こんにちは!学生ライターの宮城大学の庄司友里です。
映画を観るのは好きなのですが、実はまだ大学生になってから1回も映画館に行ったことがありません(約束が流れたりなんだりの結果ですね)。そのため映画鑑賞をにはもっぱら動画配信サービスか飛行機のサービスを使っており、特にこのステイホーム中はNetflixやhuluにお世話になっていました。
まあこの話はさておき、今回は人生やキャリアを考えるときに参考になる洋画を5つ紹介していきます。どれもおすすめなのでぜひ観てみてください!
働く意義とは?仕事と生活のバランスはどうしたらいい?どんな風に同僚との仕事を進めたらいい?など、私自身これから社会に出て働く上で疑問を浮かべそうなことへのヒントがもらえる作品です。
この物語の核となる人物は2人。ファッション業界で若くして成功をおさめたジュールスと、ジュールズの会社のシニア・インターン制度で採用されたベンです。最初はベンのペースなどにイライラするジュールズですが、彼の誠実な仕事ぶりや豊富な人生経験のおかげで何度もピンチを乗り越えます。その過程でジュールズはベンに心を開いて仕事だけでなくプライベートでも頼りにするようになります。
私が特に心を打たれたのが、「自分のしてきたことに自信と誇りを持つ」というベンの座右の銘であり、ジュールズに何度も投げかけていた言葉でした。自分よりすごい人を見てしまうとどうしても自分を卑下して自信を無くしていましたが、この言葉を聞いたときに何だか自分を褒めてあげたくなりました。私もベンのような年の重ね方をしたいです。
タイトルを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
これは、「常にプロ意識を忘れない」「扱っている商品へのリスペクトを忘れない」など仕事への向き合い方を教えてくれる作品です。
ファッションに全く興味がないジャーナリスト志望のアンドレアは、ニューヨークの一流ファッション誌編集部でカリスマ編集長ミランダのアシスタントとして働くことになります。完璧のアウトプットを目指すミランダの要求は過酷なものが多くこれまで何人も辞めていました。しかし、アンドレアは彼女の元で経験を詰めばジャーナリストになるという自分の夢に近づけると思い必死に食らいついて働きます。
ここで注目したいのがミランダの雑誌へのこだわり。彼女のダメだしはグサッときますがそれも全て雑誌を最高のものにするためです。妥協せず最上のアウトプットを出し続けるという彼女の執念が編集部スタッフやデザイナーを突き動かしているように思います。
また、アンドレアはミランダを見返したいという一心でファッションに気を配ったりミランダの要求の一歩先を予想して働くようになったりして、ミランダに信頼されるようになります。この過程を見ているとただ与えられた仕事をこなすのではなく、相手が何を求め必要としているかを考えて仕事をすることの大切さを実感しますね。
「自分の人生にとって本当に大切なものは何か?」を考えさせられる作品です。家族、恋人、仕事、お金など、どれを選んでどんな人生を歩みたいかを見つめなおすきっかけになります。
仕事一筋で生き、ウォール街で大成功を収めたエリートビジネスマンのジャックが、選択しなかったもう一つの人生を生き直して愛の大切さに気づくというストーリーです。お金さえあればいいという考えだったジャックが、もう1つの人生で妻と子供たちと生活する中で少しずつ考えが変わっていくのがよく分かります。
この作品で度々出てくる言葉が「あなたの人生のきらめきとは何か」です。人生を送る上で自分の心を満たすものや拠り所は何なのか、そのためにどんなことをしたらいいのかを考えさせられます。
私自身、昨年休学してゆっくり自分と向き合う時間をとったことで何を大切にして生きていきたいかを考えるようになりました。そしてこの映画見てからはその理想がより一層クリアになったように思います。
「最初から人を決めつけてはいけない。」友情には、国籍も年齢も経歴も身分も関係ないということを改めて実感させられる作品です。(私は最後のシーンで号泣しました)
脊髄損傷で車いす生活を送る富豪のフィリップと、ひょんなことから彼の介護人になったスラム出身のドリスの物語です。フィリップはドリスに出会うまで、介護人を含め多くの人から病人として接されていましたがドリスは彼を1人の人間として接しました。年齢も身分も考え方も全く違う2人ですが、お互いに相手を思いやったり、変に飾らずに自分らしくいたりすることでピンチを乗り越えて信頼関係を築いていきます。
ドリスからは一瞬一瞬を全力で生きることの大切さ、フィリップからは最初から人を決めつけないことの大切さ、そして2人からは相手を思いやりながら接することの大切さを学びました。
第一印象で「この人とは合わないかも」と思うこともありますが、そんなときは勝手にラベリングせずにまずはフラットな気持ちで相手を知っていくことから始めようと思います。
人生は何があるか分からないからこそ、流れに身を任せるだけでなく自分で選び取っていくことが大事だということ。そして、信念を持って誠実に生きることの大切さも教えてくれる作品です。ちなみに今回紹介した5作品の中で私のイチ押し。
人より知能指数が劣っているフォレストが、誠実さと行動力で周囲の人々をうまく巻き込みながら数々の成功を収めていくというストーリです。アメリカの1950〜80年代の歴史を交えながら描いた作品で、時代に翻弄されながらも信念をぶらさず強く生きるフォレストに心を打たれます。
特に印象に残っているのは、この映画のキャッチコピーにもなっている「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」という言葉です。私はこれを、箱にどんなチョコレートが入っているかは自分で決められないけど、箱を開けてどんな形のチョコレートを選び取るかは自分次第であるという風に解釈しています。つまり、運命は自分から掴んでいけってことですね。
また、家族や恋人、友人を大事にすることを徹底しているフォレストを見ていると自分もこうありたいなと。特に今はなかなか友達に会いに行ったり帰省しづらかったりするので、オンラインでの繋がりを大切にしつつ直接会ったときは恥ずかしがらずに思いを伝えたいものです。
今回は人生やキャリアを考えるときに参考になる洋画を5つ紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
忙しない日々を送っていると、どうしても自分の気持ちや大切な人やものを疎かにしてしまいがちになると思います。そんなときこそ、一度立ち止まって大事にしたいことなどを再確認して、また前に進んでいけるといいなと感じました!