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【働く】あなたのモチベーションは何ですか。

このコラムで伝えたい事

働き方改革より、働き甲斐改革を!

モチベーションを気にしてるようなやつは三流だ

働くモチベーションとは何だろうか?

このことについて考える、いや、正確にいうと悩む機会がとても多いです。

僕は昔、「仕事でモチベーションを気にしてるようなやつは三流だ」と本気で思っていて、実際に口に出したことがあります。


モチベーションが低いからやらない、とかアウトプットが悪くなるようじゃプロじゃねえと思っていたのです。まあ、僕がまだ若くてイケイケだった頃ですね。あの頃は何やってもうまく行ってたから、そりゃモチベーションは天井知らずでした。だから”モチベーションが低い”という状態がよく理解できなかったのです。

流石にもう今はそうは思いません。僕自身、モチベーションが下がる経験をしましたし、幾人かの部下を持つようになって、どうやら必ずしも自分と同じような人だけじゃないのだと痛感したりもしました。

業界にもよるかもしれませんが、僕はモチベーションの高低がサービスクオリティに影響を及ぼしてしまうと考えています。特に僕が関わってきた企画やコンテンツ勝負のサービスの場合、それに関わるメンバー自身が面白がって仕事をしていないと到底面白い企画なんて出てこないと思うのです。

ここでいう「面白い」というのは決して前向きなことばかりではありません。全ての工程が楽しい仕事なんてあるはずないし、プレッシャーや不安要素がまるでない仕事も価値がないでしょう。ただ、そうした苦しい過程も含めて、総論として「面白い」「好き」と言えるかどうかが大切だと思っています。

で、そのプロセスそのものを「好き」と言えないのなら、僕はその仕事をやってて意味あるのかなあと思っちゃうタイプなんです。

ええ、わかりますよ、そんな甘いこと言ってんじゃねえって言われるんでしょうね。中二病だとか言われるんでしょうね。極論なのかもしれません。

でも僕はそうなんです。

ただ、周りはそうじゃない。

自分とそもそもの原点が違う人との仕事は、なかなかストレスフルです。だからふと、考えてしまうのです。
「もしも自分と同じような価値観の人たちと仕事したら、どんな感じなんだろう?」って。

評価って、そんなに大切?

隣の部署の同僚(まだ入社三年目)の子と帰り道が一緒になって話をした時のことをよく覚えています。人当たりがよく、柔らかくて落ち着いてて清楚な印象の子でした。彼女は非常にタスクの多い部署で働いていて、今日も帰りが遅かったんです。んで、その子に何となく聞いたのです。「たくさんの仕事量抱えてるけど、仕事の優先順位ってどうやって変えてるの?」と。

そしたら彼女、こう言ったんですね。

「私の場合は評価されるかどうかですね。査定に響くかどうか」

何だか僕は一気に白けてしまいました。いや、彼女が悪いわけではないんだと思います。そしてもちろん、評価は大切だと思います。
でも、一番最初にそれがくるのか、と正直思っちゃいました。

評価って上司がします。つまり彼女は、上司に対して好印象になるような仕事を率先してやっている、ということです。(少し意地悪な言い方をしてますが)
そこに、仕事プロセスそのものへの興味関心度合いとか喜びとか、そういうのって存在しないんだろうか?と思っちゃいました。

何でそんな雇われ根性なんだろうか、と思ってしまいます。確かに彼女はまだ超若手ですが、自分なりに問題意識と当事者意識を持って取り組むオーナーシップは持っていないのだろうか、と。

働き方改革よりも働きがい改革を。

どうしてこういう風になってしまうのだろう、と僕は悲しくなります。
多分、彼女自身の問題だけじゃなくて、会社の問題もかなりあると思っています。

「働き方改革」という言葉がいっときあらゆるところで聞かれましたが、そこで語られるニュアンスって「残業削減」が強いですよね。
つまり、「仕事=辛いこと」で、それを減らしていこう、という、まあ拡大解釈かもしれませんが、大筋は間違ってない気がします。

それってどうなんだろうなあと。本当の意味での生産性って上がるのかしら、と。少なくともクリエイティビティは上がらないし、だから日本はイノベーションが起きないんだろうなあと思うわけです。

働き方改革よりも働きがい改革を。

そんなことを思ってしまいます。

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