィスをについては、リモートワークが進んでおり、オフィスという概念自体に変化が現われていると聞きます。

色々書きましたが、オンライン就活はメリットもデメリットもあります。上手く活用していきたいですね。

これからの就活

先ほど述べたように、これからの就活ではオンライン就活が主流になっていくと思います。費用面でも時間的にも効率的だと思うからです。しかし、すべてがオンライン就活ではなく、必要な場合は対面といった選択もでてくると思います。

また、結局オンライン就活が主流になっても、勝負するのは自分の人間性。就活の本質は変わらないはずです。これからも、そう信じて就職活動を進めていきたいと思っています。