こんにちは!ライターのnemuです。
想定外のことばかりが続く2020年も、もう10月。今年も、あっという間に残り2ヶ月となってしまいました。
コロナの影響に翻弄され、大学生活が変わってしまった人も多いのではないでしょうか。特に新入生は入学早々からのオンライン授業が続き、こんなはずでは…と感じてしまった人もいるはず。
今回はそんな不安を抱える大学生に向けて、大学生活をもっと楽しむためのアドバイスを紹介します。
なんとなく送る、ではもったいない大学生活
大学ってあんまり楽しくないなあ…と思っている人は、一度立ち止まって考えてみてください。このまま、つまらない日々の先にどんな未来が待っているのでしょうか。なんとなく数年後に就活して、そしたら勝手に楽しい毎日になってくれる、と想像できますか?
大学生を過ごす20代前半は、実は人生でも最も自由で、可能性が溢れている時期。「いつだって自分次第で好きなことを始められる」と思っていても、年齢を重ねることで生じる社会的な責任や立場、重ねてきた経歴などを変えることは難しいです。
TED2013の有名なスピーチ、Why 30 is not the new 20 (30歳は昔の20歳ではありません)では、スピーチの最後に次のような言葉があります。
20代の人たちはロサンゼルス国際空港から 西のどこかに向けて 今まさに飛び立とうとする 飛行機のようなものです。離陸直後にちょっと 経路を変更するだけで 着陸地点がアラスカになったり フィジーになったりします。
TED2013 Why 30 is not the new 20
そう、大学生活は、その時のちょっとした勇気や行動が自分の未来を動かしてくれる、素晴らしい機会に恵まれています。ただ、そんな機会は自分の日常生活から一歩踏み出してみることでしか巡ってきません。
つまらないからと言って、なんとなく過ごしているにはあまりにももったいない毎日。明日、いや今日から、大学を楽しくするために挑戦できることを考えてみましょう。
①日常に新しい環境を取り入れてみる
よく、自分を変えるには、時間と場所、過ごす人を変えると良いと言われています。つまらない毎日に刺激を与えるには、自分の心がワクワクする方向へ環境を変えることが最適。
最も取り入れやすい方法は、時間の過ごし方を変えることではないでしょうか。日々、スマホを眺める時間や朝起きる時間。もう少しこうできたらもっと時間が使えるのに…と思う習慣はありませんか?
わたしは朝が苦手で、いつもぎりぎりまで寝ている生活をしていました。そんな自分が嫌で、ある日から早く起きてヨガをするように。「学校の前に1つの作業を達成している!」という自己肯定感と、1日をすっきりした気持ちで迎えられるおかげで、勉強に集中できるようになりました。
つまらないと感じることが授業にあるのであれば、他の専門の授業を取ってみるのも一案。単位が取りやすいから、先輩もみんなこれを取ってるから、で選んだ授業だけじゃなくて、自分の心が「おもしろそう!」と感じる方へ。新たな興味関心が生まれるかもしれません。
バイトや所属するサークルを変えてみたり。いつもは付き合う飲み会も一度くらい断って、カフェで自分の思いをノートに書き出してみる、なんてこともいいかもしれませんね。
意外に自分の日常を変えるきっかけが溢れていることに気づくはずです。
②どんな人生を送りたいか考えてみる
何事も目的意識がないと長くは続きません。なんでこれをやっているんだろう、と感じるのはとても虚しいもの。これまで、なんとなくで友達と足踏みを揃えて歩んできた人も、一度自分と向き合ってみるのはどうでしょうか。
自分はなんでこの大学に来たんだっけ?就職したら、どこに住んでどんな仕事をしたい?もっと先、いつか家族を持った時や仕事の立場が上になった時に、どんな自分になっていたい?
すぐに思いつかない人は、その道のプロや先輩に聞いてみたり、本を読んでみたりするのも良い手助けになるでしょう。英語を使って仕事がしたいな、大好きな地元に貢献したい。家族の側で働きたい。大学の「なんとなく」充実した日々で見えなくなっていた、自分の思いを掘り起こしてみてください。
そして、目標としている自分に対して、今の自分では足りないものは何なのかを考えてみましょう。大学は、人が夢に近づくための学びやチャンスを与えてくれる場所でもあります。学内でも、そこから派生した繋がりでも、「未来のなりたい自分」に繋げる手助けを与えてくれるはず。まずはゴール地点を決めることで、道を作ることができます。
③若いから、で許されることをやってみる
「若くていいね」「若いから」親戚や先輩に言われても、まだ歳をとってないから分かんないわ!と思うこの視点。でも、やっぱり年齢や立場がものを言う社会では、歳を重ねるごとに「やりづらいこと」も出てきてしまう。
だったら、人生に迷っている今だからこそ、若い特権を使っていろんなことにチャレンジしてみましょう。お金がない、でも時間はたっぷりある大学生。これまでやってみたかったけれど諦めていたこと、不安で挑戦できなかったこと。今が人生で最も挑戦しやすい時かもしれません。
わたしは海外が好きでいろんな国を訪れていたのですが、「日本のことも知らないのに」海外かぶれになっているような自分に少し引目を感じていました。自分の母国のことをちゃんと知らない。もっと、日本のいろんな場所を見てみたい。
当時20歳、お金のなかったわたしはヒッチハイクで日本を巡ることに。クリスマスにはサンタの格好をして関西から関東に、春にはまだ雪が残る東北へ。結果、44都道府県を訪れ、そこで出会った大切な繋がりは今でも自分の人間関係を鮮やかに彩ってくれています。
できそうになかったことに挑戦してみた。結果、こんな学びがあった。それって、時間があってリスクも少ない今だからこそできること。大学時代に挑戦したことは、社会に出てもいろんな場所で役に立つと実感しています。
④本気でお金を稼いでみる
私が大学を卒業してから2年。今はコロナの影響も後押しし、様々なお金の稼ぎ方が可能になってきたなと感じます。どこかに属することでお金をもらう、だけではなく「個」の在り方でお金を生み出すことができる時代。
結局、どんな仕事をするにしてもその根本には生活するため、お金を稼ぐためという理由があることには変わりありません。だからこそ、学生時代にそんな「稼ぎ方」を自分で見つけておくと、今後の生き方がぐぐっと広がるはず。
何か特技のある人は、それを教えてみるもよし。ライターやデザインを学んで、仕事を受注してみるのもよし。学生でありながら社会人以上に稼いでいる人も、今ではたくさんいる世界。そんな中で、なんとなくたっぷりある時間を活用しない手はありません。
うまくいかなくても、失敗しても、その経験は社会に出たときに全て自分のプラスとなるはずです。それに、もし少しでもお金を生み出すことができたら、もっと大学生活を特別なものに変えることも可能です。
また、時間が味方の資産形成だって、今から勉強しておくのもこれからの時代を生き抜くには必須。今は月々低い価格から始められる投資もあり、お金に動いてもらう稼ぎ方を学ぶには絶好の機会。
いろんなチャンスを学びに変えて、自分の未来への投資にしましょう。
⑤休学して大学以外の世界を見てみる
どうしても、今の「大学」という世界を楽しめないのであれば、一度休んでみることも大切な選択。みんな大学に行っているから…、大学に馴染めない自分なんて…、と思う必要はありません。自分の心の声に向き合わずに大人になった人なんて、たくさんいます。それを、あなたは向き合おうとしているだけ。
自分の周りや家族にとっては、大学に行くことは当たり前かもしれない。良い会社に就職して、結婚して家族を持って…という「これぞ成功」という理想像があるのかもしれません。
でも、大学に行くことだけが全てじゃない。大学を辞めて、もしくは高卒で、自分の道を極める人だってたくさんいます。同じ歳で大きな責任を背負って働いている人もいれば、親になって1人の子供を育てている人だっているんです。そんな中で、大学に行っている意味はなんなのか?自分はどう社会で生きていきたいのか?
自分自身を客観的に見るには、今いる環境から一歩離れて遠くから全体を見てみることも大切です。大学に通うことは、多くの資金も時間も必要な選択。とりあえず…で続けるよりも、その投資をもっと意味あるものにするために、一度休んでみるのも1つかもしれません。
まとめ
大学に通う仲間の中にいると、それ以外の生き方や選択が見えづらくなることも事実。でも、社会に出て付き合っていくのは自分自身。心の声をしっかり聞き、自分らしい人生を彩っていく必要があります。
二度と戻ってこない大学生活。みなさんの毎日が、彩り溢れるものになりますように。