こんにちは、羽田です。
6月は就活において重要な転換点となる時期です。インターンシップの応募が本格化し、今後の就活の方向性を決める大切な判断が求められます。今回は、27卒の学生が6月をどう過ごすべきか、3つのポイントに分けて解説します。
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業界の幅を広げよう – 思い込みを捨てて視野を拡大
インターンシップの締切ラッシュに備える
6月はインターンシップや仕事体験の締切が次々とやってきます。しかし、ここで重要なのは「どこのインターンを受けるか」をまだ決めつけないことです。
3年生の6月時点での興味は「思い込み」が多い
実は、3年生や修士1年生の5月・6月時点で興味を持っている業界や企業の多くは思い込みです。その理由は:
- 憧れだけで判断している
- 消費者として好きなだけ
- 実際の仕事内容を理解していない
つまり、自分が行う仕事としてのマッチングが全く意識できていないことが多いのです。「商品としては好きだけど、仕事としてやってみたら全く向いてない」ということが起こり得ます。
特に注意すべき業界
以下の業界は特に「消費者として好き」という理由で選ばれがちです。
- 食品メーカー(BtoC、スーパーやコンビニで売られている有名商品)
- エンターテインメント・マスコミ
- 化粧品業界(特に女性)
- エアライン・旅行業界
これらの業界を志望する場合は、「その中でどんな仕事をするのか」をしっかり理解した上で判断することが重要です。
自己分析と企業研究が前提
そしてそうした「思い込み」を打破するために必要なのが自己分析や企業研究です。業界や企業を決めるのは、秋口でも十分間に合うので、変に焦らず今の時点ではさまざまな業界企業を見てみましょう。
*外資コンサルや外資金融、メガベンチャーなど一部の業界企業は除く
- しっかりとした自己分析を行う
- 様々な業界・企業を見る
- 多くの選択肢を検討する
- 自分に向いているかどうかを冷静に判断する
現時点では絶対に幅広く受けましょう。特定の業界しか受けていない人は、インターンで全滅する可能性が高いです。
選考ありのインターンに挑戦しよう – 練習試合の重要性
さて、次に皆さんにお勧めしたいのは「選考ありインターン」に挑戦しようということです。人気企業のインターンや仕事体験は余裕で全滅します。でも、全滅しても受けたほうがいいと断言できます。その理由について解説します。
先着順だけでは成長できない
インターンシップや仕事体験の応募方法には以下の種類があります。
- 先着順
- 抽選制
- 選考あり
易しに流れてしまうと選考ありは避けて先着順や抽選に応募しがちですが、「選考あり」を優先して受けてください。その理由についていくつか解説します。
選考ありインターンは「練習試合」
選考ありのインターンシップは練習試合だと考えてください。練習試合に向けて準備することで、
- 自己分析が進む
- エントリーシートの書き方が身につく
- 企業研究の方法がわかる
- 適性検査の勉強ができる
練習の有無が就活の成否を分ける
抽選制や先着順ばかり申し込んでいる学生は、結局これらの準備をしません。しかし、選考ありに挑戦する学生は自然とこれらの経験を積むことができます。
この経験があるかないかで、就活の結果は大きく変わります。インターンの選考は、練習試合や大学入試でいう模試みたいなものです。もし皆さんの知り合いに高校生がいて、「自信がないから模試はやめておく」という受験生がいたらどう思いますか?
「落ちたら不利になる」は間違い
多くの学生が心配する「インターンで落ちたら本選考で不利になる」という懸念は不要です。
- 企業は落とした人のことをわざわざ覚えていない
- インターン選考と本選考は全く別物
- むしろ、インターン応募者限定の特別コンテンツを受けられる場合がある
特に注意したいのが3点目。インターン応募者で落選者限定の社員座談会やプレミアムイベントがあったりするのです。これは、インターン選考に応募すらしていない学生は呼ばれません。わざわざこんなことを企画するくらい、インターンと本選考は関係ないのです。
2社でも3社でも構わないので、必ず選考ありに挑戦してください。
企業イベントの参加時期を逃すな – 今がピーク
企業イベントの開催時期が早期化
従来は夏や秋に開催されていた企業の説明会やイベントが、現在は5月・6月に集中しています。今がピークかもしれません。
今を逃すと機会が激減
秋口以降もイベントはあるかもしれませんが、今の時期を逃すと企業のイベントがほとんど開催されなくなる可能性があります。
バランスを取りながら参加を
もちろん大学の授業を犠牲にする必要はありませんが、
- 空いている時間を有効活用する
- 家でゴロゴロしている時間があるなら説明会に参加する
- アルバイトや授業とのバランスを考慮しながら予約を取る
マイナビなどの就活メディアのイベントにも積極的に参加しましょう。
まとめ:6月は就活の基盤作りの重要な時期
6月は就活において重要な基盤作りの時期です。以下の3つのポイントを意識して過ごしてください:
- 業界の幅を広げ、思い込みを捨てる
- 選考ありインターンで練習を積む
- 企業イベントの参加機会を逃さない
現時点では選択肢を狭めず、できるだけ多くの経験を積むことが、秋以降の本格的な就活に向けた最良の準備となります。