【27卒5月号】就活生は知っておきたい、今月のビジネスニュース

こんにちは、街角キャリアラボ編集部です。毎月、就活生なら知っておきたい経済やキャリアに関するニュースをお届けします。詳しくはリンク先の記事を見てもらうとして、この画面内では専門用語を使わずに、ポイントをわかりやすく解説します。なるべく多くの人に影響を与えそうなニュースを選んでいますので、その業界への興味の有無に関わらずチェックください!

日本の米価格が高騰中!1年で70%以上も上昇

最近、コンビニのおにぎりが値上がりしている、スーパーで米が品薄になっている…といったことはありませんか?2025年1月の東京都区部では、米の価格が前年同月比で70.7%上昇し、1971年以降で最高の伸び率を記録しました。スーパーでは去年の同時期と比べて2倍以上の価格になっています。

価格高騰の原因は主に

  • 2023年の猛暑と水不足による収穫量の減少
  • コロナ後の需要回復
  • 訪日外国人観光客の増加
  • 円安の進行による輸入コスト増加
  • ウクライナ情勢などによる世界的な資源価格の高騰
  • 国内の労働力不足

などが挙げられます。

また対策として備蓄米の入札が行われましたが、まだ流通途中のものが多かったり、JAグループと直接取り引きの実績がない業者は備蓄米を入手できなかったりと、店頭に並ぶまで時間がかかっています。

農林水産大臣は4月10日頃から備蓄米が店頭に本格的に並ぶと発表しましたが、中小のスーパーでは「早くても4月末から5月」になるという声も。もう少し待てば品薄状況は緩和されるかもしれませんが、価格高騰はしばらく続く見込みです。

大阪万博 開幕から13日で来場者数100万人!

1928年に締結された国際博覧会条約に基づく世界的イベント”万博”。世界中から人々や知恵が集まり地球規模の課題に取り組む国際的な場となっており、早速賑わいを見せています。

2005年の愛・地球博から20年ぶりに日本での開催となった今回は、「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマ。単なる展示会ではなく「People’s Living Lab –未来社会の実験場」として世界中の人々が集い、アイデアを交換します。

過去の万博はエレベーター、電話、電気自動車、ICチップ入り入場券など、革新的な技術や製品が生まれる「きっかけ」となってきました。今回も世界の最新技術を集め、人類共通の課題解決に向けた新しいアイデアが生まれる場になるでしょう。

また約2兆円の経済効果が予想され、日本や関西の経済活性化に貢献するほか、大阪・関西が強みを持つライフサイエンス・バイオメディカル分野の発展促進や国際的認知度向上、若いクリエーターの才能発信の場としても期待されています。

大阪万博は2025年4月13日から10月13日まで、大阪の夢洲で開催中。この機会にぜひ足を運んでみましょう!

ロシア・ウクライナ紛争 一時停戦?現状と今後

ロシアのプーチン大統領は4月20日、キリスト教の復活祭に合わせて30時間の一方的停戦を宣言しましたが、日本時間21日午前6時に停戦が終了しました。さらにこの間も両国は攻撃を継続したと主張し合い、ゼレンスキー大統領はSNSで「プーチンの停戦という言葉は空虚だ」と批判。代わりに民間インフラへの攻撃を30日間停止する新提案を示しました。

またアメリカのトランプ大統領は4月20日、「ロシアとウクライナが今週、合意できるよう願っている」と表明。ロイター通信によると、4月25日にはトランプ特使がモスクワでプーチン大統領と3時間会談し、ロシア側は「立場が接近した」と評価しました。

この紛争は日本にも波及しています。ロシアのエネルギー輸出制限とウクライナからの穀物輸出減少により、エネルギー・食料価格が上昇。また日本の防衛政策も見直されたり、「力による一方的な現状変更」が東アジアでも起きないか懸念されたりしています。

世界各国は経済制裁と外交努力を通じて和平実現に向けた取り組みを続けていますが、紛争はまだまだ終わりそうにないですね…。

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